50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

今頃ですか?という電話

自宅を買い替えて4月に新居へお引っ越し。

新居を整えるまですったもんだがあったけど、ようやく落ち着いてきたか?という頃。

 

7月くらいのことです。

 

仕事帰りに携帯を見たら着信がありました。

 

この番号は何だろうとネットを検索してみたら、前に住んでいたマンションの管理会社っぽい!

 

え?なんだろう。何かまずいことあったかなあ。

 

一応引っ越すときに管理人さんに挨拶に行ったし、退去で必要な手続きは全てしたはずなんだけど。管理費も滞納せずちゃんと払っていたし。

 

頭の中がぐるぐるしてきました。

 

そういえば…

1つ気になっていたことがあって…。

 

以前書いたように引越し日の翌日、不要な家具やゴミなどを処分業者に搬出してもらったのですが。

その時の記録がこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

で、そのとき家の前で家具の分解らしき作業を始めたんですが、その音がものすごくうるさかったんです。

 

バンバン

カンカン

ドンドン

 

音が大きくて耳を塞ぎたくなりました。

日曜日の朝9時~10時くらいだったから、もしかしたらまだ寝ている人がいたかもしれない。

大迷惑だろうなあ…。

 

その時はとにかく「早く終わって!」と念じていたのです。

 

やっぱり苦情があったのかな😰

でも3か月も前のことなのに、今頃それを言ってくる?

 

とにかく不安で仕方なかったのですが、折り返し電話してみました。

 

「J不動産です」

名前を名乗り、着信があったことを告げると「担当を確認して替わりますね」

少し待たされましたが、担当さんが電話口に出られました。

「あの、先ほどお電話をいただいたようなのですが…」

「はい。折り返しのお電話ありがとうございました!」若い男性です。

「どういったご用件でしょうか」恐る恐る聞いてみました。

 

「はい。以前ouchisumikae様からご自宅マンションの机上査定のご依頼があって査定させていただきましたが、その後いかがかと思いまして。よろしければご自宅の売却をお手伝いさせていただけないかと思いお電話いたしました」

 

え???

 

確かに私は、管理会社系列のJ不動産に机上査定のお願いをしました。

そのときの記録です

ouchisumikae.hatenablog.com

 

でもそれって一年以上前の2月なんですよ。

えっと、時系列をざっくり整理すると

  • 令和2年2月頃住み替えに向けて具体的に動き出して複数の会社に机上査定を依頼(その中にこのJ不動産も含まれている)
  • 令和2年5月にL不動産に訪問査定してもらい、6月に仲介の契約を結ぶ
  • L不動産が売却活動を行うもののしばらく停滞状態
  • 令和3年1月にやっと自宅の売却が決まる
  • 令和3年2月に新居と巡り合う
  • 令和3年4月に買い替えて引っ越し

で、現在(このときは令和3年7月です)に至る

 

あのとき机上査定してくれた不動産屋さんが今頃連絡してくるとは思わなかった。

かなり混乱したけど、一応説明する。

 

「あの、もうとっくに売却しまして新居に入居済みです。御社もご存じの管理会社さんには連絡していますけど、聞いていませんか?」

「そそそそうですか」若いお兄さん動揺を隠せない。

 

「それは存じ上げず大変失礼いたしました。部署が異なるものですから…」

「そうなんですか。そういうわけでもう用は足りておりますので申し訳ありませんが…」

「そうですか。わかりました。もし今後また買い替えをお考えになりましたら是非弊社までご連絡ください」

「もう買い替えることはないと思いますが、もしそういうことがありましたらよろしくお願いします」(絶対ないだろうなと内心思ったけど😓)

 

机上査定してもらってから一度も連絡来なかったのに、1年以上経ってから連絡が来るなんて驚きだわ。

 

ただ、一年前よりも確実に不動産の市場は活発に動いているような気がしました。私が引っ越したマンションも売りに出た部屋があったし、「売却しませんか?」というチラシが定期的に入ってきたりする。

 

そして令和4年の現在のほうがもっと活発化している感じですね。

突然の手紙

4月中旬に引っ越して少しずつ生活が整ってきた感じになってきた矢先。6月初めのことです。

突然お手紙が届きました。

 

ちょっとビビりませんか?国土交通省からいきなりお手紙が来るって。

 

不思議に思いながら開封したらアンケートのお願いでした。

 

不動産の取引価格を教えてほしいって。

 

「土地取引状況調査票(マンション等区分所有建物用)」が同封されていて、それに書いて返送するかウェブサイトで回答するかどちらかでお願いしたいと。期限までに回答が来ないとはがきで催促するらしい(゚Д゚;)

 

回答項目は下記の内容です。

  • 取引価格
  • (購入した)区分所有建物の概要
  • 取引の理由
  • (購入した)建物の利用目的

 

取引価格は「重要な情報なので必ず記入してほしい」と太字で書いてありました。

 

あとは建物の概要については間取り・窓の向き・最寄駅など結構細かいことまでお尋ねしてる。

 

とりあえず怖いものではなさそうだったので、売買契約書を見ながら欄を埋めました。私の回答がこれから不動産取引をする人の役に立つなら良いし。

 

念のためネットで検索してみたら詳しい説明があったし、回答が悪用されることもなさそうだと思ったのです。

 

(参考)国土交通省「土地総合情報システム」

リンク先

https://www.land.mlit.go.jp/webland/

 

不動産の買い替えに伴っていろんなことがあるんだなぁと改めて感じました。

鍵の交換ですったもんだ③

中古マンションに引っ越したので既存の鍵を新しいものに取り換えたいのに、なかなか進まない状況が前回の記事です。

4月中旬に入居したのに、鍵の交換工事をしたのは2か月後でした。

 

ouchisumikae.hatenablog.com

 

今思うと私の詰めの甘さも原因だったと思う。

鍵屋さんとはもっときっちり話を詰めておけばよかったし、段取りも悪かった。

 

今更ですが、決済日前でも売主にお願いして、鍵の見積もりだけさせてもらうことが可能だったんじゃないか?と思いました。

 

でも鍵の交換でこんなに時間がかかるとは当初思っていなかったからなあ…。仲介業者さんもそんな話してなかったし。

 

この鍵屋さんは一つ一つの連絡も遅かったから、余計にイライラしました。

 

で、やっと交換工事の日が来ました。土曜日の14時の約束です。当然14時きっかりに訪問するよね?と思って待ち構えていましたが(←ほとんど意地悪の領域ですよね😅)インターフォンは無音のまま。

(また待たせるのかい)とムッとしていたのですが、数分後に訪問されました。

 

「どうもすみません」ぺこぺこしています。確かに息子が言ってた通り、腰が低い。

 

「じゃあこれから鍵穴の工事を始めますのでドアを閉めますね」

 

それから待つこと30分くらいだったでしょうか。

「終わりました!どうもお待たせいたしました」

工事中は特にうるさい音も聞こえなかったし、ドアの向こうでどういう工事をしたのかよくわからなかったけど、交換が終わったらしい。

 

一応外に出てドアを確認したけど、何の痕跡もなし。鍵穴の周りは傷もついていないし綺麗な状態です。

「こちらが新しい鍵です」と渡された鍵を差し込んで回してみる。スムーズに開け閉めができる。

「ありがとうございました」

 

「見積もりの時は鍵を3本お作りするとお伝えしましたが、サービスさせていただいて6本作りました!どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

3人住まいなので6本も必要ないけど、まあ、東京にいる長女や実家の両親に渡してもいいか。

 

あ、確認しなきゃいけないことがあった。

 

「あの、エントランスのオートロックは既存の鍵でないと開けられないんですよね?」

「いえ、開きますよ。なので以前の鍵は処分していただいて構いません」

「そうなんですか!」

 

実は、以前鍵の取り換えを仲介業者さんに勧められた時に

「ただしエントランスのオートロックを開ける鍵は取り換えることができず、既存の鍵を使わなければいけないので、お部屋の鍵の取り換えをしたら2個持つことになります」と説明されたのです。

だからずっと「そうなんだ」と思い込んでいて子供たちにも伝えていました。

「面倒だね」と言っていたのですが…。

 

現金なもので「そうか。そういう特殊な鍵だからこんなに時間がかかったんだ」と勝手に納得した(苦笑)

 

すったもんだしましたが、鍵の交換が無事に終わったので一安心。

ちょうどその少し前にネット環境も整いました。

ドコモ光に頼んだんだけど、こちらもかなり混んでいるとかで随分待たされました。

 

一つずつ懸案をクリアして新生活がゆっくりと進んでいく感じ。

 

そして、思い切ってこのブログを立ち上げたのはこの翌月の7月でした。

ouchisumikae.hatenablog.com

 

書き始めてみると「あんなことあったなあ」といろいろ思い出されてきて、懐かしかったです。

娘と一緒に毎週末マンションを内見したのも、当時はかなり焦っていたけど今となっては楽しい思い出だなあと。

 

おうち見学って面白いですよね。

もう買い替えが終わったのに、今でも時々SUUMOを覗いて物件を探してしまいます(笑)

鍵の交換ですったもんだ②

鍵の交換のため見積もりに来る約束のはずが、鍵屋さんと意思の疎通が図れておらず来てもらえなかったのは前回の話。

 

ouchisumikae.hatenablog.com

 

私は鍵屋と「引越し日の夕方に見積もってもらう」約束をしたつもりでした。

でも鍵屋さんは「引越しの時間が未確定だから決まったら連絡をもらう」約束になっていたと言う。

確かに「訪問は何時」とは決まっていなくて、私自身の記憶である「夕方」だと曖昧な時間だから、もしかしたら解釈の違いがあったのかもしれない。

 

でも、でもね。仮に鍵屋さんの言うとおりだったとして、私から何の連絡も来なければ普通はそちらから確認の電話をしませんか?

「連絡をいただいていませんが何時にうかがえばいいですか?」って。そういうもんじゃないの?

 

だから、なんとなくこの鍵屋さんに対して不信感を持ったんですよね。放置したことを言い訳してるんじゃない?って。(本当は私の記憶が正しいんじゃないかと思ったし)

 

まあ結果は仕方ないので、とりあえず既存の鍵を使って過ごしていました。

 

でも、既存の鍵は気になりだすと不安になる。なので夜寝るときは外から開かないようにドアガードを必ず倒していました。

 

私は寝るのが早いので、子供たちの帰りが遅くなるときは必ず連絡を入れてもらい、その時はガードをかけないようにするというルールにしました。

 

だから早く鍵を取り替えたいのに…。

 

結局鍵屋さんは平日でないとすぐに訪問できないと言うので、仕事のある私は息子に対応をお願いしたのです。

 

で、訪問当日の夜、仕事が終わった私は息子に「どうだった?」

「うん。普通の人だったよ。すごい丁寧だったし腰が低かった」と強調。

 

私が鍵屋さんに対して不信感を持っていることを息子は知っているからね。フォローしている感じです。

 

「見積もりが終わったら電話するってさ」

 

さてそのあと。

連絡が待てども待てども来ない。

 

ちょうどL不動産(この鍵屋さんを紹介してくれた仲介業者です)の担当Mさんから、旧住居の「引き渡し確認書」が送られてきたのでお礼メールに

「鍵の取り換えがまだなのが不安ですが、見積もりができたら連絡すると言われて待っている状態です」と思わず書き添えてしまいました。

 

Mさんからの返信に「鍵交換の件、何か問題がございましたらご連絡ください」と書かれてあったので、いざとなったら言ってやろうと心構えをしました。

 

そして見積もりに来てからついに10日経ったけど連絡なし。私はたまりかねて電話をしてみたけど留守電。

ちょうどゴールデンウイークに入る頃だったので、「お休みなのかしらね。こんなに時間がかかるものなの?」と息子に文句を言っていました。

 

そしたら翌日電話がかかってきました。

「すみません。メーカーに確認しているのですがまだ返事が来ないんですよ。それが来ないと確定しなくて…」

「は?メーカーですか?」

なんだかよくわからない。

 

鍵屋さんって鍵のことは全部自前でやるのかと思っていたけど、メーカーからモノを取り寄せてそれを取り付けるということ???(私の理解力がなさすぎるのかもしれないけど)

 

「とにかくもうすぐだと思いますんで、2~3日中に連絡できると思います」

 

で、2~3日後ではなく1週間後に電話がかかってきました。

 

「お待たせして申し訳ありません。やっとメーカーから連絡が来まして確定しました。見積額は税込みで48,000円です。発注しましたら納期まで1か月ほどかかるそうですが、発注してよろしいですか?」

「1か月ですか???」

本当にびっくりして、思わず声が裏返ってしまった。

「あの。念のため確認したいのですが、1か月と言うのは見積っていただいた日から数えるんですか?それとも今日からですか?」

 

ちょっと嫌味っぽい言い方になってしまったかもしれない😓

 

「発注してから1か月です。それも延びるかもしれませんが」

「見積もりだけでも時間がかかったのに、今から1か月先、しかももっと遅くなるかもしれないんですか?」

ちょっと怒りが滲んだかも。

「はい。申し訳ないのですが大変混み合っておりまして、しかも特殊な鍵ですし、どうしてもそれくらいかかってしまうんですよ」

申し訳なさそうな語り口ではあるけど、言っている内容は私にとって結構ヒドイ内容である。

 

どうしよう。

 

L不動産のMさんに連絡して別の鍵屋を紹介してもらうか?でも今からそれをやっても、交換が早くできる保証はない。この業者さんが言うのが本当ならばもっと時間がかかるかもしれない。

 

金額も高いような気がしたけど、相場はそんなものなのかなあ。。。遅くなるのも仕方ないのかなあ。。。

 

「わかりました。じゃあ発注をお願いします」

「承知いたしました。では工事の時期が決まりましたらご連絡いたします」

 

この時が5月初め。6月になっても連絡は来ず。1か月よりも延びるかもとは聞いていたけど、ついに6月第二週になってしまったので状況確認のために電話を入れてみました。

留守電になっている。。。

 

息子が貰っていた名刺に携帯番号が載っていたので翌日そこにかけてみると出た。

「あ、ちょうどお電話しようと思っていたところでした」(蕎麦屋の出前かい)

 

「昨日メーカーから連絡がありまして、来週納品されるということです。それ以降なら工事できますので、いつがよろしいでしょうか」

「平日は仕事がありますので土曜日にお願いします」

 

日程調整終了。やっと鍵の交換ができる。

 

でも4月の中旬に引っ越したのに交換が2か月先とはね。予想外の展開だった。

 

それに鍵屋さんの連絡一つ一つがなんだかスムーズじゃないと言うか、不信感が募るのです…。

 

新生活は楽しくスタートしていたのですが、ネットの接続(ドコモ光にお願いした)も工事が混んで6月まで待たされていたし、すっきりしない状態でした。

鍵の交換ですったもんだ①

引っ越しが終わって旧住居の引き渡しも終わって、というのが前回までの記事ですが、ちょっと今回の話はさかのぼります。

 

新居を購入するとき仲介業者さんも売主の宅建業者さんも「鍵は交換することをお勧めします」と口をそろえて言っていました。

 

「お金かかるしそんな必要ある?」と子供たちは懐疑的だったけど、中古住宅だし、この鍵を手に入れることができた人は結構多いんじゃない?と思うと…。

 

分譲時の買主さん。

その方が売りに出した時の仲介業者さん。

そして今回の売主さん(=上記の仲介業者さんかもしれないが)

 

しかも、これまで数多くのマンションを内見しましたが、実際売主さんと対面することは全くなく、私の担当をしてくれた仲介業者L不動産のMさんが鍵を事前に借りてきて、それを使って開けて中を見せてくれることがほとんど。1回だけ売主さんの仲介業者さんが中で待っていたことがあったっけな。

 

つまり、Mさん以外にも複数の仲介業者さんが鍵を借りてお客さんの内見に立ち会っていたと推測できるわけで…。

 

業者さんはお仕事で鍵を扱っているのだから、まさか悪用するようなことはないだろうけど、でも、絶対大丈夫だと言い切れるの?

 

それに最初の持ち主がコピーを手元に残している可能性もある。実は私も旧住居の鍵を引き渡した時、自分の親にコピーを渡していたことをすっかり忘れていて、後で気づいて捨ててもらったんだよね😓

 

いやいや、皆さんが悪いことをするとは思えないけどさ。

せっかく新生活をスタートするのだから鍵も新しくして一から始めたほうがいいよね!

 

そんなわけで鍵を交換することにしました。

例によってMさんに鍵屋さんを紹介するようお願いしました。

 

引っ越す1週間くらい前だったか、私の携帯に電話がかかってきた。

「L不動産さんからご紹介いただきました〇建築です。マンションの鍵を交換されたいということですよね」

「はい、よろしくお願いします」

「つきましては見積もりするために鍵穴を確認させていただきたいんですよ。ご都合のいい日を教えていただけますか?日曜日は弊社が定休日ですのでそれ以外でお願いしたいのですが」

 

売買の決済が木曜日で引越しは土曜日なので

「引越日はいかがですか?時間ははっきりわからないのですが、多分夕方ならもう引っ越しが終わっているので対応できると思いますが」

「わかりました。夕方ですね。見るだけですからそんなに時間はかかりませんので」

 

そんな感じの会話をしたと記憶している。

 

で、結局引っ越しは2往復などもあり、思ってた以上に時間がかかったのは過去記事のとおりです。

ouchisumikae.hatenablog.com

 

夕方なんてとても間に合わないとわかり、息子に「鍵屋が来るからよろしく」と対応をお願いしておきました。

 

夜6時近くになって息子から「鍵屋全然来ないんだけど」

「おかしいわねえ。今日来てもらうことになっていたのに」

聞いてみようかと思ったら、連絡先をメモしていなかったことに気づいた私。

じゃあ携帯の着信履歴を見ればわかるか?と思ったのですが、当時いろんなところから連絡を貰っていたのでどれが鍵屋の履歴かわからない(苦笑)

しかもアホな私は鍵屋の名前をメモしておらず、調べることもできず。

 

翌日、不要品の搬出をしている最中にMさんから「午後2時にうかがって大丈夫ですね?」と確認の電話があったのでついでに

「引越し日の夕方に鍵屋さんが見積もりに来るはずだったのが来なかったんですよ」

「それは困りましたね。じゃあ連絡してみます」

 

すぐに鍵屋から電話がかかってきました。(定休日でも連絡を入れさせるなんてMさんさすがです)

 

「昨日お待ちしていたのにいらっしゃらなかったので心配しておりました」と怒りを抑えて丁寧に話すと

「あの、ご連絡をいただけなかったので。お待ちしていたんですが」

「え?私から連絡することになっていましたっけ???」

「はい。お時間がわからないからわかったら連絡していただけるという話でした」

びっくりしました。

 

確かに時間が分からないという話はしたような気がするけど、わかったら連絡するなんて約束した覚えないし。

 

でもその時は不要品の搬出と午後の不動産引渡しのことで焦っている状態でもあったので

「そうですか。それは失礼いたしました。ではいつ来ていただけますか?」とまたまた自分を抑えながら丁寧に喋ると

「土曜日はしばらく先まで予定がいっぱい入っておりますので平日のほうがよろしいかと」

売買関係で仕事を何日も休んでしまったので、もうこれ以上休めない。沸騰しそうになったけど、息子に連絡を取って立ち合いをお願いすることにした。

 

帰ってからメモを見ると

「鍵の取り換えで引っ越し日の午後鍵穴を測りに来るとのこと」としか書いてない。

やっぱり私から連絡を入れるなんて約束してないよ。。。

 

なんだかなあ…。

めっちゃ不信感が募ったけど。

今から他のところを探すわけにもいかないし、まずは見積もりの結果を聞いて考えようと思いました。

不動産の引き渡し

旧住居の荷物等撤去が午前中に終わりました。

午後2時に買主さん、担当業者さん、私の方の仲介業者Mさんの合計3名が来て鍵等含めた引き渡しを行う約束です。これを終えて自宅の売却が本当に終了することになります。

 

本来なら売主である夫と私の2人が引き渡すのですが、夫には「立ち会うなんて聞いていなかったから用事を入れてしまった」と断られてしまい、私が1人で対応することになりました。

その時の記事はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

家具がすべて無くなりがらんとした部屋の中で、とにかく少しでも清潔感が出るよう拭き掃除をしました。

でも床の傷みは隠しようがないし、壁にはカビが生えているところもあって恥ずかしい。

 

リフォームする予定で購入されたのだから、たとえほんの少しの汚れでも、うちみたいにかなり汚くても、買主さんにとってはあまり関係ないかもしれない。けど、やっぱり恥ずかしい。これは主婦としての感覚だろうか。

 

時間になって皆さん到着されました。

買主さんがここに入るのは内見した4か月前以来のことです。

 

一応各室を回って残置物がないか確認。

 

申告済みだった壁の穴も「こことここです」とお伝えしたらコンコン叩いて確認されていました(怖)

 

鍵は夫や子供たちから回収した6本を出窓に並べました。

「元々分譲時に貰った鍵は3本で、残りはコピーです」と説明。

あとは北側にあるドライエリアについているポーチの鍵。

相手の業者さんが鍵に刻印されている番号を一つ一つ書いていきます。

 

あとは分譲時に貰ったマンションのパンフレットや図面など。

キッチンに設置されているレンジフードやガスコンロなどの取扱説明書。

 

「食器洗い機の説明書も残っていますが壊れているから要らないでしょうか」

相手業者さん「寸法なども出ておりますし新しく取り付ける機種の参考になりますので一応いただいておきます」

 

他にも浴室乾燥機の説明書や水栓など。物が捨てられない私だったのでこういうものはほとんど残していたけど良かったかも?

 

マンションの管理規約は改定前のものも含めてごっそり残っている。年一回行われる総会の議事録もかなり残していたのでそれもお渡しした。

 

買主さん「インターフォンはこれですね。モニターはオートロックの入り口とこの玄関前と両方映るんですか?」

「はい」

 

ここで(娘から使い方を教わっておけばよかったのに)とちょっと後悔。

 

インターフォンを押した来客者は自動録画されるので、留守の間に誰かが訪問してもあとで確認できるんですが、その操作方法は娘が詳しいのです。実は前年に管理会社が取り替えたばかりで私はあまり弄ったことがなく、操作できる自信がなかったので披露するのを躊躇してしまいました。

 

本当はここで録画を再生して「さきほど来られた時の様子がこのように映っていますよ~」とお見せすれば「おおーこんな機能が!」となっただろうに(ちょっと悔しい 笑)

 

インターフォンの取扱説明書もお渡ししたので、まあいいかと自分に言い聞かせちゃった😓

 

部屋の中は大体チェックされた様子で「郵便ポストの開け方を確認させてください」

 

うちのマンションは敷地内に3階建ての棟が複数建っているタイプで、ポストも棟ごとに設置されています。

部屋を出たらすぐにポストがあるので新聞を取るのも便利でした。

 

一緒に部屋から出て「これです。開けるにはダイヤルを最初右に回して〇に合わせてから左に回して◎に合わせます」

実演しました。

 

「ほう。私もやってみます」

買主さんも実際に回して「開いた」と笑顔。なんかいい感じです。

 

ドライエリアのポーチが近かったので「これがドライエリアの入り口で先ほどの鍵をここに挿して開けます」とご説明しました。

 

一通り引き渡すものを確認できたので、買主さんが「鍵受領証」に署名捺印しました。

 

それから不動産の「引き渡し確認書」と言う書類に売主買主両方が署名捺印します。そこには「不動産の引き渡しが本日完了したことを確認します」という文言があり、引き渡しの完了日(時間まで書くのだ!)と物件の表示がされていました。

 

売主の一人である夫が不在なので、夫の欄は空欄のままですが、私たちの担当Mさんは「これからご主人に郵送して署名捺印して返送していただきます。決済の時にお願いして了承してくださいました」と。

 

「書類が整ったらあとで郵送いたしますが、とりあえずこれで売買は終了ですね。どうもおめでとうございました」

 

買主さんも私も「ありがとうございました」

 

「では私どもは管理人さんに挨拶に行きますので」と買主さんたちとMさん。

私はクイックルワイパーを畳み荷物をまとめて一緒に外に出ました。

ご挨拶してお別れし、ふわふわした足取りで新居へ向かいました。

 

本当に終わったんだ…

もうここに来ることはないんだ…

 

実は、昨日今日と住居を片付けて掃除していたら、和室にあった柱の傷を久しぶりに確認して、ちょっと感傷的になったのよね。

子供たちが小さいころ、毎年身長を測って刻んでいたのです。もうすっかり忘れていたけど見つけて「こんなに小さかったんだなあ」と懐かしく思って。

こういう思い出も消えてしまうんだなと。

 

子供たちにとって生まれ育った家が無くなったことは良かったんだろうか。本当は残しておいて、将来出て行っても実家に戻ってきたときに柱の傷を見て笑いあえたりできたかもしれない。

 

チラッとそんなことを考えたけど、現在の状況を考えると家族がそんな風になれない現実があったので、新しいマイホームを作るのが今の私がすべきこと。

 

とにかく終わった!疲れたけど様々な関門をくぐり抜けた気分でした♪

不要品の搬出

引っ越した翌日朝9時に旧住居でゴミの処分業者と待ち合わせ。午後は買主さんへ鍵の引き渡しをする予定。

 

処分業者の到着に間に合うよう余裕をもって家を出発しました。息子より早めに着いて軽く拭き掃除をしていると8:50頃「ピンポーン」

 

見積もりの時にお会いした社長さんです。

その時の記事はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

軽くご挨拶した後、部屋をぐるりと見渡して「なるほど」

「不要品が少々増えてしまいまして…」とうず高く積み上げた和室を指さしたら

「なるほど」うなずいています。

 

「要は空にすればいいんですよね?持って行ってはいけないものはありますか?」

区別するため私の荷物は出窓に置きました。

 

搬出が始まるとどんどん進みます。男の人が何人も入ってきててきぱき家具を運び出す。

 

引っ越しの時もそうだったけど、搬出の時って私はすることないし邪魔になりそうだし手持無沙汰です。仕方ないので空いた部屋を回ってクイックルワイパーをかけたり建具を拭いたりしていました。

 

そのうち部屋の外から騒音が聞こえ始めました💦

よくわからないけど外でカンカン叩いている音がします。

ちょうど息子からLINEで

「もうすぐそっちに着く」と連絡が来たので

「なんかこっちはものすごい音を立てて近所迷惑じゃないか不安だよ」

 

👦「掃除?」

👩「いや、家具を運び出すだけかと思ったら分解しているっぽい」

👦「その場でやっているのか。そうしないと積めないのかなあ。古いから資材として処分するんだろうね」

👩「バンバン音がして心臓が縮むさ。そのうち苦情が来るかも」

👦「言われたらごめんなさい言うしかない」

👩「日曜日の朝なのに。早く終わってほしい。外で叩いているわ」

👦「そういうことするなら先に言ってほしかったけど、今更どうしようもないな。」

👩「こんなにガンガンやるものかね。夜に搬出する場合もあるだろうに」

👦「夜はさすがにしないでしょ。とりあえず向かってます」

 

とにかく早く時間が過ぎていくよう祈る小心者の私…

 

やっと息子が到着。

「小型のトラックが3台止まってるよ。家具を壊さないと乗っからないんじゃない?もう8割がた終わってる感じ」

 

そのうち静かになり、家の中の不要品もどんどん運び出されていき…。

 

「終わりました」

11時過ぎに社長さんがそばに来ました。他の方は散らばって部屋を掃いてくれています。

「ありがとうございました」

 

各室を確認したら、見事に何もかもなくなってがらんとした空間になっていました。ベランダも確認したら綺麗になっていました。

 

「たくさんあったのに全部運んでくださったんですね。ありがとうございます!」

 

で、お会計。息子がさっと私のそばに寄り添ってくれた。

 

見積もりの時から処分品がかなり増えたので上乗せされるかもと覚悟していたのですが、社長さんの口にした金額は見積もり通りの金額でした。

 

「いいんですか?かなり増えてしまったのに」

思わず余計なことを口走ってしまったのですが

「ええ、結構ですよ」

「すみません」

お礼を言うと笑顔で

「いえいえ。それよりも仕事が入った方がありがたいので、L不動産さんに良く言ってくださると助かります。また仕事を回していただけるように」

 

私の売買の仲介業者であるL不動産。そこが処分業者さんを紹介してくれたんですよね。

 

なるほど。そういうことか。処分業者さんにとってうちの1件は将来に繋がる仕事でもあったんですね。

 

「わかりました。ちょうどL不動産のMさんと午後お会いするのでメッチャ良いこと言っておきますね」

調子のいい私です(苦笑)

「よろしくお願いします」笑顔でお別れしました。

 

とりあえず午前の懸案は終わったのでほっと一息。

息子が耳元で「なんか大丈夫だったね。業者さん丁寧で怖そうじゃなかったし」

「そうねえ。まあ、午後も不安だらけなんだけど…」

「俺邪魔になるしそろそろ帰るわ。なんか持って行くものある?」

前日に持ち帰れなかった荷物を託しました。

 

買ってきたパンを食べて少し休憩。それから買主さんに引き継ぐものを準備して出窓に並べる。そして、とにかく少しでも綺麗にしようと思って約束の時間まで拭き掃除を続けました。