50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

引っ越しの挨拶について⑤(結局こうなりました)

夫と共有していたマンションを2年前の春に売却して夫婦別々になり、現在のマンションへ子供2人と引っ越しました。

 

その際、引っ越しの挨拶をどこまでするか?ということを悩んで、両隣のお宅にだけ挨拶に行こうかと考えました。

 

でも子供たちが「挨拶しなくていいんじゃない?」

ネットで検索すると、引っ越しの挨拶派は65%で、しかも50代では挨拶しない人の割合がもっと高まると書いてある記事もある。だから挨拶しなくて済むならそのほうがいいと考えたけど、気弱な私は非常識な人だと思われたくない。

 

ますますウジウジ悩んでしまいました。

 

で、週末の土日に引っ越し&旧居の引き渡しを行ったのですが、バタバタしていたら挨拶の準備をし損ねてしまい、結局何もせず。

 

平日は仕事で遅くなるから訪問してもご迷惑だろうし、次の週末にしようか…と考えているうちに時間は過ぎていく。

しかも、帰宅時に両隣の様子をチラ見するといつも真っ暗なんです。

「平日はお仕事で私よりも帰りが遅いのかな?」と思うとやっぱりご挨拶は休日がいいよね。

 

しかし両隣はいつも静かで生活している気配がないんですよ。

おそらくお子さんはいないのだろう。単身かディンクスかな?と想像。

 

そしたら次の週末は私も用事が出来て…。

 

もういいや。引っ越してから時間も経ったし。出入りするときに顔を合わせたらちょこっとご挨拶すればいいや。そんな気持ちになってしまいました。

 

結局私はやる気をなくしてしまったのよね。もともと消極的だったし。

 

で、引っ越してから2年以上経ったのですが、私はいまだに両隣の方と顔を合わせていません。どんな方かも知りません。出入りする時間帯も違うのでしょう。

 

顔を知らないから、もしかしたらエントランスなどで遭遇しているのかもしれないけど。

 

ただ、そもそもうちのマンションはエレベーターなどでも住民と一緒になることが滅多になく、廊下ですれ違うこともほとんどないのですよ。たとえば災害などがなければこのままご近所の誰とも付き合わずに過ごせそう。本当に気楽な毎日です。

 

そうは言ってもどんな人が隣に住んでいるのか。全く気にならないか?と言えば噓になる。それにお隣りはうちのことをどう思っているんでしょうね。挨拶に来ないなんて非常識な人だと思われているかな…。

 

こういうところが私のダメなところなんです。挨拶したくないならそれを貫き通せばいいのに、体面とか常識とか考えてウジウジしてしまうんだよね。

 

先日そんな話をしていたら息子が「俺、左隣の人とは会ったことあるよ」

「え?そうなの?いつ?」

「出かけるときにちょうど隣も出るところでなんとなく会釈し合った感じ」

「どんな人だった?」

「若めのサラリーマンぽい感じの人だった」

「そうなんだ」

 

少しホッとしました。

 

きっとその方も「隣にはこういう人が住んでいるんだな」と認識したはず。もし「挨拶に来ない」と気にしていたとしても、若者だから挨拶に来なかったんだと軽く受け止めてくれたかも。

 

右隣の方はどういう方かわからないけど、これから先たまたま出くわすことがあれば普通に挨拶すればいいや、という気持ちになりました。