50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

お付き合い

今週のお題「苦手だったもの」

 

このブログではちょくちょく触れていますが、私は人とのお付き合いが苦手です。

 

子供のころからそうでした。特に群れることが苦手で、1対1ならまだ何とか話せたとしてもグループになるとダメになるんです。

 

例えば3人グループだったらいつの間にか2人がお話ししていて、私はうなずいて相槌を打っているだけの状態になる。話を切り出すとか、他の人の話を膨らますことができないで、ただ話を聞いているだけの存在になってしまうのです。

 

人数が増えれば増えるほどその傾向は顕著になり、いるのかいないのかわからない人間になってしまう。

 

それに1対1でそれなりのお話しができた人はいつの間にか他の人と仲良くなっていて、友達として親しくなるわけじゃなく…。

 

多分私は人の話に関心を持ってきちんと聞いて咀嚼することをしていないんでしょう。だから話のキャッチボールができない。そして相手はそれを感じているんだろうな。わかっているのになぜか改善できないんです。これは性格?としか言えないのでは…。

 

だから昔から友達は非常に少なかったです。仲良しグループの中にいても、今でもお付き合いしている友達はほとんどいないかも。

 

高校生の時「何か言いたそうなのに言わないでぐっと押し殺しているような感じが時々見える。もっとさらけ出せばいいのに」と言ってくれた友達がいました。彼女とはもっと仲良くなりたいと思ったけど、卒業してから音信不通になってしまいました。

 

大人になってママ友とか職場の同僚とか知り合いは増えたものの、心を許すお付き合いはできなかったな。子供が大きくなるとママ友のお付き合いは減りましたし、職場の仲間は転勤すればほとんど会わなくなるので、個と個のお付き合いがなければフェードアウトしていきました。

 

思い切って住み替えをして様々なしがらみを断ち切った現在の私に友達と言える人はほとんどいないし、昔からお付き合いをしている知り合いもあまりいません。50代になっても変わらない私です。

 

そんな私に「きちんとお付き合いせねば」と思う事態が発生しました。

 

なんと、長女が来年結婚することになったんです。長女は就職して独り立ちをしたのでたまに実家に帰ってくる程度しか会っていなかったのですが、着々と話を進めていたんですね。

 

彼氏には一度挨拶に来ていただきましたが、先日家族同士の顔合わせ会を行いました。

長女と彼氏、あちらのご両親。夫はいろいろあって家族関係から離脱したので、こちら側は私だけです。それも緊張の一因かしら。

 

自分一人だけの人間関係なら好きなようにすればいいのですが、娘の結婚相手の親御さんに嫌われたらマズイ。変な人間だと思われたらどうしよう。娘が困るよねえ。

 

近くなったらもう緊張して緊張して…。会食の一週間前に美容院に行ったのですがそんな気持ちを美容師さんにしたら

「相手の親御さんってものすごいお金持ちとかどこかの社長さんとかですか?玉の輿?」

「いえ、普通のサラリーマンみたいだけど」

「だったらそんなに気にすることないじゃないですか~」と笑われてしまいました。

 

そうなんだよ。気にせず行けばいいんだよ。あちらも緊張しているだろうし、と自分に言い聞かせる。でも、そもそも初対面の人とお食事すること自体が苦手だし、相手が相手だし…。

 

まあとにかく頑張るしかないので行ってまいりました。

 

結果、相手のお母さまがとても社交的な方だったおかげか話が途切れることなく、私自身も相手の話をしっかり聞いて、たくさん質問したり質問されたりであっという間の時間でした。レストラン11時予約で解散は14時。

 

「もう3時間経ったの?」と皆が驚く状態(笑)

 

もちろん気を使って疲れましたが、お母さまとは「膝を傷めている」「パン好き」という共通点も見つかり、後味の良い会でした😌

あちら側も気を使って接してくれたんでしょうね。

 

これがスタートなので、長女のためにも良いお付き合いを続けていきたいと思います。

 

人とのお付き合いが苦手なことに変わりはないけど、努力すれば少しは改善できるかも?と思った私でした。これをきっかけに、心を許せるお付き合いができる人を開拓したいものです。