50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

不安×2

引っ越しが終わりました。

夜、近くのファミレスで子供たちとご飯を食べて新居に戻る途中も実感が湧かず

「なんだか旅行中に外食してからホテルの部屋へ戻るみたいな感覚だね」なんて話しながら歩いた。

 

鍵を開けて入っても、ここが自分の家という感じがしない。

 

でも、これからここで(多分)死ぬまで暮らすんだろうなあ…としみじみ思う。

 

しかーし。

感慨にふけっている暇はないのです。翌日は午前中に前住居の荷物を処分して家を空にする。そして午後は買主さんに現地で鍵を引き渡さなければいけません。

 

捨てなければならない不用品が思った以上にたくさん出てしまったので、処分業者の反応が怖い。見積額以上に請求されるかもしれない。でも持って行ってもらわなければ困るから、請求されたら払わざるを得ないかも。あまりにも高かったら、売買の仲介業者(処分業者を紹介してくれたところです)の担当Mさんに言うつもりだけど。

 

「ああ、不安だわ。せめて私一人だけが立ち会うんじゃなく誰か一緒に来てくれない?いてくれるだけで心強いもの」

娘が「ごめん。今日一日働いて疲れたから明日はゆっくり家で休みたいの」

(私だって今日は一日引っ越しで費やして明日も丸一日対応したら翌日から仕事があるのにな。休む暇がないんだけど)

 

息子が「そういえば管理人さんが言ってたけど、明日排水管の掃除で業者が部屋に入るから立ち会ってほしいって」(←聞いてない!)

「じゃあ私が残ってその対応をすればいいでしょ?」と娘が言う。

 

👦「しゃあないな。俺が一緒に行けばいいんでしょ。でも様子見て大丈夫そうだったら帰らせてもらうわ」

👩「え?午後も引き渡しがあるんだけど」

👦「そっちは一人で頼むよ。仲介のMさんも来るんでしょ?こっちは客なんだから仕切ってくれると思うよ。頼りにすればいいじゃない」

 

しょぼん。。。

 

以前も書いたのですが、鍵の引き渡しも不安で仕方なかったのです。本当は共同の売主である夫に来てほしかったのに断られたし😞

ouchisumikae.hatenablog.com

 

とにかく明日。それが終われば新生活をスタートできる。なんとか頑張ろう。

 

そう思ってもなかなか寝付けず、新居で初めて過ごす夜は落ち着かなくて孤独な時間でした。

「週刊はてなブログ」で紹介された!

びびびっくりです。

以前書いた記事が「週刊はてなブログ」で紹介されました。

blog.hatenablog.com

 

 

何気なく読んでいたら自分の記事が載っていたので目を疑った。

今週のお題」にはたまに参加していたけど、こんなこと初めてだから胸がどきどきしてる…

 

で、取り上げていただいた記事がこれ。

 

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

改めて記事を見るとメッチャ本が汚いですやん😨

よくこんな写真アップしたなあ。

そして、写真も含めてなんだか恥ずかしい内容だなあ…。

 

それでもこの記事に目を止めてくださったはてなブログの編集部さんには感謝の気持ちでいっぱいです。読んでくださって本当にありがとうございました。的確な紹介文には「なるほど。そういう分類なのか」と目から鱗

 

それに私が何気なく書いた「本を所有するのが大好き」というところがピックアップされるなんて思いもよらなかった。

 

紹介していただきめっちゃ嬉しい(^o^)

 

とにかく初めての体験なのでソワソワ。

もしかしたらアクセス数もいつもよりアップしたかしら?と確認したところ…

 

へ?

 

最近更新が滞っていたのもあるけど、多いときの5分の1くらい😅

 

まあそんなものですよね。大切なのはブログの中身です。これからも気になるお題があったら参加してみようかな♪

 

自分から広げようとしないただの自己満足の備忘録なんで、ひっそりと続けられればそれでいいんです。

 

でも最近はちょくちょく読んでくださる方が増えてきたり、時には☆をいただいたりするので、それは嬉しいのです。(こんなブログでいいんですか?と思いますが)

 

そしてこのタイミングではてなブログさんからメールが届きました。

 

このブログを開設して1年が経ちましたってお知らせメールだった。

こんなお知らせをしてくださるとは。

 

ゆっくりと少しずつ書き進めていたこのブログを開設して今日で一年経ったんだ。

早いものですね。全く気づいていませんでした。

 

引っ越しの記録はもうすぐ一区切りしそうですけど、家の買い替えに関連して新しく体験した話など書きたいことはまだあるので、マイペースで続けて行こうと思います。

 

ここまで目を通してくださった方、ご訪問ありがとうございました。もし気が向いたらまた覗きに来てくださいね♪

とにもかくにも引っ越したのだ

2回目の搬出が終わり、一通り掃除をしたら新居に向かおうと思って、かんたんマイペットやクイックルワイパーを使って各部屋を掃除していたところ。

 

息子からLINE

 

👦エアコン工事終わったけど、引っ越し屋はいつ来るの?

👩さっき出て行ったけど忘れ物があって一度戻ったから、まだまだ時間かかるわね

👦電気屋に追加料金払ったよ。ひどい出費だな。化粧カバーの見栄えはいいけどさ。これでエアコンがすぐ壊れたら最悪だけどな

👩立て替えた分はあとで払うからね。それにしても思ってた以上にお金かかるなあ…。明日のゴミ処分業者だって見積もりより高く請求しそう😓

 

そうなんです。引越し直前の追い込みで出るわ出るわ…。

捨てきれずに処分してもらう不要品が見積もり時点よりもたくさん出てきたんです。

それについては業者さんにお話ししたところ、事務的な対応でしたけど。

 

過去記事はこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

で、見積もってもらったときの記録がこちら

ouchisumikae.hatenablog.com

 

19万5千円の見積もりでした。そのとき「結構かかるんだな」と思ったのですが、見積もり時より処分品が増えてしまったからなあ…。追加料金取られるかな。

 

不安だからもっとお金をおろして備えておこう。

 

明日は午前に処分業者がゴミを搬出して、午後は買主さんがここに来て鍵を引き渡す予定です。

 

家具の大半がなくなって汚い床がむき出しになった状態は本当に恥ずかしい。クイックルワイパーで拭いてもあまり綺麗にならないけど、少しでも清潔感を出そうと思って一生懸命拭きました。

 

そして洗面所のドアを開けたら!

 

こんなものが壁に立てかけてある~

 

これ、養生シートって言うんですか?

搬出する荷物で壁や床が傷つかないように保護するやつ。

これを置いていかれたら困るでしょ。

 

引っ越し業者さんはもうそろそろ新居に着くかどうかの頃だったので、慌てて息子に電話した。

「しまった。さっき全部チェックすべきだったわ…。一度掃除機を取りに戻ってくれたからもう取りに来てくれないよね。明日でもいいから寄ってもらえないかしら。写メ送るから交渉してくれない?」

息子は「わかった。話してみるよ」

 

しばらくして

「こっちの作業が終わったら取りに行くって」

ホッとしました。

 

あとで息子が言っていたのだけど担当のKさん、一緒に居たベテランぽいおじさまに「ちゃんと確認しなきゃな」と言われて頭をかいていたそうです。若そうだったし、もしかして担当するのは初めてだったのかしら。

 

確かに彼は搬出終了時に各室を回って確認することはしなかったなあ。

でも私もうっかりして全然考えなかった。掃除機の忘れ物に気づいた時点で確認しておけばよかったなあ…。

 

早く新居に行きたかったけど、Kさんが戻ってくるまで待っていないといけない。息子から「搬入終わったよ」と連絡が来たのは夕方5時くらい。

 

取りに来たKさんは平謝り。

 

結局私がここを出たのは夜になってしまいました。雨の中、引っ越し荷物に入れ忘れた荷物を詰めた重たいスーツケースを運んでくたくたになったけど、新居に着いた時は本当にホッとしたなあ。仕事帰りの娘も新居に直行していたので、3人で近くのファミレスに行ってささやかにお疲れ様会。

 

まだ翌日の懸案が待っていたので心が落ち着かず、あまり食欲がなかった。

 

一つ一つ確実に終わっていくのがウソみたいで、「本当に私は引っ越したの?」と現実感のないふわふわした感覚でした。

誤算に次ぐ誤算

新居への搬入作業を終えた引っ越し業者さんが戻ってきました。これから2回目の搬出作業が始まります。

 

書き忘れていたけどこの日は結構雨が降っていて、荷物が濡れないか心配だったけど、担当のKさんは「できるだけ濡れないように配慮して運びます」と言っていて、搬入先の息子に確認したら「大丈夫そう」とのことでした。

 

戻ってきたKさんに「あの、少しなんですけど荷物に入れ忘れたものが出てきて、余っているダンボールに入れたら運んでいただけないでしょうか」と言ってみたところ

 

「あ、すみません。荷物の追加はできませんので」

 

一瞬で粉砕された😨

 

あとで思ったんだけど、何も言わずダンボールに入れて封をしてしまって部屋に置いておけば持って行ったんじゃないか?という気がしてきた…。

ダンボールは1回目の搬出で全部運び出していたんだけど、もし何か言われても運び忘れだと押し切ってもよかったんじゃない?

 

大した量じゃないし、わざわざ伺いを立てることなかった~(´・ω・`)

 

…というのは、このあとKさんの運び忘れが幾つか判明するんですよ(苦笑)

 

後悔しても後の祭りです。

 

Kさんに断られてしまい、仕方ないのでしおしおと荷物をスーツケースに詰めました。帰るときに自分で持って行こうと思って。私ってホントに気が弱いな。多分夫なら業者さんに運ばせたことでしょう。

 

1回目の搬出で大物はかなり運び出しているので2回目は思ったより早く進んだので、空いたところに私が掃除機をかけていると、Kさんが「箒をお借りしていいですか?」

渡すと部屋を端から端まで掃いてくれました。

 

Kさんが手首のスナップを利かせて小気味よく掃いているので

「上手ですね!」と思わず褒めるとニコニコして

「ありがとうございます!この業界にはいったらこういうことも教わるんですよね~」って。

 

そんな感じで掃除をしていると息子から連絡が来ました。

 

👦今、エアコンの取り付けが始まったんだけどさ、もっとお金がかかりそうだよ

 

👩まあ、ホースの取り換えで最低1万円はかかるという言い方だったからねえ…

 

👦ホースに化粧カバーみたいなやつをつけようか?と言っておる。どうしよう

 

👩化粧カバーって何?

 

👦ホースを取り付けただけだとむき出しになるからカバーをつけるのはどうか?って

 

👩カバーをつけたらどうなるの

 

👦ホースが隠れてちょっとオシャレになる。新居だとそういう風にする人が多いってさ。でも新しいエアコンじゃないし、すぐ買い替えるならカバーが無駄になるよね

 

👩新しくはないけど買ってから2~3年くらいだから、そんなに古くもないし…。買い替えるのはだいぶ先だよ。オシャレかあ。。。

 

ホント、アホな私です。つけてもらうことにしちゃった(爆)

 

なんやかんやで結局エアコンの取り付け工事の追加料金が5万強かかってしまった。

今思えば本当にアホだったなあと。

もしカバーつけなければ幾らだったのかも確認してない。もう何もかもダメすぎる。

 

それに、今までホースにカバーをつけてなくて何とも思わなかったのに、なんでつけようと思ったんだろうね。引越しでテンション上がって感覚がマヒしていたのかも。

 

こうやっているうちに搬出作業が終わったようでKさんがやってきて。

「終わりました!これから新居に出発しますね♪」

「ありがとうございます。代金は10万円ですよね。息子に渡してありますので受け取ってください」

「はい。全部終了しましたら息子さんからいただきます」

 

他の2人にもご挨拶。皆さん爽やかに出ていかれました。

 

ふう…。

明日のためにもう少し拭き掃除してから新居に帰ろう。

 

そう思った瞬間です。

 

掃除機が置いてある!!!

 

一通り部屋に掃除機をかけたら持って行っていただくことは最初に確認済でした。

忘れとるやん!

 

急いでKさんの携帯へ電話。まだそんなに遠くへ行っていないはずです。

「掃除機が置いてあります!」

すぐに事態を理解したKさん「すみません!今から取りに戻ります!」

 

しばらくして戻ってきたKさん。

「すみません~」平謝りしながら掃除機をひょいっと持ち上げて大急ぎで出ていかれました。

 

ふう…。

 

息子にバトンタッチの連絡をしました。

 

くたくたに疲れたので、ソファー(明日処分業者が回収予定)に座り込んでちょっと休憩。このときもっと部屋をチェックしておけばよかったのですが、まだ忘れ物があったんですよね…。気づいたのはだいぶ後になってからでした😓

新居の搬入作業(by息子)

1回目の搬出が終わってコンビニで買ってきたパンを食べながら一息ついていると、新居にいる息子から矢継ぎ早にLINEで連絡が来ました。

 

👦業者が着いた!

 

👦冷蔵庫どっち向きにする?ガスコンロと向かい合う感じ?

👩今までもそうだったからそれでいいんじゃない?

👦コンロが正面になるから狭いかと思ったけど・・・横向きにするとか

👩置いてみて狭かったら向きを変える?

👦冷蔵庫を開けてみて考えるわ

 

しばらくして

👦ベッドの頭は窓側でいい?

👩それはあなたのベッドなんだけど。私のは2回目で運ぶの

👦え?これワイのベッド?危ねえ~

 

そんなときに電気屋さんから電話が入りました。

「エアコンの取り付けですが、3時から5時の間にうかがいます」

ガスの開栓も同じ時間帯です。

あとはニトリで買った家具が届く予定。

 

息子に伝えたら「はあ。。。終わりが見えないね」って💦

 

そんな息子ですが、引っ越し業者さんとコミュニケーションをとっているようで

👦なんかKさん(担当者)って好青年っぽい感じで話しやすいよ

👩Kさんはあなたと歳近そうだしね

👦先輩のほうはあんま喋んないけど

 

👦ダンボール入れ始めた

👩大物は終わったんだね

👦ワイの部屋に全部ぶち込み始めた。「俺のと違う荷物もある」ってなんか言い出しにくいや

👩ダンボールに「寝室」って書いたから私の荷物も入れてるんだろうね。でもダンボールならあとで動かせるから、言わなくてもいいんじゃない?

 

で、ついに息子から…

👦終わった。もう出発するみたいよ。よろしく

 

バトンタッチされた。

 

さあ、またこちらで搬出作業を始めるんだな。Kさんは話しやすそうだから、ちょっと交渉したいことがある。

 

実は新居の搬入作業中、私はひたすらこちらで床を掃いたり、収納棚を開けて中を拭いたりしていたんだけど、ダンボールに入れ忘れたものを幾つか見つけてしまったのです。なんとお米もあった😓

 

荷造りが結構ギリギリまで終わらず焦っていたせいか、まだ開けていない棚があるのに気づいていなかった…。

 

まだ段ボールが余っているし、そこに入れたら2回目の搬出で持って行ってくれないかなあ。Kさんに頼んでみよう。ダメだったらスーツケースに入れて持って行くしかないかも。

なんかいろいろしくじってる感じで凹むけど…。

とりあえず1回目の搬出作業が終了

電気屋さんが帰ってからも搬出作業は続きます。

 

どこにいたらいいかわからない私はウロウロしたけど、とりあえず作業の邪魔にならないように空いている部屋へ移動して履き掃除をしたり、気づいたところを拭いたりしました。

 

そしてその部屋の搬出作業が始まると別の部屋へ移動。ついにはベランダに出て、持って行ってもらう予定の竿をまとめたり、翌日回収してもらう予定の処分品をまとめて端に寄せるなど、意味もなく動き回る。

 

すると担当のKさんが「すみません!」

「これからテレビを運び出しますが、DVDレコーダーがコードで繋がっていますので外してもらえますか?我々はいじれないんで」

「いじれないって、向こうに着いたらセットしてくださるんでしょ?」

「え?DVDレコーダーは置いていくんですよね。運ぶ予定に入っていませんが…」

「そんなはずないです。持って行く予定ですし、見積もりの時も置いていくなんて一言も言っていないです」

びっくりして声が裏返ってしまった(苦笑)

そういや見積書には書いてあったかな?どうだったっけ。

 

今朝、Kさんと持って行く荷物の確認をしたときは「これもお願いします」とテレビあたりを指さして言いましたが、「テレビとDVDレコーダー」と具体的な名前まで言わなかった。

 

「まあ大した大きさではないので運びますが、コードはお客様が外してください。新居での設置もご本人でお願いします。接続はできないので」

「すみません」

 

なんか私が悪いような感じになってしまったのが釈然としないけど、とにかく運んでもらわないと困る。

繋がっているコードを外して束ねてDVDレコーダーと一緒に床に置きました。どことどこが繋がっていたか一応見ておいたけど、ちゃんと設置できるか不安だわ😓

 

テレビは専用のケースに入れられて搬出。テレビ台も運び出され、リビングに残されたのはダンボール箱と明日処分する不要品のみ。

 

リビングを掃除していると、担当のKさんが私のところにやってきて

「とりあえず家具と電化製品など大物は全部運びました。ベッドは1台残っていますが、ハンガーボックス、シューズケースも乗せました。あとは乗り切れる範囲でダンボール箱をどんどん乗せましたので、これから転居先に出発しますね」と報告されました。

 

朝の8時半から始まりましたが、このときが大体10時40分くらい。

怒涛のような2時間でしたけど、まだ引っ越しは終わっていないのだ。

 

受け入れ先の息子にバトンタッチの連絡を入れ、私は近くのコンビニに走って昼食を仕入れてしばし休憩。2回搬出するなんて知らなかったから、半日で終わると思ってたのになあ…。

 

剝き出しになった我が家に対して感傷的な思いもあったけど、今は疲労感のほうが大きい。

 

そうそう。見積書を引っ張り出して読んでみたところ、電化製品については

 

  • 電子ピアノ
  • クーラー
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • TV

これしか書いてなかった!

 

見積もりのお兄さん…。

なんでDVDレコーダーを入れなかったの。テレビと一緒に置いていたのに…。

 

見積書が我が家に届いたのは以前にも書いた通り引っ越しの直前だったので、私も細かいチェックをしていなかった。

ouchisumikae.hatenablog.com

 

まあ運んでもらったからいいんだけど。やっぱり釈然としないや。

エアコン工事の誤算

引っ越し荷物の搬出でバタバタしていたら、作業員の3人とはまた別にもう一人「エアコンと洗濯機の取り外しにまいりました~」と入ってきました。

電気工事担当の方です。

 

貰った名刺を見ると引っ越し業者とは別の会社名が印字されています。

「あら?引っ越し屋さんとは別の方?」

「はい。同じ系列ですが弊社は電気関係の担当をしております」

そういうものなんですね。

 

電気屋さんは踏み台に乗ってエアコンの取り外しを始めました。

 

するとすぐ

「あの、エアコンのホースが古くてかなり固くなっていまして、おそらく取り付けの時に追加料金が発生するのではないかと思います」

「追加料金???」

 

引っ越しの見積書ではエアコンの脱着と洗濯機のセッティングで15,000円で、それは引っ越し料金の10万円に含まれているので、これ以上の支払いはないと思っていたのに。

 

古いのか…。3~4年前に買ったエアコンなんだけど。

 

「現地を見ないと何とも言えないのですが、ホースの取り換えだけで1万円超えるかもしれません。取付工事をするのは別の者なので確実ではないのですが…」

 

「う~ん」と天を仰ぐ私。

「でも仕方ないんですよね…」

「そうですね。このホースを取り付けるのは難しいと思います」

 

受け入れ側の息子に連絡した。

「え!お金おろしてこなきゃ!」

「頼む。後でちゃんと返すから、とりあえず立て替えておいてちょうだい。ホース代だけで1万超えるから多めにおろしておいて」

「しょうがないなあ」

 

「そういえば、ブレーカーあげたのに電気がつかないんだけど」と息子。

新居で電気のメーターボックスに書いてある番号とアンペア数を電力会社に連絡すれば使えるようにしてくれる約束だったんだけど。

「さっき連絡入れたばかりだからまだなのかなあ。30分くらいしてからまた連絡入れてみるわ」

「了解」

 

いきなり予想外の出費かぁ。一体幾らかかるんだろう。搬出は始まったばかりだし、全部終わるまで他にも何かありそう。

 

30分待っても新居の電気はつかなかったので電力会社に電話したところ

「ご連絡をいただいてから手続きをしておりますので、ちょっと時間がかかっているかもしれません。もう少しすればつくと思います」

 

しばらくして息子から「電気がついた!」と連絡が入りました。とりあえずホッ。

 

電気屋さんはエアコンと洗濯機を運び出して「それでは失礼いたします」と去っていきました。取付工事ではどうなることやら。女子供で足元を見られないか?そんなことしないよね?と思っても一抹の不安がよぎる…。(最近の私は被害妄想が強くなっているようだ😓)