50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

処分業者からの連絡

引っ越しまで1週間を切った頃、部屋の中はダンボールで埋め尽くされていきました。平日の昼間は仕事があるので夜荷造りをするのですが、これがかなりの重労働😞

 

荷造りしながら処分したいものを選り分けて6畳の和室にどんどん置いていきました。すると思っていたよりも不要品が多くてびっくり。処分業者が見積もりに来た時に気づかなかったものがたくさんある。

10年以上開けていなかった天袋にもどっさり。

子供の書道用具やピアニカ、工作物だったり、買って使わなくなった加湿器など電化製品。美顔器まで出てきて思わず苦笑い。

 

紙ごみもザクザク出てきて役所の回収日に出しても出しても間に合わない。

マンションのごみ集積場を埋め尽くすわけにもいかないし、出し切れず困ってしまった。

 

20年という歳月をダラダラ過ごしたツケが今回ってきたように思い「もっと普段から整理整頓しておけばよかった」と後悔しました。

 

和室に積み上げた不要品。部屋の半分くらいを占めている。

 

大きな家具がたくさんあったので、処分の見積額は19万5000円だったけど、こりゃ見積もりを超えるだろうなと思った。

いや、そもそもこれだけの量を持って行ってくれるのか?

 

「どうしよう。もし全部は持っていけないと言われたら」

焦る私に娘が

「そんなことないでしょう。あっちはプロなんだし」

「でも向こうにもキャパというものがあるでしょう」おろおろする私でした。

 

土曜日に引っ越して、日曜日の午前中に不要品を処分業者に持って行ってもらう。その日の午後、現地で買主さんに鍵等の引き渡しを予定している。もし部屋が空にならなかったらどうなるんだろう。

 

「お母さん心配しすぎ」と娘には言われたけど…。

 

やきもきしていたら処分業者の社長さんから携帯に電話がかかってきました。

 

「今度の日曜日9時にうかがいますが、予定通りで大丈夫ですよね?」という確認の電話でした。

 

「はい。そうなんですけど」思わず言葉が詰まってしまう。

「どうされました?」

「実は荷造りをしていたら家具以外の不要品が思った以上に多いことがわかりまして…」また詰まってしまった。

 

「そうですか」冷静な感じの社長さん。

「具体的にどのくらいあります?」

「和室の半分くらいを埋めてます…」

「わかりました。じゃあ予定通り伺いますね」

あっさりしたお返事。(あれれ?)

 

これ、当日幾ら請求されるんだろう。不安になりつつもこれ以上何も聞けなかった気弱な私でした。