50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

住宅の買い替えに伴う確定申告⑦~ついに終了したぞ~

この前に申告相談するまで譲渡損失のこと全然わかっていなかった。

 

自宅を売却したから収入があったけど、買ったときより安く売っているので利益は出ていないからこれ以上税金を払わされることないわ、という程度しか思っていなかったのです。

 

税務署から届いたハガキにも「譲渡所得(利益)が発生している場合などには、(中略)確定申告が必要です」としか書いてない。じゃあ利益が発生してないから申告しなくていいのかなと思いましたもの。

 

まさか買い替えでマイナスになった金額を私の収入と相殺することができるなんて。いやあ~思いもよらぬ話でありがたい。

(自分の無知を棚に上げていますね💦)

 

その時の記録がコチラ

ouchisumikae.hatenablog.com

 

前回の相談に対応した方がそのときメモを書いて「次回これを見せれば概要がわかりますんで」と渡してくれたので、それをお見せしました。

 

一度確認しているから話は早い。必要書類をチェックしながらサクサク進んでいく。

 

「じゃあこれで大丈夫ですね」持ってきた書類をまだ全部見ていないのに次に移りそうな感じになったので

「あの。戸籍の附票もとってきましたが」と慌てて差し出すと

「これは結構ですよ」

「え?売った家にずっと住んでいたことを確認するために持ってくるよう言われたのですが。。。」

「売却されたときの契約書にこの住所が載っていますから大丈夫ですよ。売るときまで住んでいたことになりますから」

売買契約書に売主の住所、氏名の欄がありまして、確かに私はその住所を書いている。だってそこに住んでいたもの。

「そうですよね。なんで附票を出すように言われたんでしょう」

わざわざとってきたのに不要だなんて。なんだか呑み込めずにぶつぶつ言ってしまいましたが、税務署のおじさまは全く耳を貸さず話を進めていく。

 

あとで考えたら、以前のやり取りの時に売却したときの売買契約書を持っていなかったし、私は「住民票を先に移した」と言ったので誤解が生じたのかもしれませんね。

 

「それじゃあこれで必要なものは揃いましたので、ちょっと場所を変えます。こちらへ」

と案内された場所にはパソコンがずらっと並んでいました。

 

「これからこの者に申告を引き継ぎますね。パソコンに打ち込むなどしますんで」と紹介されたのはまだ20代?と思われる若い男性です。

「これから一緒に申告作業をしますのでよろしくお願いします」と爽やかに挨拶されました。

 

バトンタッチ後、てきぱきと書類をチェック。キーボードをぱちぱち叩きながら私に「この内容でいいですね?」と確認しながら進んでいきます。もうすっかり私はお任せ状態。

 

「還付口座はご自分で入力していただけますか?」と言われたので通帳を取り出し入力。ここに還付金が振り込まれるんだ。口座番号が間違ってないか何度も確認してしまいました。

 

若そうだから経験が少ないとかない?大丈夫?と最初ちょっぴり不安だったのですが、とても落ち着いていたし、時々近くの職員さん(?)から「こういった場合どうするんだっけ?」と聞かれて教えたりして、めっちゃデキる感じ。

 

うちの息子もこういう風に育ってほしかった。うちの娘はこういう人と結婚してくれないかな(心の声)

 

「はい、終わりました。税金全部戻ってきますよ」と笑顔まで爽やか。

「わあ。ありがとうございます」私もつられてニコニコしました。

 

「今回引ききれなかった損失は来年に繰り越せますから、来年も必ず申告して下さいね。そのときは今回の控えをお持ちください」

「来年からローン控除は職場の年末調整でやっていただいて、来年の確定申告ではその源泉徴収票も持ってきてくださいね」

「今後のために電子申告用のIDも発行しておきますね。今日の控えも全部まとめて、一緒に保管しておくといいでしょう。なくさないようにしてくださいね」

 

事細かに説明してくれる優しい若者でした。丁寧にお礼を言って後味よく税務署を出ました。結局11時30分の予約から終了は13時40分くらいで、申告に2時間以上かかったけど、税金が戻ってくるならこれくらい仕方ない。

 

娘と落ち合ってランチ。お互いにお腹がペコペコだったので、やよい軒でしっかりした定食をがっつきました(笑)