50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

不要品の搬出

引っ越した翌日朝9時に旧住居でゴミの処分業者と待ち合わせ。午後は買主さんへ鍵の引き渡しをする予定。

 

処分業者の到着に間に合うよう余裕をもって家を出発しました。息子より早めに着いて軽く拭き掃除をしていると8:50頃「ピンポーン」

 

見積もりの時にお会いした社長さんです。

その時の記事はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

軽くご挨拶した後、部屋をぐるりと見渡して「なるほど」

「不要品が少々増えてしまいまして…」とうず高く積み上げた和室を指さしたら

「なるほど」うなずいています。

 

「要は空にすればいいんですよね?持って行ってはいけないものはありますか?」

区別するため私の荷物は出窓に置きました。

 

搬出が始まるとどんどん進みます。男の人が何人も入ってきててきぱき家具を運び出す。

 

引っ越しの時もそうだったけど、搬出の時って私はすることないし邪魔になりそうだし手持無沙汰です。仕方ないので空いた部屋を回ってクイックルワイパーをかけたり建具を拭いたりしていました。

 

そのうち部屋の外から騒音が聞こえ始めました💦

よくわからないけど外でカンカン叩いている音がします。

ちょうど息子からLINEで

「もうすぐそっちに着く」と連絡が来たので

「なんかこっちはものすごい音を立てて近所迷惑じゃないか不安だよ」

 

👦「掃除?」

👩「いや、家具を運び出すだけかと思ったら分解しているっぽい」

👦「その場でやっているのか。そうしないと積めないのかなあ。古いから資材として処分するんだろうね」

👩「バンバン音がして心臓が縮むさ。そのうち苦情が来るかも」

👦「言われたらごめんなさい言うしかない」

👩「日曜日の朝なのに。早く終わってほしい。外で叩いているわ」

👦「そういうことするなら先に言ってほしかったけど、今更どうしようもないな。」

👩「こんなにガンガンやるものかね。夜に搬出する場合もあるだろうに」

👦「夜はさすがにしないでしょ。とりあえず向かってます」

 

とにかく早く時間が過ぎていくよう祈る小心者の私…

 

やっと息子が到着。

「小型のトラックが3台止まってるよ。家具を壊さないと乗っからないんじゃない?もう8割がた終わってる感じ」

 

そのうち静かになり、家の中の不要品もどんどん運び出されていき…。

 

「終わりました」

11時過ぎに社長さんがそばに来ました。他の方は散らばって部屋を掃いてくれています。

「ありがとうございました」

 

各室を確認したら、見事に何もかもなくなってがらんとした空間になっていました。ベランダも確認したら綺麗になっていました。

 

「たくさんあったのに全部運んでくださったんですね。ありがとうございます!」

 

で、お会計。息子がさっと私のそばに寄り添ってくれた。

 

見積もりの時から処分品がかなり増えたので上乗せされるかもと覚悟していたのですが、社長さんの口にした金額は見積もり通りの金額でした。

 

「いいんですか?かなり増えてしまったのに」

思わず余計なことを口走ってしまったのですが

「ええ、結構ですよ」

「すみません」

お礼を言うと笑顔で

「いえいえ。それよりも仕事が入った方がありがたいので、L不動産さんに良く言ってくださると助かります。また仕事を回していただけるように」

 

私の売買の仲介業者であるL不動産。そこが処分業者さんを紹介してくれたんですよね。

 

なるほど。そういうことか。処分業者さんにとってうちの1件は将来に繋がる仕事でもあったんですね。

 

「わかりました。ちょうどL不動産のMさんと午後お会いするのでメッチャ良いこと言っておきますね」

調子のいい私です(苦笑)

「よろしくお願いします」笑顔でお別れしました。

 

とりあえず午前の懸案は終わったのでほっと一息。

息子が耳元で「なんか大丈夫だったね。業者さん丁寧で怖そうじゃなかったし」

「そうねえ。まあ、午後も不安だらけなんだけど…」

「俺邪魔になるしそろそろ帰るわ。なんか持って行くものある?」

前日に持ち帰れなかった荷物を託しました。

 

買ってきたパンを食べて少し休憩。それから買主さんに引き継ぐものを準備して出窓に並べる。そして、とにかく少しでも綺麗にしようと思って約束の時間まで拭き掃除を続けました。