50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

救急車に乗ってしまった

50代後半になって、健康に黄信号が点滅するお年頃。

なんと先日救急車に乗ってしまいました😲

 

仕事帰りに娘と待ち合わせて飲み屋さんへ。酒のつまみと一緒に一杯カシオレを飲んだ私。

実は私はお酒に弱く、会社の飲み会に参加したときも乾杯だけビールで済ませてあとはずっとウーロン茶を飲んでいます。

でもカシオレはジュースみたいな口当たりなので、何度か飲んだことがありました。だから大丈夫だろうと思っていたのですが、お店の中で「酔ってるかも」と思うような体の状態。かーっと熱くなんだか体全体が重いような感じ。

 

今思えばお水をあまり飲まなかったんですよね。その店は水はセルフサービスで、自分がウォーターサーバーのようなところから注ぐのですが、押しても出が悪かったので、コップ半分くらいしか入らなかった。店員さんに言おうと思っても忙しそうに動き回って言いそびれたんです。

 

帰りの電車の中でさらに酔いを感じていきました。吊革につかまり最寄り駅まであと一駅4,5分くらい。もう少しの我慢だと思った頃に体全体がフラフラしてきて思わず娘にもたれかかり、そのあと気づいたらしゃがみこんでいて、娘が私を支えながら話しかけている。

「気持ち悪いの?」「どこか痛い?」

 

「しゃがんでしまったけどひざは大丈夫かしら。」と立ち上がろうとしましたが力が入らない。

 

周囲の方には「大丈夫ですか?」と声をかけられる。

「座りますか?」などといろいろな声が聞こえる。

「もうすぐ駅に着くので」と娘が話している声が聞こえる。

そうしているうちに駅に到着したので娘に支えられながら降りました。

 

ホームに降りても力が入らず、ベンチに座りたいけど見つからず、また意識が遠のいたらしい。気づいたらまたしゃがんでいて娘が一生懸命話しかける。近くの人が駅員さんを呼びに行く。そんな状況になっていました。

 

駅員さんが来てくれて「救急車を呼びました」

「え?いいですいいです。家に帰って寝れば大丈夫です」と言いましたが

「病院に行ったほうが良いよ。3回も倒れたんだよ」

 

3回倒れた?全然自覚ナシ。電車で1回。ホームで2回だって。

 

「家に帰っても何かあったら私怖いよ。ちゃんと病院に行った方がいいよ」

娘が懸命に言うし駅員さんも口添えするので、自分も怖くなったので救急車に乗ることにしました。

 

初めての出産のとき破水してかかりつけ病院の救急車に来てもらったことはあるのですが、こんなにガチな救急車に乗るのは初体験です。

 

担架に乗せられて駅前に止まっている救急車へ。駅中の人混みを突進して大声で道を開けてもらう救急の方たちはテキパキ動いて手際が良い。私の姿が見えないように担架の左右に布を垂らして隠してくれました。

娘はあとで「側を一緒に歩いている私のほうがさらされている感じで恥ずかしかったわ」と文句を言っていました(笑)

 

車の中では年齢や状況を聞かれて娘と私が答える。もう意識ははっきりしていたのですが、後で娘が「ちょっと舌がもつれていた」と言っていました。

 

乗っているうちに吐き気がしてきたのでお伝えしたらさっと楕円形のボウルのようなものを渡されました。口元に当てやすい形になっていて、嘔吐物をこぼさず受け止められる。すごいなあ~と感心(もう意識ははっきりしていていつも通りになっていました)

 

病院についてお医者さんに診てもらう。

念のために心電図をとったあと「おそらく迷走神経反射でしょう」と。

私が?という顔をしていたら「学校の朝礼の時にばたばた倒れる生徒がいるでしょう。ああいう現象です。一時的な物なのでもう大丈夫だと思いますよ。」

 

久しぶりに飲んだお酒が回りすぎて具合が悪くなり、電車の中で強いストレスを感じて迷走神経がはたらき、過剰反応して失神したのだろうと。

 

少し休んだら帰っていいと言われ、娘と一緒に帰宅しました。

 

本当に予想外のことばかり起きる。今後も何があるかと思うと不安になりました。

 

そもそも胃の検査を来月することになっているのにお酒を飲んだ私ってなんなんだろう。おバカすぎる。一杯くらいなら大丈夫と思ったけど、せめてお水は飲まなきゃね。

 

とにかく自分の体は大事にしなきゃ。無理しないのが一番。

 

駅員さんと救急の方、病院の方にご迷惑をかけてしまった・・・。皆さん本当にテキパキ働いていて安心できました。感謝。

電車の中や駅のホームで心配してくださった方々もありがたい。改めて見知らぬ人々の善意を実感しました。