50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

訪問査定①

汚れなどは査定に影響しませんと言われていたものの、やはりそこは気になるので朝から夫とお掃除しました。

最近は夫とほとんど会話がない状態だったけどこういうときは団結。いつもは滅多に拭かない窓ガラスも夫が磨き始め、私も水回りとか玄関とかお掃除。やれば綺麗になるものです。とは言え、一般のお宅の標準よりは下だろうけど・・・。

 

やってきたのはL不動産のMさん。以前接していたX不動産のYさんは20代後半くらいの若者でしたが、Mさんは40~50代前半くらい?どことなく品のある方で落ち着いた雰囲気。ベテラン感を漂わせていました。

 

Mさんは間取り図を持っていて、それを見ながらお部屋を回っていきました。

我が家は4LDKなのですが、リビング→リビングに組み込まれた和室→台所→洋室×3→お風呂→トイレという順で見ていきました。めちゃめちゃ緊張していたので、後ろをそうっとついていった私たち(苦笑)

 

でもそんなにじっくり見ている感じはなく(気にした水回りはチラッとだけ)、全体的にさらっとしていた。

 

ご質問は

〇今までリフォームした箇所はありますか?

〇壊れているところはありますか?

 

リフォームはしてないけど水栓を取り替えたり風呂釜を直したりしたことを自己申告。

あとは網戸ががたがたしてるとか、トイレの手洗いが傷んでいることとか、食器洗い機が壊れてそのままにしていることとか、ドアの閉まりが悪い部屋があるとか、とにかく思いつくことを申告しました。

 

夫「そ、そういえば壁に2つ穴があいてます」

Mさん「どこですか?」

(夫が怒りに任せて拳で殴った場所だわ・・・トホホ。)

 

一通り見終わってからMさんがおっしゃったのは

 

①20年超経ってそれなりに使用感のある一般的な中古マンションです。買主さんは自分が好きなようにリフォームして住むのが当たり前で、そのまま使用するケースはまずない。

 

②通常リフォームは水周りだけで300万くらい、フローリングを張り替えるなど全体をリフォームすると、この部屋は100㎡以上あるので700万くらいかかるかも。

そういう費用も考えて購入を検討するのが買主である。

 

③2年前にこの部屋と同じタイプの部屋が3100万程で売れているのでそれを目安にして、そこから下げていくやり方が考えられる。

 

④業者の買取だとその7割ほどの価格になるので、まずは売却で出してみるのが良いと思う。3000万台前半で。

 

⑤この部屋のローンは完済されており(不動産業者は登記を調べることできるらしく、私と夫の共有であることも抵当権が抹消されていることも確認済だった)、今すぐ売却しなければならない事情もないのであれば、高めに価格設定するのもよいと思う。

 

⑥一定期間内に売れない場合買い取ってもらうという「買取保証サービス」もあるが、直前に価格を下げたうえで売れなかった場合の買取であり、買取価格は売り出し価格の7割ほどになってしまう。

 

⑦まずは価格を査定して、どのように売却を進めていくか案を複数作ります。

 

という内容でした。

 

売却で出してすぐに決まることはめったになく、半年から一年くらいかかるものらしい。高めの価格で売却に出して決まればラッキーだし、少しずつ下げていけば売れることもありますと。

 

X不動産から聞いていた話と被る部分はあるけれど、実際に家を見ながらお話ししていただくと実感が湧いてくる。

「本当に家を売るんだ…」と。

 

「査定の結果は郵送します。届いたら見てください。そのうえでまたご連絡します。」と言ってMさんは帰っていきました。

 

これが令和2年5月下旬の状況でした。