50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

本当に決まるのか?

自宅売却の契約を交わすのは2月末。あと1週間くらいなのに、まだ転居先が決まらない。

一応引き渡しは4月第2週くらいの予定で契約するつもりですが、転居が間に合うのか?

焦りまくっている私…。

 

先日見学を希望したマンションの内見が終わった後、どうしようか悩んでいる私に担当のMさんが

「もしよろしければ今度の祝日(天皇誕生日)も内見されませんか?」

「え?御社は火水が定休日ですよね」

「はい。ですが弊社は祝日の場合は営業いたします。たまたまわたくしの予定は空いておりますので」

「お、お願いします!!!今日帰ったらよく考えて見学希望の物件をメールしますんで!」

 

娘と帰りながら見学したマンションについて話し合う。

「海の見えるあのエリア、もともと希望していた辺りからちょっと遠いけど悪くはないよね」

「2棟とも駅から徒歩10分以内だし、坂もそんなに急じゃないからなんとかなるかもね。スーパーがすぐそばなのがポイント高いよ」

「もうあそこに絞るか。あとはどっちにするか考えようか」

 

その2棟を見学したときの様子はこちらです

ouchisumikae.hatenablog.com

 

同居予定の息子に帰ってから間取りを見せたところ

「2棟めの120㎡の部屋がいいんじゃない」

「広すぎないかなあ」

「狭いより広い方がいいんじゃないの?今ある荷物を処分しなくても全部持っていけるし、間取りもこっちのほうが好き」

ここは各室がリビングを通らなくても廊下から入れるので独立性があります。

むむむ?あまり私と顔を合わせたくないのか?(邪推でしょうか)

でも、私もそちらのほうが気に入ったのよね。

 

もう一度ここを見に行こうか。そしてここに決めようか。

 

でも、本当にこれでいいのかなあ…。古いしリフォームも少しは必要だし。緩やかだと思った坂道も毎日上がるときつくないかな。

最寄駅も今まで全く縁のない駅なので、電車の本数や駅周辺のお店など調べてみた。住みやすそうな町だとは思うけど…。

 

未練がましいけど、念のためSUUMOで再度物件探しをしてみた。そしたら、もともと希望していたターミナル駅Aの次の駅Bから徒歩17分のマンションが目についた。新築から13年。リフォームされたお部屋が売りに出ている。

 

実はこのマンション、年末年始の頃にSUUMOで見つけて気になり、一度は見学を申し込んだのだ。

そしたら担当のMさんが

「以前弊社が売却のご相談を受けた物件で8階ですが斜面地に建てられているため風通しが悪く、カビの発生が酷いお部屋で長期間成約になっていないお部屋ですのであまりお勧めできません」と言ったので見学をやめました。

 

そのマンションの別の部屋が売りに出ている。階も部屋の間取りも違う。今までたくさんのマンションを見学してきたけど、同じマンションでも部屋が違えば環境がガラリと変わることは学習済。

 

SUUMOに掲載されている広告を読むと「日当たり、風通しが良い」と書いてありました。まさか広告に嘘を書かないよね。今回売りに出ているお部屋は風通しが良くカビが生えにくいのかもしれない。

 

もともとこのマンションの外観が好みだったし、大手の不動産業者が分譲したマンションだったので安心感がある。ダメもとで見学を申し込んでみようかなと思いました。

 

娘に見せたら「いいと思う」と。SUUMOの広告を見て間取りが気に入ったそうです。

「ウォークインクローゼットが広いし、洋室からも廊下からも入れるの。納戸みたいに使える。それにベランダが奥行きがあって広いわ。玄関にポーチがあるのもいいね」

でもここは洋室2つと和室1つの3LDKだった。3洋室を希望していたはずだけど?

 

「私ね、最近和室のインテリアに興味を持っているの。ネットで見てたらお洒落な使い方がたくさんアップされている。それに押入れを勉強机のように使うやり方があるのよ」

 

そんなわけで担当のMさんに見学の調整をお願いすることにしました。

海の見えるエリアのマンションと、B駅が最寄り駅のマンションです。

でも、この見学で購入を決められるものかなあ…。息子も連れて行こうと思ったけど「用事がある」と断られてしまいました(怒)

 

テレビをつけると「URであーる」のCMが目の中に飛び込んできます。吉岡里帆ちゃん可愛い…って言ってる場合じゃないよな😅

でも賃貸を調べておく必要があると思いHPを確認すると、結構いろんなエリアに建っているんだね。

自宅の引き渡しまでに転居先が決まらないときは賃貸もやむなし、かあ…。

 

新規まき直しで内見へ

2週間ぶりの内見に娘と臨みました。

今回は4戸申し込んだのですが、そのうち1戸は申し込みが入ったそうで(←またか…)、3戸の見学になりました。

 

この前娘と現地を見に行って環境が気に入った、海が見えるエリアのマンション2棟と、当初から探していたターミナル駅A周辺エリアの駅近マンション1棟です。

 

担当Mさんの車に乗って出発。

お久しぶりなので車の中で情報交換をしました。

 

Mさんからは、買主側との調整状況。残金決済日から5~7日程度の引き渡し猶予を設定することを了承いただいたそうです。(ありがとう)

 

私からは「前回見学させていただいたマンションについて質問をメールで送ったのですが、2週間経ってもお返事がないですね」

 

私が出した質問についてはこちらに書いています。

ouchisumikae.hatenablog.com

 

「ご質問は相手業者様に転送いたしましたが、売主が業者の場合はなかなかお返事が難しいと思います。居住者でないとわからないこともありますしね」

なんだか釈然としない。どうしても売りたかったら一生懸命調べて返事するものではないの?

 

「そうなんですか。でもまあいいです。ちょっと気になることがありまして。MさんはOさんのサイトってご存じですか?事故物件を載せているサイトです」

「はい」

「実はそのサイトを見ていたら、あの部屋の棟に事故物件のマークがついていたんです。部屋番号は載っていませんが、住所は一致していますし1階と書いてあって面積もほとんど同じくらいなので、あの部屋じゃないかと思うんですが」

 

「そうなんですか?」いつも落ち着いているMさんもさすがに驚いたような声を出して。

「おかしいなあ。もし事故物件であればレインズにも載っているはずなのですが。どんなふうに書いてありました?」

「告知事項あり、と書いてありました。これってどういう意味なんでしょう」

「そうですね…」

Mさんちょっと考えて

「そういう書き方であれば事件ではなく、そこで病死された方がいるとか…。うーん、でも告知事項があるならそれを事前にお知らせしなければならないんです。あの物件にはそういう表記はありませんでしたから、別のお部屋ではないでしょうか。そもそもOさんのサイトが正しいのかわかりませんし…」

「同じ棟の別の部屋ということですか?」

「はい。あ、でも同じ棟なら別のお部屋でも気持ち悪いですよね」

Mさん勝手に納得したようでこのお話はおしまい。

私の中でも消化された感じで、このお部屋については候補から外すことに落ち着きました。

 

新規まき直しです。

 

そんな話をしている間に内見を希望したマンションへ到着。やはり坂をぐーんと上っていきます。

 

  • 1戸目

1棟めは売主さんの担当業者さんがお部屋で待っていました。

新築から18年経った3LDKのマンションで2800万くらい。南向きで採光・通風ともにOK。海は見えませんがマンションの裏側は公園になっています。

リフォーム歴はないのですがお部屋は綺麗。

「こちらはずっと賃貸されていまして、綺麗にお使いになっていたようです」と相手業者さん。

お風呂と台所を直せばすぐ住めそう。

相手業者さんは大規模修繕の時期や管理組合のこと、駐輪場など質問に答えてくれます。今までの内見ではこういうことがなかったので疑問点は解消できて安心したのですが。

 

ベランダからの景観が今一つだった。

見下ろすとすぐ前に民家があり、その広い敷地に枝や草が束ねたようなものがたくさん置いてあって雑然としている。

それに「もし将来このお宅が売却されたら、ここに高い建物が建つかもしれませんね」とMさんが小声で言う。

お部屋を出た後マンションの周りをぐるりと歩いてみました。閑静な町並みで、ちょっと歩くと海が見えるエリアになります。高台で風が心地よい。

 

そのままMさんと歩いて2棟めへ向かいました。

 

  • 2戸目

先ほどのマンションから徒歩1分くらい。ここは新築から30年経っていますが、一部リフォームされているので良いかなと思ったのです。

しかもここは2900万の3LDKなのですが、120㎡の面積なんです。めっちゃ広いのが気になる~♪

 

目指すお部屋は2階。マンションそのものは古いけど共用部分が綺麗に掃除されているし、エレベーターや廊下もなんだかお金をかけて作った感じで一つ一つに驚いていると

「こちらはバブルの頃に建てられたマンションですので」とMさん。

そしてお部屋に入ってみると廊下はゆったり幅広だし、リビングはなんと22畳もある。家具が何も置いていないからだだっ広く感じました。

3つの部屋もそれぞれ8畳あるし、物置など収納スペースもたっぷり。

「うわあ、広いなあ」と娘と歓声を上げていました。

リフォームについてはお風呂・トイレがしてあるけれど、台所は手を入れないと使えなさそう。

通風は今一つわからなかった。2洋室は通路側に窓があるので、開け放すのが難しいかもしれない。

カフェのあるスーパーは徒歩1分かからないかも。

 

でもMさん

「将来奥様がお一人になると考えますと広すぎますね」と。

「ううん・・・確かにそうですね・・・。広すぎて怖いかも」

 

  • 3戸目

今度はもともと希望していたエリアで、ターミナル駅Aから1つ先の駅が最寄になります。なんと駅から徒歩3分の築14年のマンションです。

「今まで内見していただいたマンションはほとんどが駅から10分以上歩く場所でしたが、今回は駅近マンションです。利便性が大きな特徴になりますね」とMさん。

フルリフォームされていてすぐ住めます。スーパーもすぐそばにあって本当に利便性がある。

 

部屋の窓から線路が見える。

「窓は2重になっていて防音ガラスが使われています。あ、ちょうど電車が来るのでどれだけ響くか聞いてみましょう」とMさん。

うっすら電車の走る音が聞こえますが、窓を閉め切っていると気になるほどではない。夜も眠れそう。

お部屋は60㎡台でコンパクトな造りです。

 

めちゃめちゃ便利なのは惹かれるのだけど…自分の終の棲家という感じがしなくてうなってしまった。

いや、病院も近くにあるので終の棲家として良いのかもしれない…。とにかく駅に近いというのは代えがたいポイントかも。

娘も「ここは本当に便利よね。ここでもいいんじゃない?」

Mさん「多分ここはすぐ売れると思いますよ。利便性を求める方は多いので」

そうですよね…。悶々…。

 

 

帰り、Mさんの車でお話をしながら自分の気持ちを整理しました。

利便性は魅力的。でもホテルや賃貸のような一時的に住む家ならいいけど、一生住むには騒々しい気がする。

今日見学した120㎡のお部屋が広すぎるのでは?と言われたけど、蔵書がたくさんあるし、もしかしたら将来親を引き取って一緒に住むかもしれない、あるいは子供たちが結婚して一緒に住むかもしれない。

ちょっと足を延ばせば海が見えるしスーパーが近くて生活しやすい。駅も徒歩10分。100%満足したわけじゃないけど、こちらのほうに魅力を感じたかも。

 

「息子も含めて3人でじっくり話し合ってみます」とお伝えしました。

 

本当に住み替え先が見つかるのか?最悪、買いたい物件が見つからない場合は賃貸の可能性も頭をかすめていました。

自分たちで見に行ってみた

我が家の買主さんは融資が無事に決まり、売買契約を2月末の大安で行いたいというご希望をされたので了承しました。

 

売却に向けて手続きは着々と進んでいるのですが・・・。

 

転居先が決まらない😞

 

もうここに決定しようかと思い始めていたおへやが事故物件かもしれないとわかり…。

もともとネックがあり躊躇していたところもあって、すーっと醒めた感じ。

 

他に見つけなくちゃ。

 

SUUMOをせっせと検索し、毎週末に見学希望を10軒近く出しているのですが、結局そのうちの2~4軒を半日で見学するスケジュールになってしまい、思うように進まない。

 

もっとたくさん見たいのに、担当のMさんは次の週末がどうしても都合がつかないと言ってきた。来週末は必ずと約束してくれたけど。

 

土日の2日間を何もせず過ごすのはもったいない。何か自分たちでできないか。

 

よく考えたら、戸建は広告に住所が出ていないけど、マンションは場所がわかるから自分たちで前まで行ってみることはできる。

部屋の中は見れなくても、駅からの道のりや周囲の環境、マンションの外観などは自分の目で確認できる。

今まで見学したマンションでは、坂が厳しかったり、周囲が雑然としていたり、見た目があまり惹かれないなどの理由で×をつけたときもあった。

ならば、事前にそういう部分を自分たちで確認して購入候補を絞って内見したほうが効率的だ。

 

なんで今まで気づかなかったんだろう💦

Mさんに任せっきりだったから進まないんだよね。もっと自分が動かなきゃ。

 

自分の足で見に行くことを考え、駅から比較的近そうなマンションを3つ選んで娘と見に行くことにした。どれもMさんに内見希望を出してあるマンションです。

 

もともと私はターミナル駅Aの周辺の駅で探していたのですが思うように見つからず、範囲を広げて見つけた物件。A駅からは電車で20分近く先の駅になります。

その駅で降りたことはなかったので未知の領域でした。

 

広告には「駅から徒歩10分」と書いてある。

歩いてみるとまあまあ急な坂でした。歩けないことはないと思うレベルだったけど、仕事帰りは疲れて辛いかもしれない。

坂を上りながら携帯で地図を確認しながらマンションを探す。見つけました。

思ったより駅からは近く、すぐそばにスーパーがある。しかもスーパーの1階にお洒落なカフェがあって

「お母さん好きそうなお店だね」

休日にここでコーヒーを飲んでいる自分を思い浮かべたりして(笑)

 

そして、高台なので見晴らしがよいのに加えてスーパーのあたりから海が見えたんです。遠いけど、ちょうどお天気が良かったのでキラキラ光っている。

 

「なんだかいい感じよねえ…。海が好きなわけじゃないけど、こういう眺めってなんだか気持ちがいいわ」

 

そして駅に戻ろうと坂道を下っていく途中でも海が見えた。

「毎日海を見ながら出勤するっていうのもいいわね」と娘と話しながら歩く。

坂を下るので、駅までは10分かからず早かった。

 

マンションそのものは中を見てみないとわからないけど、利便性は〇。

おへやの眺望は多分スーパーが邪魔してそんなに良くなさそうだけど、外に出れば街が見渡せるし海も見える。この環境は気に入ったので「絶対内見したい」と思いました。

 

この駅の最寄でもう1棟候補に入れていたのですが、そちらを歩いてみたら坂がないもののマンション周辺がごちゃごちゃしていて気に入らず、候補から外すことにしました。

 

3つめのマンションはもう一駅電車に乗って向かいます。

駅から徒歩12分。このマンションは部屋からの眺望がいいと書いてあり、間取りが広めなので期待していました。

実際駅から歩いてみるとさきほどの坂とはくらべものにならないくらい急傾斜で

「これは無理だね」と即決。

一応マンションの前まで行ってみましたが、頑張って上がっただけあって眺望がよく、街を見渡せます。

 

結局「眺望がいい」=「高台」ということね。当たり前か・・・。

どこまで許容できるか、だね。

 

3軒まわっただけで結構疲れたけど、絞ることができて良かったのかな。

 

今回行ってみた3軒から2軒を候補から外し、残したマンションの近くに別のマンションもあったので、それも入れて次回の見学を希望しよう。

 

その他気になった物件をリストアップ。Mさんにメールで見学希望を出しました。

 

これが昨年の2月中旬のお話です。

告知事項あり

我が家の購入を申し込んでくださった方の手続きが順調に進んでいるのに、新居探しがなかなか進まず焦っている私。

 

SUUMOで「良さそう」と思った物件を10件近く見繕って、おうち見学が終わるたびに「来週末はこれを見学したい」と希望するのですが、調整の結果見れるのは2~4軒くらい。

 

実は毎回「ここが一番良さそうだな。見て気に入ったら決めちゃおうかな」と娘と盛り上がる物件がないわけではない。

でも、なぜかその物件を見学できることがないんです。

 

先物物件なので…」

「お申し込みが入ったそうです」

「売主様のご都合が合わないそうです」

 

担当のMさんから言い訳みたいな理由を聞くたびに凹む私たち。良さそうな物件はハードルが高いのか。

 

この繰り返しの中で、とりあえず一番惹かれたマンションが出たので、かなり真剣に検討をしました。

 

前回までの記事に書いたマンションです。

 

広い敷地の中に複数の棟が点在している低層マンション。間取り、外観、佇まい、高級感、駅近など満足度が高い。このマンションで2部屋を先日見学したところです。

 

最初に見学したお部屋は3100万台でフルリフォームされた3階のお部屋。中は文句なし!

2回目に見学したお部屋は別棟の1階で、リフォーム歴があるものの不十分な感じはするし1階で人の目が気になる。

でも、2900万台に値下がりしたので手が届くかもしれない。

 

ネックになるのは駅からの坂道と、駐車場使用権付きということ。

 

坂道は緩やかに迂回しながら上がっていく道を見つけたので、なんとかなるだろうと思いました。

 

あとはお金の問題です。管理費と修繕積立金に駐車場料を足すと月々5万近くの出費。

それにローンの支払いが10年間あるのだから、50を過ぎた私が定年になっても払い続けることができるのか。

 

ありがたいことにSUUMOは支払いのシミュレーションができる。

頭金とボーナス時の支払い、金利と返済期間を入力すると、月々の支払額が割り出されるのです。管理費等の出費も込みで計算してくれるからわかりやすい。

 

自分の手取りを考えたら上限に近いけど、今後相続とか収入があるかもしれないし(逆に出費の可能性もあるけれど…😅)、娘が「就職したら生活費を家計に入れるよ」とも言ってくれたので、思い切って決めようかなあと思い始めた。

 

最初に見学した3階のフルリフォームのお部屋はいつのまにかSUUMOから消えてしまったので「売れてしまったんだな」と思いました。でもこちらは3100万台でそもそも厳しかったから、未練が湧かずちょうど良かったかも。

 

それでも他に探した購入候補のマンションをMさんにお伝えして今週末の見学を希望したものの

「大変申し訳ありませんが、今週末はどうしても都合がつかず、ご見学は来週末にお願いできませんでしょうか」と。

 

もう時間がないのに…。

こうなったらこのお部屋にしようかしら…。

 

腹をくくってこのマンションの評判や交通事情についても調べ始めていました。

 

そんな矢先

 

娘が「あのね。お母さんに話そうか迷っていたんだけど、お姉ちゃんに言ったら伝えたほうがいいって」

私には3人の子供がおり、いつも見学に同行している娘と息子が同居予定なのですが、上の娘は就職して東京で一人暮らしをしています。

 

「お母さん、Oさんのサイトって知ってる?」

「もちろん知ってるよ。テレビでもOさんが話しているの見たことあるし」

 

Oさんなんてぼかしましたけど、アレです。事故物件を扱っているサイトです。

 

「私ね。今まで言わなかったけど、お母さんと家を見学するたびに念のためOさんのサイトに載っていないか確認していたの。」

そんなことしてたなんてビックリしました。

 

「今までヒットすることがなかったんだけど、お母さんが今検討しているお部屋がもしかしたら載っているかも…」

 

娘が携帯を見せてくれました。

 

地図みたいになっていて、事故物件の場所に炎のようなイラストがついていて、そこをクリックすると住所・面積・事故の内容が表示される。今まで見たことなかったから驚きました。

 

で、私が検討している物件あたりの地図をズームアップしていくと、あのマンションが建っているあたりに炎のマークがある!

さらにズームしていくと、点在しているマンションが拡大されて一つ一つ確認できたけど、私が検討している棟に炎が付いている!

 

炎をクリックしてみると住所が表示されて「1階〇〇㎡」「告知事項あり」と記載されていた。

 

住所は一致するし、1階だし、面積はぴったり同じじゃなかったけど数㎡の違いだし、あの部屋じゃないか???!!!

 

「えーーーーー!まさかの事故物件???

思わず大声を出してしまった💦

 

「告知事項って何さ」

「ネットで検索してみたけど、殺人とか自殺ならそのように表示されるそうだから、そういうのじゃないみたい。孤独死とかかなあ」

「Mさんに聞けば内容がわかるかな。Mさん知ってるはずだよね」

「そうだよねえ。でもどうして教えてくれなかったんだろう。まだうちらが申し込んでないから言わなかったのかな」

 

私も思わずネットで検索してみたけど、告知事項ってのは買主の意志を左右するくらい重要なことみたいだから、あまり良い内容ではないはずだよね。購入意欲を削ぐような内容って何だろう。

 

まあ、孤独死だったら私も将来可能性があるわけだし…それをもって「やーめた」とするほどじゃないかもしれないけど…なんだか不安。マイナスイメージができてしまった。

 

Oさんのサイト。

今まではテレビでとりあげられたのを見てただけで、ドラマの世界のような感覚。全く現実のような気がしていなかったけど、まさかここで自分が検討中の物件が出てくるとは…。

本当に何があるかわからない。

 

そもそもこのサイトに掲載されていることが正しいのかわからないし、このお部屋のことかどうかもわからない。

部屋番号が出ているわけじゃないから、同じ棟の1階ということしかわからないわけです。

 

今度Mさんに会ったときに確認しよう。

メールで聞いてもいいんだけど、反応をこの目で確かめたいし。

 

もうここに決めようと思ったはずなのに、振出しに戻ってしまったかも。当たり前のことだけど家探しって大変だなあ…。

まだまだ新居探しが続く(焦)

新居が見つからないまま2月になりました。(これは去年のお話です)

 

自宅の売却については、買主さんが融資の申し込み中で事前審査が終わったら売買契約を結びましょう、という話になっています。

そちらについても調整中なので、担当のMさんはお忙しいんだろうと思いつつも、見学希望のメールに返信が来ない😠

 

週末に見たいと伝えたけど、どうなってるんだよお…。

こっちは何も予定を入れずに待っているのに。

今週末は息子も同行OKしたので、3人で臨むつもりです。

 

焦っていたら金曜日の夜に

「ご案内が遅くなりまして申し訳ありません。ご都合がよろしければ明日の15時からご案内をさせていただければと思いますが、いかがでしょうか」

 

15時からじゃ数多くは見れないじゃん・・・😞

 

「明日の15時からで大丈夫ですが、見学は2軒くらいしかできないですよね。どの物件でしょうか。教えていただけると助かります」とやんわり返信しました。

 

「可能な限りご案内できればと思いますが、全件担当業者様と連絡がとれておりませんので、明朝再度確認させていただきます。ご覧になれないことも想定して、3,4軒お選びいただけますと幸いです」とのお返事…。

 

え?今から調整するの?見学先は当日決まるの?

 

体中の血が沸騰するかと思ったけど、娘を相手にひとしきり文句を言っていたら少し落ち着き、候補物件を精査。

もう一度SUUMOを確認したら掲載が終了している物件があるので外し、居住中物件も外したら残り4軒になったので、Mさんに送信しました。

 

「なんだかさあ、前にMさんに聞いた話だと、一日中物件を見て回る人もいる、10軒くらい見ることもあるって言ってたじゃない。」と娘相手にまた愚痴る私。

「こちらが希望しても結局週末に半日の見学で見れるのは3軒くらいでしょ。私たちの予定は土日両方空けてあるのに、Mさんはもっと時間を割いてくれないのかな。内見がこんなペースで新居は決まるのかしら…」

「なんだかMさんの都合に私たちが合わせている感じだよね」

前にも似たような不満を持ったことあるけど、さすがに時間が無くなってくると焦りが出て不満がさらに募る。

 

「じゃあさ。空いた午前中がもったいないから、もう一度この前見学したマンションへ行ってみない?お母さんが一番気になっているところでしょ?坂がキツかったから、今度は別の道を通ってみようよ」と娘が提案してくれました。

 

間取り、外観、佇まい、高級感、駅近などで今まで見学した中で一番気に入ったマンション。だけど、駐車場の専用使用権が付いているのと予算オーバーのため、購入をためらっているマンションです。

 

で、土曜日は早起きして、そのマンションへ行きました。

 

娘がiPhoneのマップを見ながら「こっちに行けそうだな」と先導してくれます。少し遠回りな感じでしたが緩やかな坂を上り、駅から10分くらいで到着。

 

「これなら大丈夫そうだし、10分なら近いよね」とテンション上がりました。

 

しかも。

先日見学した1階のお部屋の前まで行くと販売広告の立て看板が出ていたのですが「新価格」と大きく書かれていて、2900万台に価格が下がってる

 

「これなら手が届くかも」

 

先日はフルリフォームされた3階のお部屋に比べて印象がイマイチ良くなかったのですが、見学した時間帯のせいもあるかもしれない。

「リフォームもあまりされていなかったけど、うちよりは綺麗だし、住みながら少しずつ直していくのもアリよね。駐車場代は悔しいけど管理費と考えれば」

駅まで10分は近いよね」

 

俄然、魅力的に思えてきました。真剣に考えよう。

 

そのあと、見学をお願いしたエリアのファミレスで息子と落ち合いランチ。

「15時にどこでMさんと待ち合わせなの?」

「それがまだ連絡が来ないのよ。調整中なんだろうけど。」

「こっちから聞かなくていいの?」

「もうちょっとしたら電話してみるわ」

なんて会話していたら、電話がかかってきた。

 

「申し訳ありません!待ち合わせ場所をご連絡しておりませんでした!」

めっちゃ焦っているMさん。会社からかけている様子で、後ろからは電話が鳴る音やしゃべっている声が聞こえて騒々しい。1月になってから問い合わせが殺到しているとMさんが言っていたけど、本当に不動産業者さんは今忙しいんだなあ。

 

「大丈夫ですよ。で、今日はどの物件を見れるんですか?」

結局見学できるのは2軒だった。まあそうですよね…。

15時からならちょうどいいかも。

 

で、そのあと見学した物件は結局イマイチで…。子供たちの反応も同じ。

 

2軒目のほうは午前中に見に行ったマンションの近くだったので、見終わったらMさんとお別れして、息子も連れてもう一度そちらへ足を運んだ。

 

息子がこのマンションを見るのは初めてだったので「どう思う?結構気になっているんだけど」

「まあ、雰囲気はいいよね。駅からも近いし。スーパーはないけどコンビニはあるから便利かもな」

息子は携帯でチャチャっと調べて

「お。ちょっと歩けばラーメン屋がある」

「駅の逆側に小さいスーパーがありそう」

 

結構乗り気な感じ。

 

帰ってから考えた。

今まで見学したマンションでは一番気に入った。本当はフルリフォームされている3階のお部屋が望ましいけど、1階のお部屋でも良いかもしれない。

一応もっとたくさんのマンションを見学するつもりだけど、それと並行してこのマンションについても検討を続けよう。

 

そこでふとひらめいたのです。

 

うちのマンションの購入を検討された方の中で、質問状を送ってきた方がいたんですよね。

その時の話はコチラ

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

私も質問してみようかしら。購入するとなればそこに住むのだから、生活するにあたって知りたいことはたくさんある。いろんなことを聞いたって別にいいよね?

 

で、あれこれ考えて質問を作成し、Mさんに「確認してほしい」とお願いしました。

こんな感じ。

 

①管理組合の理事はどのように決めるのでしょうか。もし当番制ならこの部屋(見せていただいた2室)にはいつ頃まわってくるのでしょうか。

②災害時の備蓄など対策はありますか。避難場所はどちらでしょうか。東日本大震災のときは何か困ったことがありましたか。

③排水管掃除は定期的に行われていますか?時期も教えてください。

④当マンションが参加する町内会の行事はあるのでしょうか。

⑤自転車置場にも専用使用権がありますが、空きがあればもう一台借りれるのでしょうか。

⑥駐車場は居住者に貸すことが可能だそうですが、そのような事例はありますか?また、賃貸は当事者同士で直接交渉するのでしょうか。管理会社が仲介してくれるのでしょうか。手続き方法が決まっているなら教えてください。

⑦この部屋(見せていただいた2室)の駐車場はどこの区画ですか。大体の場所で結構ですので教えてください。

 

そして、またSUUMOを探して見つけた4軒の内見もお願いしました。とにかく後がないんだ💨

 

まだまだ新居探しが続くのです。

新居探し続く

我が家の売却のめどがたちました。

一応夫も了承したので担当のMさんにお伝えして、我が家の瑕疵についても「前回申告済みですが念のため」と壁の穴や建具の傷みを改めて申告しました。

売買契約を結ぶとき項目ごとにチェックするので大体で良いと言われましたが、後が怖いので伝え忘れがないよう神経を使いました。

 

引き渡し時期については「余裕をもって遅めでよいのでは」というMさんのアドバイスがあったので、4月第二週くらいで調整をお願いしました。本当は3月中に終わらせたいのですが、転居先が決まらないと引き渡せないし…。

もう1月下旬だというのに時間がない😰

 

暇さえあればネット検索(苦笑)

SUUMOで気になった物件をMさんにお伝えしました。それと、先日見学して好印象だった駐車場付きマンションの別の部屋(先日は3階でしたが今回は1階)も希望しました。こちらのほうが100万円安いのです。

 

なかなかMさんから連絡が来ないな…と思っていたら金曜日になって

「急で申し訳ございませんが、明日の午後14時からのご案内でいかがでしょうか」と連絡があり、もちろんOKしました。

 

とにかくどんどん見学しないと💦

 

今回も3戸見学します。

 

まずは前回新しく開拓した路線の沿線で、私が拠点としたいターミナル駅Aからは乗り換え含めて20分くらいの駅が最寄。駅から徒歩13分の大規模マンションです。新築から30年近く経っているけどリフォームされたお部屋なのでローン控除は使えます。

 

最寄駅でMさんと待ち合わせて車に乗せていただき出発。途中で坂道を上がっていきます。ものすごく急なわけではないけど、まあまあ上ります。到着したら近辺はマンションが多く、一つの街のようになっています。

 

エントランスや廊下は掃除されていて、管理も行き届いているような感じを受けました。

 

さてお部屋はどこ?資料を読んでもよくわからない私にMさんが

「ちょうどエレベーターが止まらない階ですね」

エレベーターは各階には止まらないので、一つ上の階で降りてから階段を使って下の階へ降りると2戸のドアが左右に並んでいます。

「この階段は2戸専用ですね」

他の部屋の住人とあまり顔を合わせずにすみそうだけど、やっぱり階段を使わなければ部屋に入れないのが不安だなあ。

 

お部屋に入るとリフォームされているからピカピカに綺麗です。

約70㎡で3LDKの間取りは玄関入ったら左右に洋室、廊下をまっすぐ進むと左右に浴室・トイレ、突き抜けるとLDK。ベランダに面している。LDKの横に洋室があります。まあ平均的な間取りで文句なし。2800万で予算の範囲内。

 

「まあ、悪いわけではないんですけど…」口ごもると

「リフォームもきちんとされていますね」とMさん。

娘は「別にここでもいいよ」

「そう?でも階段があるから、将来のことを考えると…」

正直、悪くはないけどあまり惹かれなかったんだよね。ここで暮らす自分を想像できなかった。

 

①のマンションと同じ最寄駅から徒歩12分。新築から35年以上経過しているマンションです。ここもリフォーム済で76㎡の3LDK、2900万くらいです。

交通量が激しい大通り沿いに建っていました。

オートロックはなく、古い団地のような趣があります。

「今回のお部屋はエレベーター停止階にあります」とMさん。

エレベーターを降りて、ずらりとドアが並んでいる共用廊下を進んだ一番奥にお部屋はありました。角部屋です。

 

間取りは先ほどと同じような感じ。玄関の近くに2洋室。奥にLDKと1洋室。ただし角部屋なので窓の数は多い。あとは…。

 

「やっぱり車の音が結構しますね」

窓を開けるとちょっとうるさい。眠れないほどじゃないと思うけど。

「あと排気ガスも気になるなあ」

Mさんは「オートロックがありませんからセキュリティが心配ですね。誰でもお部屋の前まで入ってこれますから」

う~ん。候補から外そう。

 

前回見学したマンションの別棟のお部屋です。

そのときの話はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

敷地内に点在している3階建ての低層マンションの佇まいが気に入ったので、もう一度ここに来たくなりました。駅まで近いけど急な坂があります。

車に乗っていても傾斜がきついのはわかる。マンションに向かってぐーっと上っていきます。

 

今回は1階。間取りは前回と同じ81㎡の3LDKです。

入ってみると、過去にリフォーム歴はあるもののちょっと直しただけで、業者さんがリフォームした前回のお部屋とは明らかに違う。

あと、このお部屋は1階なのでベランダがなく、南側LDKの前は庭のようなスペースになっており、その外に駐車場スペースがあって、人目が気になります。洗濯物を干すのもはばかられそう…。

しかも、ちょうどお部屋を見学した時間が午後3時半くらいで、ちょうど日が陰り始めていて、部屋の中もなんだか暗く感じたのよね。

 

私の表情を見たMさんは

「せっかく来たのですから、先日のお部屋をもう一度見てみませんか?鍵は借りてあります」

「そうですね。せっかくですからね」このお部屋はこれで終了。

 

先日の部屋にもう一度入る。比べてみるとお部屋の綺麗さ加減が全く違うし、3階なので日当たりも良く、先ほどより明るく感じた。

 

「こちらのお部屋のほうがいいなあ…。そういえば駐車場の件はどうなりました?」

このマンションは各戸に駐車場の専用使用権が付いている。この部屋には15000円の駐車場料金がかかるので、使わないものに対して毎月出費するのが嫌で躊躇したのだった。

 

「はい、管理会社に確認しましたが、管理規約の中に盛り込まれているので駐車場の使用権はお部屋についています。持ち主は管理費・修繕積立金と一緒に駐車場代も請求されますね。ただ、ご質問にありましたがお車を2台所有されている方がいたとして、車が必要ないお宅と個人的に駐車場の貸し借りをしている可能性はあります。管理組合は把握していないようですが。」

「そうですか…😞」

「でも駐車場代の1万5千円は管理費の一部だと考えればいかがですか?先日も申し上げましたが将来お車が必要になるかもしれませんし、せっかく気に入られたのでしたら検討されるのがよろしいかと思いますが」

 

今まで見学した中で一番私の反応が良かったのか、Mさん結構押してくる😅

 

でも3100万円…。予算をオーバーした上に不要な駐車場の出費が毎月ある…。駅からマンションまで近いけど急な坂もあるし、毎日歩くのは厳しいし…。

 

やっぱり無理だよな…。

自問自答を繰り返す私です。

 

結局この日も新居を決められないままMさんとお別れしました。

娘と「良かったんだけどお金が厳しいし、坂もあるしねえ」と話していたら

「坂はもしかして回り道したら傾斜が緩いかもよ。今度もう一回歩いてみようよ」と言ってくれた。

 

Mさんへのメールには

「一応候補に残して、緩やかに迂回できる道があるか調べるのと、金額が折り合いをつけられるのか、1階住戸も含めて検討してみます」と書きました。

そして次の週末に見たい物件を10件ほど見繕って見学を申し込みました。(数打ちゃ当たる?の精神です)

 

本当に住みたい家が見つかるのかしら。

 

このころはかなり焦っている状態でした。これが去年(令和3年)の1月末の話です。

夫とバトル

我が家に購入の申し込みが入ったのですが、値引きのお願いもあったので、共有者の夫がOKか確認してほしいと担当Mさんに言われたので、まずはメールしました。

「その内容で大丈夫だ」という返信が来たのでMさんにお伝えして、あとは引き渡し時期をいつにするか検討しようと思った矢先。

 

夫からまたメールが来て

  • あるかどうかわからないが、将来子供たちの里帰り出産のためにも、今の住居くらいのスペースがあったほうがよいのではないか
  • 自分だけ家を出ればすむこと
  • 自宅を売らなくても良いのではないか
  • 大きな家を小さくするのは簡単だが小さな家を大きくするのは難しい
  • 資産は保全したほうが良いのではないか。売却すれば仲介手数料などで大きく目減りする。せっかく築いた財産なのだから、子供たちの代で処分などを検討すればよいのでは。

 

目の前がくらくらしました。

 

なんで今そんなことを言う?

 

一年前から売却を検討して、売りに出して7か月。

ストレスのかかる内見に耐え、仲介業者と何度もやり取りをして、価格の値下げもして、やっと売却できそうなのに、今になってそんなことを言いだすなんて。

 

思い出してみると、今まで夫は売却について特に積極的ではないけど異論を唱えることもなく、「勝手にやれば」というスタンスだった。

私の報告も聞き流しているようだったし、おそらく自宅の売却について真剣に考えていなかったのだろう。

いざ売れるとなってから改めて考え、慌てているのか?そんなつもりじゃなかったと言い出しているのか?

 

愕然としましたが、とりあえず返信。

  • 購入申し込みを受けたので、もう売却の方向で進んでいる
  • 里帰り出産があるかどうかわからないし、いずれ一人暮らしになるので4LDKは大きすぎて管理が大変だ
  • 中古マンションは価値が下がっていくので、子供たちの代で処分させるのは負担をかけることになる
  • 我が家を査定してもらったときは2900万くらいが平均だったのに、今回3200万で売れたのだから、仲介手数料を引いても想定より高くてラッキーだったと思う
  • そもそも売却については同意していたはず。一年近くも活動してやっと売れるめどがたったのに、急に売却に反対するのは理解できない。気分が悪い

 

そうしたら夫から「直接話をしたい」と言ってきたので、直接対決です。

 

同じ家に住んでいるのにずっとメールでやり取りをするほど関係は悪化していたので(苦笑)、直接話をするのは久しぶりのこと。

 

話はメールの内容の繰り返し。

私は頭にきて感情的になっている(-_-;)

 

埒があかないのですが、夫が新しく言い出したのは

「もう関係を修復するのは無理だが、いきなり売るんじゃなくてまずは別居から始めるとか、もっと方策があるんじゃないんか?それに実家の家を取り壊して2世帯住宅を建てれば共存できるかもしれないじゃないか。」

 

「そういうことはもっと早くに提案してほしかったよ。私が夫婦のことを悩んで耐えられなくなったから、自宅を売却して別々になろうと言い出した時は、それを避ける方法を考えようとしなかったじゃない。2世帯住宅だって私が秋に提案して、物件がないか調べて見つけたら広告をあなたに見せたり、一緒に内見しようとしたり、共存の道を探ったよね。でもあなたは自分でも検討しようとしなかった。我関せずという姿勢だったわよね。挙句の果てに『共存は無理!』と言ったのはあなたです」

 

「あのときこう言ったとかああ言われたとかそんなことは聞き飽きたよ。売る売るってなんでそんなに声高に主張するの。その発想が気持ち悪い」

 

気持ち悪いと言われた、またも目の前がくらくらしました。

 

「お互い気持ち悪いんだからこれ以上一緒にいるのは無理でしょ。関係を改善するのも無理でしょ。別々になるしかないでしょう。だったら共有名義の自宅を中途半端に残すのではなく、売却してお金を分けて、2人の間をきちんと清算するのがお互いにとっていいんじゃないの」

 

そもそもこういう理由で売却に向けてスタートしたはずなのだけど…。なんで今更最初の頃の話を復習してるんだろ❔

 

目を三角にした夫は頭が沸騰している感じで

「そうだな。わかった。じゃあそういう方向で」

 

あっけなく終了。

結局夫は今まで深く考えることなく、とりあえず私に任せたけど、売れなかったら今の状態をダラダラ続けてもいいと思っていたんだろう。

 

本当は最初の頃にここまで話し合うべきだったのに、ふわっとした感じで始まったので。ある意味夫も踏ん切りがついたかもしれないな。

 

なんかドロドロした話を書いちゃってすみませんm(__)m