50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

花のある暮らし

お洒落な部屋をアップしている方で観葉植物や花を綺麗に飾っている様子をネット上でたくさん見かけます。

 

そういう生活も素敵だなと思うのですが、昔から植物を育てるのが苦手だった私は、せっかく花をいただいてもすぐに枯らしてしまっていました。

 

別に草花が嫌いなわけじゃないけど、特別好きなわけでもなく、花の名前もよく知らない私です。

 

初めてマンションを買ったときは叔母から新居祝いで胡蝶蘭の鉢を贈っていただきました。

白い花が綺麗に咲いていたので出窓に飾っていました。水やりは一週間に一度でよいし、きちんと手入れすればまた花を咲かせることができるということで、育て方も書いてありました。

 

でも枯れてしまいました。今思えば対処法があったのかもしれないのだけど、諦めて処分してしまいました。夫は花が好きだったので残念がっていたのですが、結局私に胡蝶蘭を育てようという強い気持ちが無かったんでしょう。

 

新居を探すとき、一時期戸建とマンションと迷ったこともあったけど、こんな私だから戸建で花壇を作るより、マンションで暮らす方が向いているんだろうな。

 

こんな私の影響なのかわかりませんが、今同居している次女は花が嫌いです。

以前、女芸人のネタで「女はみんな花が好き」というフレーズがあったのですが、それを見るたびに「決めつけないでほしい」とため息をついていました。

娘は花を見ると気持ち悪くなるんだって。枯れてしまった姿も汚くて嫌だと。

 

例えば花びらの内側をまじまじと見ると結構グロテスクな感じもしますが、娘の嫌がり方を見ると、社会で生きていくのは大変だろうな…と思います。「女は花が好き」って社会の常識みたいになっているものね。「花が嫌い」と言うと変な人に思われないかしら。

 

仕事で転勤したりお祝いされたりすると花束を渡される時があるんだけど、持ち帰ると娘が「近づけないで!リビングに飾らないで!」と言います。花瓶に挿すと少し気分が華やぐんだけどね。

 

仕方ないので、なるべく目につかない場所にしばらく飾ってから早めに捨てるようにしていました。

 

リザードフラワーをいただいたときは「生花と言っても加工してあるんだからこれなら大丈夫でしょ。枯れることないし」とリビングに飾ろうとしたら「やっぱりダメ。雰囲気が本物の花なんだもの」と嫌がられたので自分の部屋に置いています。

 

こういう状況だったので、現在の住居に引っ越すときに花瓶は「もう使うことはないだろう」と処分しました。

 

さて先日、長女の結婚相手と顔合わせ会を行ったときのこと。

「どうぞ」と相手の方のお母さまから花束を渡されました。

さすがに未来の親族からいただいたものだから…。

でも次女は生理的に受け付けないんです。もう仕方がない。

 

短く切って空き瓶に挿してみました。

お花

 

思ったより可愛くできたかな?(自画自賛 笑)

 

私の寝室にしばらく飾ってみました。50代のやさぐれた女にとって、たまにはこういうのもいいなあ。気分転換になったかも。お母さまありがとう。