50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

なぜ税金が全額戻ったのか

2月初めに令和4年分の確定申告を済ませて、2月末近くに還付金が無事振り込まれました。

 

源泉徴収された所得税十数万円が全額戻ってきた。

先細りの私にとって、なんてありがたい収入なんでしょう。。。

とりあえず10万円は貯金。住宅ローン控除はまだ続くけど、買い替え特需はこれで終わりだから大切にしなきゃ。

 

さて、本当に無知な私は確定申告時に「全額戻ります」と言われたのが解せずに「何か間違っているのでは?」と不安で仕方ありませんでした。

 

そのときの記録はこちらです。

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ouchisumikae.hatenablog.com

 

なぜ不審に思ったかと言うと、令和3年分の確定申告では、譲渡損失780万円のうち620万円を使って、所得税額が0円になったんですよね。ところが令和4年分の確定申告は前年に控除しきれなかった譲渡損失の残り160万円を繰越控除して、所得税額0円になったんです。

 

620万円控除しても、160万円控除しても所得税0円。控除額が違うのになぜ同じ結果に???

 

なので確定申告書の控えをじっくり眺めてみた。確定申告書の第一表です。

こんな様式です。

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確定申告書第一表

第一表左上から順に行くと、私の場合はまず「収入金額等」の㋔(給与)に源泉徴収票から転記した金額が入り、「所得金額等」⑥(給与)に約620万円の金額が入っています。これは昨年の額とほぼ同じくらいです。

 

その620万円から繰越損失分約160万をひいた460万弱が「所得金額等」⑫に入っています。今回確定申告した内容が反映しているわけです。

これが令和4年の所得金額ということになるんですね。

 

その下が「所得から差し引かれる金額」で、社会保険料(息子の国民年金代もプラスされている)や年末調整で申告済の保険料控除、扶養控除に基礎控除等。この合計が270万くらい。

 

所得額から上記の270万を差し引いた残りが「課税される所得金額」ということになります。

計算すると約190万が私の所得金額になりました。国税庁のホームページを確認すると、税率は5%になります。

 

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

 

課税される所得金額に5%をかけると9万くらい。これが私の所得税額…のはずなのですが。

 

第一表の右側「税金の計算」の㉞に「住宅借入金等特別控除」という欄がありまして、ローン残高の1%約12万円の控除額が入力されていて…。

 

9万から12万を引いた結果、「差引所得税額」㊶は0円になりました。

 

うん。なるほど。所得税0円なのは間違いじゃない。あとで「間違って還付したから返してね」と言われることはないのだけども。。。

 

なんかモヤモヤしていて。それについては次回に書こうと思います。