50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

3回目の内見

契約更新した次の週に担当のMさんから連絡がありました。

 

「他社ご紹介のお客様でご見学の希望がありました。次の日曜日にご覧になりたいそうですが、いかがでしょうか。お客様1名と業者担当者2名プラスわたくしの4名がうかがいます」

 

夫に確認したら大丈夫と言うのでOKしました。約束の時間は11:15です。

 

久しぶりの内見だ~。

ドキドキソワソワ。

 

それと並行して、私自身が見学したい物件が複数あったのでMさんにメールして「娘と二人で今月中に見学したい」とお伝えしました。そちらの日程調整もいたしますと。

 

夫が「相手の業者担当が2人も来るって珍しいな。たくさんの物件を見て回るのかな」

 

Mさんに聞いてみると「詳細はわかりかねますが、相手の業者様はあまり仲介の取り扱いをされていない会社ですので、そういう会社では2名でご案内することもございます。あるいはリフォーム担当を同行させることもございます」との返事でした。

 

当日。

やっぱり朝から夫と大掃除してお客様を待ちました。

時間通りにインターフォンが鳴り、モニターを確認すると白髪交じりの男性、業者さんらしきスーツ姿の男性が2名、そしてMさんです。

 

消毒して使い捨てスリッパに履き替えてご挨拶。

久しぶりの流れ。懐かしーい(-_-;)

 

お客様はにこりともせず厳しい表情でしたが、ベランダの眺望を窓越しに確認していました。

「富士山はまだ見えないんですね」

「もっと寒くなればくっきり見えるようになります」

 

日がさんさんと降り注いでいるベランダを見ながら「日当たりはいいですね」

 

リビングに組み込まれた和室を確認。奥まで入っていかれました。

各部屋もそれぞれ入ってご覧になり、「この部屋は〇畳だね」と業者さんに確認しながら結構真剣な感じで見ていました。

 

一通りご覧になり、挨拶されて玄関口へ。お客様は靴を履きながら

「引っ越しされるのはいつ頃ですか」

 

Mさんが横から「転居先が決まってからになりますね」と答えます。

 

内見が終わってお客様と他業者さんが帰って行かれ、残ったMさん。他業者さんから情報収集されたようで

「お客様は東京の方で、ビルを所有されておられます。そのビルの管理会社の担当者が本日同行されたそうです。お客様はたくさんの書籍をお持ちで、それを保管するセカンドハウスを郊外で探しておられるそうです。このマンションの反転タイプも見学されるようですよ」

 

なんだか今までの見学者の中で、一番真剣に見ていたかも。

退去時期まで聞かれたの初めてだし。

 

Mさんが帰っていかれたあと、私は買い物に出かけようと思い、マンションの共用棟(別棟)への階段を降りようとしたら下から話し声が聞こえる。

 

まさか!

 

先ほど家に来られた3人が何か話しています。

 

慌ててくるりと向きを変え、引き返した私。顔を合わせたらさすがに気まずいよ…💦

 

家で時間をつぶしてからもう一度そーっと様子を見ながら階段へ行くと、もう誰もいなくなっていました。

 

これはどういうことだろう。

うちを出た後反転タイプの部屋を見に行って、その帰り?

何を話し合っていたのか。

 

う~ん…。

 

よくわからないけど、なんとなく今までとは違う手ごたえを感じました。

今までの「ついで」に来たお客さんに比べて今日のお客様は真剣に検討している。

多分そうだ。

 

我が家と反転タイプと比較してる?どちらかを買おうと思ってる?

 

これが、昨年12月頭の状況です。