50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

夫の引っ越し

私は4月第三週の引っ越しを目指して、もろもろの手続きを始めていました。

 

一番の懸案事項は荷物のこと。20年以上住んでいて、ずぼらな私たちは整理整頓もせず、積もりに積もっていった結果、不要なものがかなりたくさんある。

 

それに自宅を買ったときに家具を大きめのものでそろえていて、リビングにはガラス戸のついた背の高い書棚やサイドボードなどがあります。寝室にも180cmの高さの本棚が2つ。和室にもスライド式の本棚が置いてあります。

 

それ以外にも今持っている家具をどうするか。夫がどれを持って行って私がどれを持っていくか。どれを処分するか。

その分類に頭を悩ましていました。

 

それで夫とざっくり話をして大体のことを決めました。

 

それぞれのベッドはそれぞれの新居に持っていく。

本棚も持っていくものを決めてそれ以外は処分する。

冷蔵庫や洗濯機などの家電は私。パソコンは夫が持っていく。

「プリンターは?」

「そんなに印刷することないし要らんよ」

テレビ・DVDレコーダーとテレビ台は私が持っていく。

 

で、夫が「3月の下旬に引っ越すから。アパート借りることにした」

てっきり実家(空家)に行くとばかり思っていたのでびっくりしました。

それに、我が家の引き渡しは4月第三週なんだけど、もう引っ越すのかと驚き。不意打ちな感じです。

(夫婦生活は破綻しているので、確かに早い方が良いかもしれないけど)

 

そこでハッと気づく。

「そういえばリビングの照明を1つ持っていくって言ってたよね」

売買契約を結んだときにそういう話をしたのです。

「リビングには2つ付いているから1つなくなっても大丈夫でしょう」

事もなげに言い放つ夫。

 

まあ生活はできるけど、16畳のリビングに2つ付いている照明の1つが無くなれば、結構暗くなるよねえ・・・💦トホホ・・・。

 

残った不用品の処分は私が業者に頼むことにした。費用は負担する。

そのかわり、夫が固定資産税の精算をすることで合意。

自宅の引き渡しが4月に入ってしまうので、新年度の固定資産税の通知がうちに届く。お金は買主さんが売買代金に上乗せして払ってくれるから実質私たちの負担はないのだけど、納付書が届くので払い込まなければならない。それを夫が担当することにした。

 

何もかもきっちり2等分するのは難しいので、結局私の負担が大きいような気もしたけど、もういいや。

 

夫は平日引っ越すことにしたので、その日私が仕事から帰ったらすべてがもう終わっていた。

 

ベッドが2台並んでいた寝室から一つ消えたら広々してビックリ。今夜から一人でゆったり眠れる。ホッとしました。

 

リビングはやっぱり暗いなあ。

 

あれこれ見回っていたら、あら。プリンターが消えている。要らんと言ってたくせに結局持っていくんかい(# ゚Д゚)

 

しかもキッチン用品が結構荒らされていまして・・・。

2本あった包丁の新しい方が無くなっていたり、お皿もお気に入りのが無くなっていたり、綺麗目のいいやつばっかり持って行ってる😠

 

ずるい。

 

そのくせ自分の荷物は一部残っていたりして。捨ててくれということか?

夫のキックボードまで残していって(そもそもなぜこれを買ったのかもよくわからないのだが)

 

夫の子供の頃のアルバムだったり、お酒がたくさんあったりしたので「あれとこれとそれとたくさん残ってますよ」とメールしたら、アルバムは後で取りに来るけどお酒は捨ててくれってさ。

 

イライラが募るけど、仕方ない。

 

それにしても。

夫が出ていったことで清々した気分なのに、なぜだか一抹の寂しさと不安を感じました。

不思議だなあ。あんなに別々になりたくて仕方なかったのに。