50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

2年目の確定申告④

順番が来たので申告会場へ。パソコンがずらりと並んでいて、それぞれ人が立って操作しています。税務署の人が回って質問を受けたり教えたりしている様子。

 

空いているパソコンに案内されたのですが

スマホはお持ちですか?」

「はい」

「ではこのQRコードを読み込んでいただき、入力を始めてください」

 

渡された案内に載っているQRコードを読み込んだら電子申告の画面が出てきました。

作成を開始します。

 

ええと、まずは作成する申告書の選択。

所得税」でいいんだよね。

 

申告する収入の選択。

給与、公的年金、雑収入、一時所得、株式、それ以外の収入から選ぶことになっているけど、自宅を買い替えた譲渡損失の場合はどれを選ぶの?

 

首を傾げていたら税務署の方が近づいてきて「どうしました?」

「あの、不動産の譲渡損失の繰り越し控除をしたいんですけど、どれを選べばいいんですか?」

「ええっと、ちょっとお待ちくださいね」

ちょっと年配の女性署員に聞いたら「それはスマホじゃなくてパソコンでやってもらって」と言われてるの丸聞こえ。

 

「すみません。パソコンでやっていただきます」

閉じていたパソコンを開いて最初から始めます。

 

以前発行してもらった「利用者識別番号」とパスワードを入れて、源泉徴収票に印字されている金額等を入力していきます。

 

そのあと、所得から今回控除したいものを入力します。私の場合は息子の国民年金を払っているので、その控除証明書を見ながら金額を入力します。

 

それから「本年分で差し引く繰越損失額」を入力する箇所があります。

去年の申告書類を見ながら「前年分から繰り越された損失額」を入力。

この入力結果で自動計算され、私の所得税額が決定して、還付額がわかるのですが。。。

 

源泉徴収された額が全額還付されますよ」

え!

全額、ですか?」

「そうですね」

 

おかしい。これは絶対におかしい。

 

去年も源泉徴収された税金が全額還付になったのだけど、それは所得から譲渡損失を引いたら0円になったから、所得税も0円になったのだ。とてもわかりやすい。

 

でも、今年は損失が約160万円で所得額よりかなり少ないので、所得は0円にならない。だから所得税は安くなっても0円にはならないはず。

 

「あの、全額還付になるはずないんです。何か入力間違いしたのかしら」言いながら目を凝らしてパソコン画面をチェックしました。

税務署の方は「大丈夫ですよ」

「いやいや、おかしいです。これで後から『実は違っていたので戻してください』と言われたら困ります」

 

税務署の方は内心困ったかもしれませんが、一緒に申告画面を見てくれて「全部合ってますね。間違いないですよ、大丈夫です」と太鼓判を押してくれました。

 

ありがたいけど不思議で仕方ない。謎。

 

もやもやしながらもとりあえず確定申告は終わり。申告書の控えをいただいたので、帰ったらじっくり見ようと思い、帰路につきました。

 

今年は1時間くらいで済んだかな?やっぱり2年目は早く終わりました。