50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

ウイッグに挑戦

住み替えブログのはずが、円形脱毛症になってからはこの話題が続きます。。。

 

ステロイド内服を3日間行ってから11日間お休み。これで1ターン。

その間も一日2回、頭皮にステロイド剤と養毛剤を塗り、ステロイドではないけど円形脱毛症の薬を朝夕食後に飲む。病院には週2回行ってエキシマ光線を受ける。これを続けております。

 

頭皮は患部だけではなく全体に塗るように言われていて、自分一人では見えないところが多すぎるのでちゃんと塗る自信がないため娘にお願いしています。

 

娘は心細くて仕方ない私を励ましてくれる。一人じゃなくて良かった。

でも。いずれ私は一人暮らしになるんですよね。こうやって病気になると改めて家族の大切さを実感しています。老後が不安になってきた。

 

このように医師の指示通り過ごしているのですが、髪の毛の抜けは止まらない。ちょっとブラシを入れると抜けるんです。産毛が生えてきたところもするっと抜けてしまいます。

 

掃除のため時々クイックルワイパーで床を拭くと髪の毛がたくさん付いてきます。こんなに抜けているのかと思うと悲しい。

 

「治療の効果が出るまで3か月くらいかかるから長い目で見てください」と医師に言われるのですが、だんだん見た目がごまかせなくなってきました。

 

前から見てもあまり変わりはないのですが、頭部横側の脱毛箇所が透けて見える。このままじゃ仕事するのも辛い。やはり見た目は大事です。精神的に不安で仕方ないので脱毛症の部分を隠したい。

 

なので先週の休日にウイッグを探しに行きました。娘も付き添ってくれました。

 

覚悟していたけどウイッグは高いんです。

オーダーメードだと数十万かかる。既製品でも人毛だと20万前後する。

 

既製品で一番安かったのが医療用ウイッグで合成繊維のもの。4万円をちょっと超えたくらいの額です。

 

かぶってみたらショートボブで丸っこい感じになる。「グランメゾン東京」の鈴木京香さんみたい。

 

「あ、意外と似合ってない?」思わず声が出ました。娘も「いいんじゃない?」と。

 

元々私はこういう髪型に憧れていたのですが、自分の髪質だと丸い感じにできなかったんですよね。

 

ちょっと気分が上がってきた♪

 

店員さんは人毛でできた16万くらいのウイッグをお勧めしたのですがお金ないし。

合成繊維だと艶が出すぎて敬遠する人もいるとも言われたけど、私はそもそも癖っ毛で艶のある髪に憧れていました。このウイッグは理想に近いかもしれません。

 

既製品なのでその日のうちに持ち帰れるのもありがたい。

 

少し膨れ上がって見えるので間引いてもらうなどボリュームを調整し、私の頭の大きさに合わせて縫い込んでもらうために一時間待ちました。

 

受け取ったらウイッグの付け方を教えてもらいます。

 

私はぶきっちょなのでコツを飲み込むのに時間がかかりましたが、なんとか自分で付けられるようになりました。

 

月曜日に初めてウイッグを付けて出勤したときは不安でドキドキしましたが、誰も何も触れない(苦笑)

病気のことは上司と一部の方にしか話していないのですが、何か察してくれてるんでしょうね。人の髪形にはまったく興味がないのかもしれませんが。

 

2,3日したらすっかりウイッグに慣れました。違和感はないし安心感があるので気持ちが落ち着いたかもしれません。見た目も若くなったような気がする(笑)

 

合成繊維のせいか外で風に吹かれると膨れ上がるような気もしますが、職場に着いたら髪を押さえて整えます。

 

あとはウイッグ専用のシャンプーとリンスを10日に一度使うように言われたので、ちゃんとメンテナンスしよう。

 

出かける意欲が湧いたので、先日は娘たちとホテルのレストランでお食事しました。

髪の毛が再生するまでウイッグを利用して日々を楽しもうと思います。

 

前向きにならなきゃ。それも治療のうちなんだって。今週はパルス療法の2ターン目に入ります。