契約更新した次の週の木曜日に、担当Mさんから連絡が来ました。今度の土曜日午後に内見したいと他業者から連絡が来たそうです。
「この前お断りした方ですか？」と尋ねると
「いえ、違う方です」と。
やっぱり秋になると動きが慌ただしくなってくるんだなあと実感。
その方はうちのマンションで売りに出ている４部屋を全て見学希望だそうで、見る順番はうちが最初だと。
最初ってなんとなく（希望順位が低いのかなあ…）と思いました。
普通第一希望を後に持っていきませんか？
まあそれは置いといて、夫も了承したのでOKしました。
土曜日の午後２時に見学の約束をしました。
当日。
この前大掃除したので多少は綺麗になっているものの、午前中は再度チェック。
「見学に来られるたびに綺麗になるなあ」と冗談を言えるほど夫との関係性が好転したかも（苦笑）
２時前に娘が出かけていき、こちらは出迎える体制でソワソワしていると、Mさんから電話がかかってきました。
「ご本人は車で向かっていらっしゃるそうですが、道が混んでいて遅れるとの連絡がありました。何時ごろ到着されるか不明です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と。休日は渋滞するのも仕方ありません。
出かけた娘から「うちの前にある公園でMさんと背広姿の男の人が立ち話してるよ。」
どうやらそこで待っているようです。
９月初めはまだ暑く、一日で一番気温が上がる時間帯。その公園に日陰はないのでお二人とも汗だくだろうなと心配になりました。
２時半くらいになり「お客様が到着されましたので、これからお部屋にうかがいます」と。モニターを見るとご夫婦らしき方です。
Mさん、他業者さん、ご夫婦の４名をお迎え。他業者さんは名刺を夫に渡してご挨拶。ご主人のほうはてきぱきしていて「休日にお邪魔して申し訳ありません。今消毒しますね」とその場でスプレーをご自分にかけていました。
３０代後半か４０代くらいかな？というご夫婦です。
他業者さんが案内しながら各部屋を回る、という構図は前回と同じ。ただ、ご主人は熱心にご覧になり、部屋も奥まで入っていました。娘の部屋やウオークインクローゼットに入るときは「よろしいですか？」と一応遠慮がちだったけど。
あと、うちの北側にはドライエリアというコンクリート打ちっぱなしの庭のようなスペースがあるのですが、そちらに興味を持たれて「どうやって出入りするのですか？」と質問されました。
30分くらい見学されて、他業者さんとご夫婦は我が家を出ていかれました。
残ったMさんと私たちは顔を見合わせて。
「結構真剣にご覧になってましたね」と私が言うと
「そうですね。こちらのマンションの中で探していらっしゃるようです」
Mさんが他業者さんから聞き取ったことによるとこのご夫婦は都内在住で、予算よりもとにかく広さ重視という面があるらしい。
今売りに出ている４部屋は、うちと反転タイプが100㎡の面積、ほかの２部屋は130㎡超で元々そちらに興味を持っており、比較対象のため内見されたようである。我が家を選ぶ可能性はなさそう。
なんだあ。やっぱりついでに寄っただけかい。
鼻白む私たちにMさんは
「でも動きは活発になってきましたね。問い合わせ自体は複数来ておりますし、これから涼しくなってきますと内見も増えると思います」
その言葉でふっと思い出し「そういえば今日は暑い中、Mさん外で待ってらして大変でしたね。エントランスに入られなかったんですか」とねぎらうと「いえいえ、お客様と外で待ち合わせしておりましたのでエントランスには入りません。他業者も同じですので、一緒に待っている間情報交換ができました」と。
そして、ついでのように「ご購入される物件も候補をそろそろ見繕っていただいてよいかもしれませんね。急に話が進むかもしれませんし」と。
「では候補を探して、見学したいものがあればMさんにご連絡します」
「わかりました。その際は調整いたします」
次の週末夜「明日の朝10時半に内見したいという申し込みがありました。このマンションで見学希望されているお部屋はこの部屋だけです」という連絡が入りましたが、また直前過ぎて夫が「ムリ」と言うのでお断りしました。
今までの感じだと、直前の申し込みは本気度が低いけど、本当に断って良かったんだろうか。
思いつきで寄ってみて気に入る場合があるかもしれないし。
チャンスを逃したかもしれない…。
そして、売却だけではなく新居についてもどうしようかと考え始めました。
SUUMOなどで検索してもなかなか予算と希望場所が合わなくて悩んでいる最中でした。仮に3000万で売れたとして、夫と半分に分けてローンを1000万くんで2500万。
希望している最寄り駅で徒歩圏内の物件を探しても、なかなか希望を満たすものが見つからないのです。古い団地ならあるけどセキュリティなど考えると不安が残る。
どっかで方向転換しなきゃいけないかなと検討を始めた頃でした。
