50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

机上査定

机上査定(きじょうさてい)とは。

お部屋を直接見ることなく、その物件の新築年月日や大きさ、方位、周囲の売買履歴などからその物件の価格を簡易に算出することらしい。

 

もちろん、本当に売り出すときは実際に家の中を細かく見て、実情に合った価格をきちんと算定することになるんだけど。

 

うちは汚くて整理整頓もされていないので、いきなり見に来られるにはハードルが高すぎる(苦笑)。とりあえず買い替えの目安にするため机上査定を申し込みました。それも1社ではなく複数の業者さんにお願いすることにしました。

 

前回見学させてもらったX不動産。

それから、自宅マンションの管理会社さん紹介のJ不動産(うちにチラシが入ってきたので)。

テレビのCMや広告などでよく目にする大手のK不動産。

あと、マンションの買取りを積極的に行っている業者さんをネットで調べて見つけたL不動産。

 

できれば買取りの場合の価格も教えてほしいとお願いしました。

 

で、数日後に査定結果が続々と郵送されてきました。

 

我が家は20年位前に新築分譲で購入した100㎡超のマンションで、1階ですが高台に建っているので眺めが良い。購入価格は5000万くらいでした。

最寄り駅まで徒歩17分ということになっていましたが、実際は20分くらい。それもマンションの入り口からの時間なので、自宅からエントランスまで下りるのに数分かかるから、結構時間がかかるんですよね。なので駅まで歩かず専らバスを利用しています。

 

不便だけど専有面積が広いので、幾ら下がっても3000万以上の値段はつくだろうと思っていました。

 

さてさて…査定価格は?

 

X不動産

先日お話しした担当者Yさんのお手紙付きで資料が送られてきました。要旨はこんな感じ。

・2年前にうちと同じ間取りの3階の部屋(うちは1階)が3150万円で売れている。ただしその部屋は一部リフォームされていたので、それも考えるとうちの査定金額は2900万くらい。

・売り出すときは査定より少し高めに設定して3100万くらいが良いのではないか。

・法人の買取については複数のところに聞いてみたが、一番高くて2200万円だった。

・実際に家を見て減額になる可能性はあるので、売り出す前には室内の状況を確認して査定したい。

 

J不動産

やはりこちらも比較事例として過去数年の売買履歴が掲載されており、坪単価や間取り、専有面積、方角に階数などのデータが表になっていて、そこから割り出した査定価格は2700万~2900万円。売り出しは2980万を推奨。

買取の査定価格は2000万。

 

K不動産

こちらに机上査定をお願いしたとき電話がかかってきて、ご担当と直接お話をしたのですが、「多分お隣の家かと思うんですけど、1階で同じ間取りの反転タイプが今3400万円で売りに出ているんですよ。」と教えてくれたんです。そのときの話の感じでは同じくらいの金額で査定するのかな…と思っていたのですが。

査定された市場価格は2900万円。成約予想価格は2800万~3200万円。

結局算出方法は他社と同じやり方で、過去の売買履歴と我が家の位置などから坪単価を割り出しているんですね。

売り出し価格や買取価格は記載されていませんでした。

 

L不動産

やっぱり資料を見ると他社と同じようなデータに基づいて算出している。過去の売買履歴と我が家の特性。

しかし算出された価格を見ると他社より高めだった。

机上査定価格が3100万~3400万。この違いはなんだろう。

買取価格については実際に室内を見ないと計算できないとのこと。

 

4社の査定資料を読むとどれも過去の取引状況などのチラシが添付されており、「むむ?以前3150万円で売れた部屋ってあそこかな?」などと想像を巡らせたし、駅からの距離や方位、階数などのデータが一覧表になっていて、机上査定とはこういうものかと興味深かったです。

現在売りに出ている3400万円のチラシもあったけど、本当に我が家の間取りを反転させた1階のお部屋で「お隣かも?」

実はお隣のお宅は娘のお友達が住んでいるのでつい探りを入れてしまいましたが、違うとわかりました(笑)

 

総括すると、机上査定では大体2900万が売却価格の目安で、しかもリフォームしたことがない我が家の汚い部屋をチェックすれば価格がもっと下がる可能性はある。買取だと2000万くらいだから、夫と分けると1000万しか手元に来ないわけで、幾らのローンを組めるかで購入の予算が決まってくる。

 

結構厳しい現実(-_-;)

 

うーむ。あまり高望みしないほうがいいかな…。

 

X不動産のYさんには次のおうち見学をお願いしていたので、会ったときにローンのことも含めて具体的に相談することにしました。