50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

引っ越しの見積もり

夫の引っ越しが終わったけど、私のほうも手配しなければいけません。どの業者に頼もうか見積もりを複数とることにしました。

 

仲介業者であるL不動産(アルファベットは任意のものです)の担当Mさんに紹介してもらったA社と、ネットなどで見つけた業者5社にとりあえず連絡をとりました。

 

私の希望としては、引っ越しの手配と同時に不要家具の処分もお願いしたい。そうすれば一度に済むわけです。

ところが電話をしてみると

「不要家具の引き取りは法律上禁止されているので弊社では行っておりません」

「引き取り可能なものは限られています」

「リサイクル可能な家具だけ引き取ります」

業者さんによって対応はさまざまでした。

 

家具じゃない不用品もたくさんあるから、引っ越し業者さんにお願いするより、処分業者(L不動産に紹介してもらう予定)に全部まとめて回収してもらうほうがいいのか?と悩みつつ、とりあえず見積もりの時に相談しようと思い、引っ越し業者候補の中から3社に絞って見積もりを申し込みました。

 

見積もりをLINEでやる業者さんもいたのには驚きました。コロナ禍だからかな?

 

見積もりの予定は土曜日の午前午後1社ずつ、日曜日に1社です。

 

まずは1社目。L不動産に紹介してもらったA社です。

実は現在の自宅に引っ越した時に利用した業者さんでもあり、CMでおなじみの大手なので、安心感がありました。

やってきたのは親しみやすい感じの若者です。名刺を渡して挨拶してくれました。

引っ越したい日程や運んでほしい家具を一通り説明すると、彼はiPadにデータを打ち込んでいきます。

 

運んでもらう家具は本棚3つにベッド2台・マットレス、TV、TV台、エアコン・冷蔵庫・洗濯機。それから整理ダンスにカラーボックス、ピアノとその椅子など。

あとは家具以外の荷物。洋服や靴、本、食器などもある。

汚くなった食器棚やダイニングテーブル・ソファなどは処分するつもりでした。

 

「あの。処分したい家具が幾つかあるんですが、そういうのもお願いできませんか?」

「あ、申し訳ありませんが、弊社では扱っていないんですよ。なんなら取引のある処分業者を紹介いたしますが」

見積もりを申し込んだときに聞いていたのでわかっていたけど、念のために確認してみました。

 

「実はですね。ご主人のお引越しの時も見積もりをさせていただいたんですよ」

「えー!そうだったんですか!」

「3月の引っ越しは料金が高くなってしまうんでご主人の見積もりは15万だったんですが、ご予算と合わなかったので残念ながらお申し込みはいただけなかったんです。でも4月のお引越しならもっとお安くできますよ」

雑談から突如営業口調になる。

 

ダンボール50箱と食器用のケース、衣装用のハンガーボックスをお付けします。ハンガーの数は制限なしですよ。あとはエアコンと洗濯機の設置工事も込みで概算で122,100円になります。でも、本日お申込みいただければ10万円にお値引きできるかもしれません。上司に確認してみます」

その場で上司に電話をかけてやり取りをしていましたが「今日お申込みいただければ大丈夫だそうです!10万円でお引き受けいたします!」と私に言ってきました。

 

(私より荷物の少ない夫の見積もりが15万円だったことを考えると10万円はかなり安いのでは?)と内心思いつつ…。

 

「実はあと2社見積もりを申し込んでいるんですよ。だからそちらと比較したいんですよね」と一応申し訳なさそうにお伝えしました。

 

「ちなみにそれ、どちらの引っ越し業者ですか?」

名前を伝えると

「正直に申し上げて弊社のほうが歴史が古く実績があります。お預かりしたお荷物を破損させることもありません。先ほど申し上げたようにサービスがいろいろ付いておりますし、ぜひ弊社に依頼していただきたいです!」

 

私も正直に言って、実はこの業者が一番良いような気がしていたのです。それは本当に単純なんだけど、昔(と言っても20年以上前だけど)利用したことがあるからなんとなく仕事ぶりが信用できるような思いはあったのです。

それに仲介業者の紹介だから、そんなにおかしなことはしないだろう。もし何か不備があればL不動産の担当Mさんに話せば対応してくれるだろうし。

 

ただ、よく考えてみると、単身世帯の夫の引っ越し見積もりがいくら引っ越しシーズンの3月とは言え平日なのに15万というのは高すぎる気がした。

有名な引っ越し屋さんだから費用も高めになるかも?

 

10万円というのが妥当な金額なのか疑問符がふう~っと浮かんできて。他の業者さんならもっと安くなるのかもしれないよね。

まあ私の場合は休日の引っ越しで3人家族なので、10万円が不当な金額ではなさそうに思ったけど…。

一応事前にネットで引っ越し費用を検索していたけどピンからキリまであって、何が正しいのかよくわからないのよね。

 

うう…。どうしよう…。

 

そうだ。このあと見積もる予定の業者さんは不要家具を引き取ってくれると言っていたから私のニーズに合うし、他社の見積もりがないままこの場で即決するのは危険かも?と考えて。

 

「このあと午後に見積もりがあるので、それが終わってから決めても良いですか?今日中ならいいんでしょうか?」と聞いてみた。

「そうですね。本日中に申し込んでいただければ大丈夫です。6時くらいまでに連絡してくださいね。ぜひご検討ください」と見積書を渡してくれました。

名刺の連絡先に電話すれば対応してくれるそうです。

もし申し込んだ場合の今後の流れも説明してくれました。

まずは3月中にダンボールを届けてくれるので、私たちは少しずつ荷造りを進めること。

そして引っ越しの4~5日前に食器を収納するケースを届けてくれる。

当日は靴を入れる箱とハンガーボックスを持参してくるので、その場で担当が靴と洋服を入れてくれるそう。もちろん本人が入れてもいいんだって。

 

一通り説明が終わって彼は帰っていきました。

 

午後の見積もりはLINEによるものでした。こういう見積もりがあるなんて知らなかった。

 

事前にLINEのお友達登録をしておき、当日URLを送ってもらい、テレビ電話のような感じでやりとりをする。

運んでほしい家具などを携帯で映しながら説明。

その業者さんは不要家具を引き取ってくれるということだったので、それも全部映してお見せしました。

 

見積もりは、引っ越し費用+不要家具引き取りで約30万円。

 

これが高いのか安いのか、もはやわからん…。一応ネットで家具の処分費用を検索していたのだけど、先ほどの見積もり10万に不用品処分代をプラスするイメージだろうか。

なんだかA社の見積もりよりも高いような気がする。

 

しかも、やり取りした方がアクの強いおじさまで、結構ぐいぐい押してくる感じだったのがちょっと苦手だった。

 

日曜日も1社見積もり予定だけど、もうさっきのA社にしてしまおうかなあ…。

(本当に私は雰囲気に左右されがちである)

 

名刺の連絡先に電話をかけてA社に引っ越しを申し込みました。

「ありがとうございます!では10万円でやらせていただきますね!」声が弾んでる♪

 

まあ、これで良かったかどうかは本当にわからないけど、とりあえず引っ越しが決まってホッとしました。