旧住居の荷物等撤去が午前中に終わりました。
午後2時に買主さん、担当業者さん、私の方の仲介業者Mさんの合計3名が来て鍵等含めた引き渡しを行う約束です。これを終えて自宅の売却が本当に終了することになります。
本来なら売主である夫と私の2人が引き渡すのですが、夫には「立ち会うなんて聞いていなかったから用事を入れてしまった」と断られてしまい、私が1人で対応することになりました。
その時の記事はこちら
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家具がすべて無くなりがらんとした部屋の中で、とにかく少しでも清潔感が出るよう拭き掃除をしました。
でも床の傷みは隠しようがないし、壁にはカビが生えているところもあって恥ずかしい。
リフォームする予定で購入されたのだから、たとえほんの少しの汚れでも、うちみたいにかなり汚くても、買主さんにとってはあまり関係ないかもしれない。けど、やっぱり恥ずかしい。これは主婦としての感覚だろうか。
時間になって皆さん到着されました。
買主さんがここに入るのは内見した4か月前以来のことです。
一応各室を回って残置物がないか確認。
申告済みだった壁の穴も「こことここです」とお伝えしたらコンコン叩いて確認されていました(怖)
鍵は夫や子供たちから回収した6本を出窓に並べました。
「元々分譲時に貰った鍵は3本で、残りはコピーです」と説明。
あとは北側にあるドライエリアについているポーチの鍵。
相手の業者さんが鍵に刻印されている番号を一つ一つ書いていきます。
あとは分譲時に貰ったマンションのパンフレットや図面など。
キッチンに設置されているレンジフードやガスコンロなどの取扱説明書。
「食器洗い機の説明書も残っていますが壊れているから要らないでしょうか」
相手業者さん「寸法なども出ておりますし新しく取り付ける機種の参考になりますので一応いただいておきます」
他にも浴室乾燥機の説明書や水栓など。物が捨てられない私だったのでこういうものはほとんど残していたけど良かったかも?
マンションの管理規約は改定前のものも含めてごっそり残っている。年一回行われる総会の議事録もかなり残していたのでそれもお渡しした。
買主さん「インターフォンはこれですね。モニターはオートロックの入り口とこの玄関前と両方映るんですか?」
「はい」
ここで(娘から使い方を教わっておけばよかったのに)とちょっと後悔。
インターフォンを押した来客者は自動録画されるので、留守の間に誰かが訪問してもあとで確認できるんですが、その操作方法は娘が詳しいのです。実は前年に管理会社が取り替えたばかりで私はあまり弄ったことがなく、操作できる自信がなかったので披露するのを躊躇してしまいました。
本当はここで録画を再生して「さきほど来られた時の様子がこのように映っていますよ~」とお見せすれば「おおーこんな機能が!」となっただろうに(ちょっと悔しい 笑)
インターフォンの取扱説明書もお渡ししたので、まあいいかと自分に言い聞かせちゃった😓
部屋の中は大体チェックされた様子で「郵便ポストの開け方を確認させてください」
うちのマンションは敷地内に3階建ての棟が複数建っているタイプで、ポストも棟ごとに設置されています。
部屋を出たらすぐにポストがあるので新聞を取るのも便利でした。
一緒に部屋から出て「これです。開けるにはダイヤルを最初右に回して〇に合わせてから左に回して◎に合わせます」
実演しました。
「ほう。私もやってみます」
買主さんも実際に回して「開いた」と笑顔。なんかいい感じです。
ドライエリアのポーチが近かったので「これがドライエリアの入り口で先ほどの鍵をここに挿して開けます」とご説明しました。
一通り引き渡すものを確認できたので、買主さんが「鍵受領証」に署名捺印しました。
それから不動産の「引き渡し確認書」と言う書類に売主買主両方が署名捺印します。そこには「不動産の引き渡しが本日完了したことを確認します」という文言があり、引き渡しの完了日(時間まで書くのだ!)と物件の表示がされていました。
売主の一人である夫が不在なので、夫の欄は空欄のままですが、私たちの担当Mさんは「これからご主人に郵送して署名捺印して返送していただきます。決済の時にお願いして了承してくださいました」と。
「書類が整ったらあとで郵送いたしますが、とりあえずこれで売買は終了ですね。どうもおめでとうございました」
買主さんも私も「ありがとうございました」
「では私どもは管理人さんに挨拶に行きますので」と買主さんたちとMさん。
私はクイックルワイパーを畳み荷物をまとめて一緒に外に出ました。
ご挨拶してお別れし、ふわふわした足取りで新居へ向かいました。
本当に終わったんだ…
もうここに来ることはないんだ…
実は、昨日今日と住居を片付けて掃除していたら、和室にあった柱の傷を久しぶりに確認して、ちょっと感傷的になったのよね。
子供たちが小さいころ、毎年身長を測って刻んでいたのです。もうすっかり忘れていたけど見つけて「こんなに小さかったんだなあ」と懐かしく思って。
こういう思い出も消えてしまうんだなと。
子供たちにとって生まれ育った家が無くなったことは良かったんだろうか。本当は残しておいて、将来出て行っても実家に戻ってきたときに柱の傷を見て笑いあえたりできたかもしれない。
チラッとそんなことを考えたけど、現在の状況を考えると家族がそんな風になれない現実があったので、新しいマイホームを作るのが今の私がすべきこと。
とにかく終わった!疲れたけど様々な関門をくぐり抜けた気分でした♪