内見が終わったと思ったら、すぐMさんから連絡があり、
「次の土曜日に見学希望のお客様がいらっしゃいます。11時のご希望ですがよろしいでしょうか」
夫は完全に売却活動が面倒くさくなっていて、12月の内見時も「あのあと気分が悪くなった」「売却は任せるから好きなようにどうぞ」と、内見に同席する気持ちを無くしてしまいました。
もともと、亀裂が入った夫婦関係の改善を考えようとせず、このままの状態をダラダラ続ける夫だったのです。だから売却に対して積極的な気持ちがなかったし、私の気持ちもほったらかし。
任せるって?それなら好きなようにさせてもらう。
Mさんには内見OKと伝えました。やはり一人は不安なので、また娘に同席してもらうことにしました。
前日になったらMさんから連絡。
「明日お願いしております11時頃のご見学とは別に、10時にご見学希望のお客様がいらっしゃいます。他業者様のご紹介です。ご対応いただけますでしょうか」
あら。またもダブルヘッダーですか。
しかも1時間の間隔です。
急な話だったけど、別に断る理由もなくOKしました。
Mさんは11時のお客さんに同行するとのこと。
10時のお客さんは先日来てくれたNさんが対応するそうです。
なんとなく…ですが、Mさんは本命候補のお客さんに付くのかなという気がしました。
10時は他業者のお客さんだし、我が家が本命というわけではなさそう。
当日10時。Nさん、他業者さん、そして女性のお客さんが一人。
その女性は落ち着いた感じで40代くらいでしょうか。てきぱきしっかりした話しぶりで各室を確認されました。
「ベランダに出てもよろしいですか?」
今までのお客さんでベランダへ実際に出られたのはこの方が初めてです。
そのあと質問タイム。
「この家の良いところと悪いところはどういったことでしょうか」
なんだか就職の採用面接みたいでビビった💦
娘と顔を見合わせながら必死に考える。
「眺めは素晴らしいです。ここに住むようになってから空の色を日々感じるようになりました。悪いところは…家の玄関からマンションのエントランスまで少し距離があることぐらいです」
「玄関は段差がないですが」(はい、バリアフリーなんで)
「砂埃が家の中に入らないか気になりませんか?」
「砂埃はほとんど入りませんし気になったことはありません。それに歳を取ったら段差が少ない方が良いかと思っていました」
「音はうるさくないですか?」
「全くうるさくないです。2階の方はお子さんが大きくなっているので足音も感じないです。たまに掃除機の音を遠くに感じる程度です」
質疑応答。かなり緊張したわ・・・。
やっと内見が終わり、他業者さんとお客さんが帰って行かれました。
Nさんだけ残って「そういえば先週のお客様についてMから報告はありましたか?」
「いえ、特にありませんがお忙しいのでしょうね(苦笑)」
めっちゃ反応が良かったご家族です。その後どうなったのか気になっていたのですが。
「実はですね、かなり気に入っていらっしゃるのですが、前に建っているマンションの屋根が汚いのが気になるとおっしゃって」
うちは傾斜地に複数の棟が建っている大規模マンションなのですが、うちの棟の少し下に建っている別棟の屋根は我が家のベランダ下に見えます。
緑色の三角屋根で結構好きなのですが、築20年以上も経つとそれなりの汚れはありますが…。
「毎日目に入る場所なので気になるそうです。管理組合で綺麗にできないのかとおっしゃっていました」
それで、我が家の反転タイプも紹介したんだって。他エリアの物件とも比較して検討中だそう。
あのご家族はかなり有望だと思ったんだけどな…。やはりずっと住むことを考えると妥協できない部分もあるんだろうし…。しょんぼり😞
Nさんが帰った後、11時に担当のMさんが、やや年配のご夫婦と小学生くらいの女の子を連れて訪問されました。
このご家族はあまりしゃべらずサラッと各室を確認。質問もなし。ただご主人は台所をメジャーで測っていました。それも珍しい。
なんだか拍子抜けした感じでしたが、夜になってMさんからメールが来ました。
先週の内見者についてご報告メール。
Nさんが連れてこられたご家族についてはNさんから聞いた内容でした。
午後Mさんが連れてきた60代くらいのご夫婦については、リフォームの概算を出して資金面の提案をしている最中だとか。(←これは期待できるかも!!!)
「なお、昨年末のお客様は継続検討中ですが、進展はございません」
進展はございません・・・進展はございません・・・(思わずリピート)
それでも良い流れになっているから成約に至るよう商談を進めますって書いてあった。
思うように進まないけど、とりあえず内見は増えたしそこそこ反応もあるので、売却に向けて進んでいると考えよう。
また、今回の見学者についても報告がありました。
「他社紹介のお客様は愛知県からお越しのエリアが絞れていない方で、今のところ具体的な検討に至る可能性は少ない状況です。」
「もう一組のお客様は、一戸建てからの住み替え検討で、売却が決まらないと購入されないため、簡単にはお話が進まない状況です」
そうですかそうですか。
とは言え、私も購入物件について範囲を広げて検討を続け、Mさんに見学依頼のメールを出しました。こんな内容で。
今月は内見の申し込みが一気に増えてびっくりしております。ますます購入候補を探さねばと焦り始めました。
以前からターミナル駅Aの周辺の最寄り駅に絞ってマンションを探しておりますが、今まで見学希望した部屋以外でなかなか目新しいものがヒットしません。
そこで希望地区をもう少し広げることにしました。
A駅の1つ先の駅から出ている別路線の途中駅を候補にしたところ、気になるマンションがありました。そこでは複数の部屋が売りに出ています。その部屋の見学もお願いします。
Mさんからは了承しましたとお返事が来ました。時間をいただいて調整いたしますと。
なんだかMさん、年が明けてからとても忙しそうで、メールの返事が遅れがちなんです。先日のお客さんについての報告も遅くて結局Nさんから聞いたわけだし。
見学も本当は次の週末にしたいのだけど、「来週か再来週で設定させていただきます」と書かれていました。
だんだん時間が無くなって不安な気持ちが募ります。