50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

片手と両手

担当Mさんに、以前から購入候補物件の見学希望を出しているのですが、「時間をいただいて調整します」「来週か再来週で設定します」と言われるだけで、すぐに見学できない状態が続きました。

 

居住者がいる物件ならば調整に時間がかかっても仕方ないのですが、SUUMOのサイトに「すぐ見れます」と書かれている物件を複数希望しているので、私とすれば、希望すればその週末にすぐ見学できるだろうと思っていました。

 

ところが、年明けからMさんは忙しい状態が続いているらしく、レスポンスも遅め(-_-;)

 

たまりかねて今週末に少しでも見に行きたい」というメールを送ったところです。

 

そもそもMさんのL不動産は火水が定休日。月曜日に来たメールに午後返信してもその日のうちに返信されることはあまりない。

返事が来るのは木曜日になることが多く、早く返事が欲しいときは少しイライラして返事を待つのです。

 

今回は水曜日の夜送信したメールなので、木曜日の朝チェックするよね。ならば木曜日中に何かしら連絡くれるかな。急ぎの内容だし。なんてちょっと期待してみた。

 

でも木曜日に返信メールは来ませんでした。

むむ…。たくさんメールが入っていて対応しきれないのかな。見学の調整をしてから返信するつもりなのかな?

Mさんの状況は私には見えません。

 

それで金曜日の朝に再度メールしました。

 

・複数の方が我が家の購入を検討してくださっている状態である

・すぐ売却できるかわからないが、進展したときに対応できるよう自分も新居探しを急ぎたい

・今まで複数見学したが、購入にあたって優先順位も決めかねている状態

・なのでとにかくたくさんの物件を見学して絞り込みたい

・今週末は特に予定がないので、何もしないのはもったいないような気がする

・「すぐ見れます」と書かれている物件もある。Mさんがお忙しくて時間を割けないようでしたら、物件を出している業者様に直接連絡を取り自分たちだけで行ってみようと思う

 

こんな内容を丁寧な文章で書いてMさんに送ってみました。(やや脅しの雰囲気入っているかも💦)

 

そしたらまあ。

その日の昼過ぎには返信が来ましたね。

 

「ご見学について、今度の日曜日午前中にご案内の時間が取れると思います。12時まででよろしければ私がご案内できます。

ただ全部ご見学いただくのは難しいかと思いますので、優先順位が高い物件からご案内できればと思います。

優先的にご覧になりたい物件がございましたらお伺いできますと幸いです。」

「他業者様を通すと手続きが面倒になりますので、私がご案内したいと思います」

 

なんだよぉ~。やればできるじゃない…😞

後回しにされてたのかなあ。

 

それにしても。

やっぱり他業者が絡むのは嫌なんだろうなと思った。

 

ネットで検索すると「両手」「片手」という表現がある。

Mさんにとっては、売却の仲介だけだと「片手」の仲介手数料になる。

売り買い両方の仲介をすると仲介手数料をダブルで業者はゲットできるので、それを「両手」と言うらしい。Mさんはそれを目指しているはず。

 

もし私が他業者と直接やり取りして物件を購入した場合は、仲介手数料をその業者に支払うことになるから、MさんのいるL不動産の利益にはならないのです。

 

売却については専属専任媒介契約を結んでいるので必ずL不動産を通さなければならない(L不動産に仲介手数料を支払う)けど、購入についてはそういった契約はないので、本来私は勝手に動いていいはずなのだ。

 

でも、私のように売り買いを同時に行いたいものにとっては話がスムーズに動かないと困るので、できれば購入についてもMさんに仲介してほしいんだよね。

 

売り買い両方の契約が同日になるケースもあるらしい。他業者が入るとスケジュール調整は私がうまくやらないといけないのかな。それは大変だ。

 

そのへんお互いの利害は一致していると思う。

だから購入がうまくいくよう、物件の見学をさせてほしいのだけども…。

 

「もし私が強面のおじさんで『一刻も早く見学させろ!』と凄んだらすぐに見学させてくれたのかな。私が女性だしそれほど高額物件じゃないから他の人を優先して案内しているかもしれないよね。なめられているのかも」と娘に愚痴った。

「そういうところあるかもしれないね。女性というのが関係あるかわからないけど、例えば1億の家を探しているというお客さんがいたら、そっちに物件を紹介するかもね。仲介手数料3倍以上だもんな」と。

「なんだか見学についてもうちらの希望にMさんが合わせるというより、Mさんのスケジュールに私たちが合わせている感じだわね」と更に愚痴る私。

「でもなめられているなんて考えないでいいんじゃない?Mさんいつも丁寧に接してくれるし一生懸命やってくれてるし」娘は優しい。

 

そうだよな。

日曜日の見学もかなり無理してスケジュール調整してくれたのかもしれない。

私は見学の優先順位を決めて4軒に絞り、Mさんにお伝えしました。