50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

まだ早いでしょ

中山美穂さんが急逝。これは私にとってかなり衝撃的なニュースだった。

 

ファンではない。でも彼女がデビューしたころから現在まで見てきたし、同時代を生きてきたものとして勝手にシンパシーを感じていた。それが54歳でお亡くなりになるとは・・・。まだ早いでしょ。

 

去年ミュージシャンのKANさんが亡くなった時もそうである。KANさんは闘病中であることを公表していたので予期できたとは言え、真っ先に思ったのは「まだ早いでしょ」

これしか言葉が出てこなかった。

ファンじゃないけどアルバムは聴いていたので、訃報からしばらくは彼の歌を聴いて心を落ち着かせようとした。

 

他にも自分と年が近い方の訃報を聞くと心にずしんと衝撃がくる。50代後半の私だっていつ何があるかわからない。「まだ早い」と感じる訃報は辛い。

 

今でも忘れられない記憶。ZARD坂井泉水さんが亡くなったニュースが流れた時のこと。

ちょうど私は出張して、仕事が終わって会社に連絡をして直帰させてもらうことになった。帰り道何気なく携帯のニュースを見て訃報を知った。

 

なんだか無性に怖かった。怖くて怖くて足がふらついて帰り道自分の身に何か起きるんじゃないかと思った。こんな感覚は初めてだった。

 

坂井さんは同世代。大ヒット曲を連発した90年代から活動をずっと見てきて、アルバムも何枚か聴いていた。好きな曲はたくさんあった。ファンというレベルではないけどやっぱり私がデビュー当初からずっと気になる存在だった。彼女は美貌も歌声も突出していてキラキラ輝いていた。

 

その人が闘病中に(と知らなかったけど)突然亡くなったのだ。あまりの理不尽さに何が何だかわからなくなったし恐怖だったし、とにかく「まだ早いでしょ」と思った。

 

数年前の三浦春馬くんとか自分よりずっと下の世代の方が突然亡くなるとさらに喪失感が強くてしばらく引きずるのです。有名人の突然の死去は理由にかかわらず、当事者や関係者だけではなく一般人の心にも大きな影響を与える。

 

突然推しがいなくなったファンの方たちはどんなに辛い思いをした(している)のだろう。

ご冥福をお祈りします。