50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

新居探し続く

我が家の売却のめどがたちました。

一応夫も了承したので担当のMさんにお伝えして、我が家の瑕疵についても「前回申告済みですが念のため」と壁の穴や建具の傷みを改めて申告しました。

売買契約を結ぶとき項目ごとにチェックするので大体で良いと言われましたが、後が怖いので伝え忘れがないよう神経を使いました。

 

引き渡し時期については「余裕をもって遅めでよいのでは」というMさんのアドバイスがあったので、4月第二週くらいで調整をお願いしました。本当は3月中に終わらせたいのですが、転居先が決まらないと引き渡せないし…。

もう1月下旬だというのに時間がない😰

 

暇さえあればネット検索(苦笑)

SUUMOで気になった物件をMさんにお伝えしました。それと、先日見学して好印象だった駐車場付きマンションの別の部屋(先日は3階でしたが今回は1階)も希望しました。こちらのほうが100万円安いのです。

 

なかなかMさんから連絡が来ないな…と思っていたら金曜日になって

「急で申し訳ございませんが、明日の午後14時からのご案内でいかがでしょうか」と連絡があり、もちろんOKしました。

 

とにかくどんどん見学しないと💦

 

今回も3戸見学します。

 

まずは前回新しく開拓した路線の沿線で、私が拠点としたいターミナル駅Aからは乗り換え含めて20分くらいの駅が最寄。駅から徒歩13分の大規模マンションです。新築から30年近く経っているけどリフォームされたお部屋なのでローン控除は使えます。

 

最寄駅でMさんと待ち合わせて車に乗せていただき出発。途中で坂道を上がっていきます。ものすごく急なわけではないけど、まあまあ上ります。到着したら近辺はマンションが多く、一つの街のようになっています。

 

エントランスや廊下は掃除されていて、管理も行き届いているような感じを受けました。

 

さてお部屋はどこ?資料を読んでもよくわからない私にMさんが

「ちょうどエレベーターが止まらない階ですね」

エレベーターは各階には止まらないので、一つ上の階で降りてから階段を使って下の階へ降りると2戸のドアが左右に並んでいます。

「この階段は2戸専用ですね」

他の部屋の住人とあまり顔を合わせずにすみそうだけど、やっぱり階段を使わなければ部屋に入れないのが不安だなあ。

 

お部屋に入るとリフォームされているからピカピカに綺麗です。

約70㎡で3LDKの間取りは玄関入ったら左右に洋室、廊下をまっすぐ進むと左右に浴室・トイレ、突き抜けるとLDK。ベランダに面している。LDKの横に洋室があります。まあ平均的な間取りで文句なし。2800万で予算の範囲内。

 

「まあ、悪いわけではないんですけど…」口ごもると

「リフォームもきちんとされていますね」とMさん。

娘は「別にここでもいいよ」

「そう?でも階段があるから、将来のことを考えると…」

正直、悪くはないけどあまり惹かれなかったんだよね。ここで暮らす自分を想像できなかった。

 

①のマンションと同じ最寄駅から徒歩12分。新築から35年以上経過しているマンションです。ここもリフォーム済で76㎡の3LDK、2900万くらいです。

交通量が激しい大通り沿いに建っていました。

オートロックはなく、古い団地のような趣があります。

「今回のお部屋はエレベーター停止階にあります」とMさん。

エレベーターを降りて、ずらりとドアが並んでいる共用廊下を進んだ一番奥にお部屋はありました。角部屋です。

 

間取りは先ほどと同じような感じ。玄関の近くに2洋室。奥にLDKと1洋室。ただし角部屋なので窓の数は多い。あとは…。

 

「やっぱり車の音が結構しますね」

窓を開けるとちょっとうるさい。眠れないほどじゃないと思うけど。

「あと排気ガスも気になるなあ」

Mさんは「オートロックがありませんからセキュリティが心配ですね。誰でもお部屋の前まで入ってこれますから」

う~ん。候補から外そう。

 

前回見学したマンションの別棟のお部屋です。

そのときの話はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

敷地内に点在している3階建ての低層マンションの佇まいが気に入ったので、もう一度ここに来たくなりました。駅まで近いけど急な坂があります。

車に乗っていても傾斜がきついのはわかる。マンションに向かってぐーっと上っていきます。

 

今回は1階。間取りは前回と同じ81㎡の3LDKです。

入ってみると、過去にリフォーム歴はあるもののちょっと直しただけで、業者さんがリフォームした前回のお部屋とは明らかに違う。

あと、このお部屋は1階なのでベランダがなく、南側LDKの前は庭のようなスペースになっており、その外に駐車場スペースがあって、人目が気になります。洗濯物を干すのもはばかられそう…。

しかも、ちょうどお部屋を見学した時間が午後3時半くらいで、ちょうど日が陰り始めていて、部屋の中もなんだか暗く感じたのよね。

 

私の表情を見たMさんは

「せっかく来たのですから、先日のお部屋をもう一度見てみませんか?鍵は借りてあります」

「そうですね。せっかくですからね」このお部屋はこれで終了。

 

先日の部屋にもう一度入る。比べてみるとお部屋の綺麗さ加減が全く違うし、3階なので日当たりも良く、先ほどより明るく感じた。

 

「こちらのお部屋のほうがいいなあ…。そういえば駐車場の件はどうなりました?」

このマンションは各戸に駐車場の専用使用権が付いている。この部屋には15000円の駐車場料金がかかるので、使わないものに対して毎月出費するのが嫌で躊躇したのだった。

 

「はい、管理会社に確認しましたが、管理規約の中に盛り込まれているので駐車場の使用権はお部屋についています。持ち主は管理費・修繕積立金と一緒に駐車場代も請求されますね。ただ、ご質問にありましたがお車を2台所有されている方がいたとして、車が必要ないお宅と個人的に駐車場の貸し借りをしている可能性はあります。管理組合は把握していないようですが。」

「そうですか…😞」

「でも駐車場代の1万5千円は管理費の一部だと考えればいかがですか?先日も申し上げましたが将来お車が必要になるかもしれませんし、せっかく気に入られたのでしたら検討されるのがよろしいかと思いますが」

 

今まで見学した中で一番私の反応が良かったのか、Mさん結構押してくる😅

 

でも3100万円…。予算をオーバーした上に不要な駐車場の出費が毎月ある…。駅からマンションまで近いけど急な坂もあるし、毎日歩くのは厳しいし…。

 

やっぱり無理だよな…。

自問自答を繰り返す私です。

 

結局この日も新居を決められないままMさんとお別れしました。

娘と「良かったんだけどお金が厳しいし、坂もあるしねえ」と話していたら

「坂はもしかして回り道したら傾斜が緩いかもよ。今度もう一回歩いてみようよ」と言ってくれた。

 

Mさんへのメールには

「一応候補に残して、緩やかに迂回できる道があるか調べるのと、金額が折り合いをつけられるのか、1階住戸も含めて検討してみます」と書きました。

そして次の週末に見たい物件を10件ほど見繕って見学を申し込みました。(数打ちゃ当たる?の精神です)

 

本当に住みたい家が見つかるのかしら。

 

このころはかなり焦っている状態でした。これが去年(令和3年)の1月末の話です。