赤信号灯る - ５０代で家を買い替えた話

なんだかもう、予想外のことが起きるとどうしてよいのかわからなくなる。

先週の月曜日に出勤の支度中、たまたま洗面所で娘と一緒になったのですが、いきなり悲鳴を上げました。

「お母さん、大変！髪の毛が！」

私の右側頭部の髪の毛がごっそり抜けて地肌が露出していたのです。

「ええ～」動揺して座り込んでしまいました。

最近、抜け毛が多いと思っていて、掃除をすると落ちている髪の毛の量が増えているし娘にそんな話をしたこともあったけど、まさかこんな状態になっているとは。

普段正面から見ていると特に変化は無いし、三面鏡じゃないから横や後ろを見ることは滅多になかった。

それにしてもここまで髪の毛が無くなっているなんて・・・。しかもかなり大きい。

「どうしよう！これから仕事をしなくちゃいけないのに」泣きそうになりました。

娘が「髪の毛を寄せれば隠れるから大丈夫」と撫でつけてくれたのでそのまま出勤。でも気になる。横側の人に見えてるかもと。

スマホで検索してみる。どうやら「円形脱毛症」みたい。皮膚科を受診せねば。

出勤したら同僚（女性）に事情を話して仕事を調整。皮膚科をネット予約して次の日の朝寄ってくることにしました。

職場のトイレでも鏡を見る。横を向いてみる。その程度だとよく見えないケド。

帰宅してから娘にチェックしてもらった。

「右側が大きいけど左側にも小さい丸いのが２つある」と教えてもらった。

先週までは全く気付かなかったけど娘も「土曜日に一緒に出掛けたとき横に並んだけど見えなかった」と言う。この数日で一気に抜けたのか？これからもこの調子で抜けるかも？隠しきれなくなったら・・・恐怖で体が震えました。

とにかく受診してみないと状態がわからないので皮膚科へ。以前イボができたときにかかったことがある女医さんです。こんな話を聞かされました。

全体に広がるかもというくだりを聞いて「ええ！」となってしまった私に「そういう人もいるということですから」と念押しされました。

とりあえず光線治療をしてもらって薬を受け取ったのですが、そういえば薬の塗り方を具体的に教えてくれなかった。

女医さんは「すりこまなくていい、付ける感じで」「ステロイド剤はべたべたするからそれが乾いたら育毛剤をつけてください」という程度しか言わなかった。私も動揺していたから気づかなかったのです。

どれくらいの分量をどこにつけてどういう風に塗るのか。わかんないよ～😢

仕方ないのでネット検索して書いてあったようにやってみました。娘は「きっとこうでなきゃいけない方法ってないんでしょ。要は全体に薬を付ければいいんじゃない？」

でも頭全体をやろうと思うと私にはよく見えないので娘の手を借りることに・・・。

娘は「毎日やってあげる」と言ってくれました。感謝！！！

あとは毎日髪を後ろに流すようにして患部をできるだけ隠して通勤しました。

光線治療は週2回でも良いという話だったので土曜日も皮膚科に行って、別の医者だったけど光線を当ててもらいました。できる治療は少しでもやってほしいもの。

正直、かなり滅入っています。

家を買い替えて人生を再スタートして、毎日楽しく過ごしていました。当時は健康だったし年齢の割には身体も若くて元気だと思っていて怖いものなし。でも2年前に膝を傷めてしゃがめなくなったときに戸惑い、それでも日常生活に支障なく普通に歩けるようになったのでホッとしたのに今回はこれ。

どちらも私にとって青天の霹靂。予想外のできごとです。

そりゃあねえ。毛量が多い方ではなかったけど。

確かに最近職場で部下（こんな私でも一応部下がいます）に困らされることがあってストレスが溜まっていたかもしれない。でもプライベートは娘と旅行したり楽しく過ごしていたから発散できたはずなのに。

年齢的な原因があるのかもしれない。更年期？ブルブルブル・・・

住宅ローンをかかえている50代後半の女としては、なんとしても働き続けなくてはいけないので今を耐えるしかない。

以前書いた記事です

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今後のことも考えてカツラも見に行き、試着させてもらいました。

なんだかね。人生を再スタートして前に進んでいたのに赤信号が点いたような気分なんだよね。まあ内科的な病気や手術が必要な重病とかではなかったけど、結構メンタルにずどんときた感じ・・・。

「髪は女の命」と言う言葉が身に染みる。

3か月で回復するといいのですが。まだ発覚したばかりでこれからが大事なのでちゃんと通院してお薬も欠かさず使おうと思います。

これから先も思いもよらない出来事がありそうで怖い。