50代で家を買い替えた話

50代になって夫とは別の人生を歩みたくなり自宅を買い替えて新しい生活をスタートさせた顛末記

フローリングの怪③

引っ越して1年経った頃、新居の床鳴りが頻繁になってきたので心配になった私。

 

契約と決済の2度しか会ったことのない売主さんに聞く勇気が湧かず、どこに聞いてよいか悩んだ挙句、購入したときの仲介業者さんにメールでお尋ねしました。担当のMさんとは家探しの頃毎週のようにお会いしてたくさんのお話をしたし、メールのやり取りを頻繁にしていたので聞きやすかったのです。

 

でも、仲介は終了しているので今頃質問して大丈夫かしら…と不安になりつつ。

 

「売主さんに聞いてください」と言われればそちらに聞きやすくなるから、それはそれでよいかと思いました。

 

メールを送信したら翌日の夜に返事が来ました。

 

「その節はお世話になりありがとうございました」という丁寧なご挨拶から始まり、床鳴りについての説明が書かれていました。

 

  • 床鳴りとは、床のフローリング木材が収縮することによって起こる現象
  • 湿度が高くなると木材が微妙に膨張して、上を歩くとつなぎ目部分などから音がする
  • 木材が乾燥すると縮み、音が出にくくなる
  • ただし極端に縮んだ場合も音が出る場合がある
  • 木材を利用しているので致し方ない現象

 

Mさんは「私の自宅でも同様の現象はあります」と。

そうなのか。じゃあよくあることなのね。

 

ただ、「あまりにも酷いようでしたら、念のためアフターサービスにご相談してもよろしいかと思います」と締めくくられていました。

 

ちょっと安心した。

 

丁寧に返信してくれたMさんにお礼のメール。

このことを除けば現在の住居を大変気に入っており、住み替えてよかったと思う、お忙しいでしょうがお体に気をつけてご活躍ください、という内容の返信をしました。

 

Mさんはすぐに返信をくださり

  • よく相談のある現象なので不安が解消されれば何より
  • フローリングが重なるような現象にまで発展するようならば、一定の膨張を考慮した隙間を設けていないことが原因の場合もある
  • 通常の床の状態ではなくなった場合はアフターサービスに相談してください

 

という内容のメールで、「住み替えたことで生活が快適になったり気分が向上されたようでしたら良かったと思います」と。

 

最後に「今後ともよろしくお願いいたします」

うん?また相談してもオッケー?いやいや、締めくくりの定型文ですよね(笑)

 

こういうお返事をもらったことで私の気持ちはひとまず落ち着き、しばらく様子を見ることにしました。

 

そうしたら、季節のせいなのかしら?10月に入ってからほとんど音がしなくなったんですが。。。

春から夏にかけて結構ミシミシ音がしたんだけどな。

 

今日も洗濯物が良く乾いたし、木材も乾燥して縮んだのでしょうかね。

 

工事の不備があったわけではないとわかったし、補修の必要もなさそうだな。

不安が解消されてホッとしました。

フローリングの怪②

引っ越して1年経った頃にフローリングのきしむ音が頻繁に聞こえるようになり、どうしようか思い悩む私でした。

 

同居している子供たちは「以前から音が鳴ってたよ。そういう床だと思ってた」と言います。

 

以前住んでいたマンションの床は硬くてきしむ音など聞こえたことがなかった。

 

現在住んでいるマンションの床はもともと柔らかくて足の裏がフカフカする感触。そういう材質のフローリングなんだろう。だから床もきしむような音を立てるのだろう。でも住み始めた頃に比べて明らかに床が鳴る頻度が増えていると思う。それなのになんで私しか感じないんだろう。神経質なのかしら?気にしすぎ?

 

売主さんはリフォーム業者さんでアフターサービスの窓口があります。だから気軽に質問してもいいよね、と思ったら窓口の受付時間は月~金曜日の10時から18時まで。平日はフルタイムで働いている私にとってハードルが高かった。

 

それにアフターサービス保証内容に「床鳴りは除く」と書いてあるし、聞いちゃっていいのかなあ。

 

小心者の私はさんざん考えて問い合わせを躊躇して。。。でも子供たちのように放っておくのも不安で。

 

結局、このマンションを買ったときに仲介を担当してくれたL不動産の担当Mさんにメールすることにしました。家を買い替えるために内見を繰り返していたころ、毎週のように顔を合わせていたし、様々なアドバイスをしてもらったのでなんとなく聞きやすかったのです。

 

とは言え、すでに売買が終了して1年以上経っている。私はもうMさんのお客じゃないからメールの文面にはかなり気を使いました。

 

📩

L不動産 M様

 昨年4月に●●の売却と〇〇の購入で仲介をしていただいたouchisumikaeと申します。その節はお世話になりました。大変ご無沙汰しております。

 突然のメールで失礼いたしました。実はどうすればよいのか悩んでいることがあり、どなたにご相談して良いかわからず思い余ってMさまにメールさせていただきました。

 フローリングの床が所々ミシミシという感じの音を立てるのです。そんなに大きな音ではないのでそういう素材なのかと思っていたのですが、最近音の鳴る場所が増えてきたので、このまま放っておいてよいのか、何か処置をしなければいけないのかわからず不安になってきました。

 売主様のアフターサービス保証にはそり、浮き、剥がれは対象だけど「床鳴りは除く」と書いてあります。しかしインターネットで検索してみると床鳴りについていろいろな原因が書いてあり、不安が募ります。

 もう売買の仲介は終了しているので今更Mさまにお尋ねすべきことではないのかもしれませんが、どう対処すれば良いのか専門家の方のアドバイスをいただけたらありがたいと思いお尋ねいたしました。どんな些細なことでも結構ですので、何かご教示いただけると助かります。どうぞよろしくお願いします。

📩

 

 

お返事貰えるのかなあ…。返事が来ても慇懃無礼な感じかもしれないな。Mさんには関係ない話ですもんね。

 

さすがに過去の顧客に対して冷たい態度は示さないだろうけど。

 

きっと「弊社は管轄違いですので売主様にお問い合わせください。お役に立てず申し訳ございません」みたいなお返事だろうな。以前、かなりの回数のメールのやり取りをしていたから、Mさんの文体は何となく覚えている(苦笑)。

 

何もしないよりは少しでも動いた方がよい。メール送信完了。とりあえずお返事を待つことにしました。

フローリングの怪①

昨年の4月に今の住居に引っ越しました。住み替え先はリフォームされたマンションで、フローリング、壁紙は新しく張り替えられており、水栓やガスコンロ、トイレが新しいものに取り替えられていてピカピカ。快適な住まいです。

 

内見したときから気分が良かったのですが、「あれ?」と思ったこと。

床が柔らかいのです。歩くと足の裏がフカフカします。

 

それまで住んでいたマンションの床は硬かったので感触が全く異なりました。

それに家を買い替えるとき、20軒以上のマンションを見学しましたが、床が柔らかかったのはここともう1軒だけ。

 

本格的に新居を探し始めた頃にその1軒を見学したのですが、歩いてみて違和感があったので仲介業者のMさんに

「なんだか床が沈むような感じですね。うちと随分違うのですが」

とお尋ねしたところ、二重床なのかどうかで感触が異なるようなお返事だったような気がする。結局そのマンションはエントランスから部屋までかなり遠いこともあって、早々に候補から外したため、フローリングについて突っ込んだ質問はしなかったので、記憶がおぼろげでした。

 

で、今の住居ですが、見学するまでは別の住居が第一候補だったのがたまたま内見したら気に入ってしまい、その場で購入を決めた感じだったので、フローリングについて特に感じず質問もしなかったのです。

 

ちなみに購入を決めたときの記事はこちらです

ouchisumikae.hatenablog.com

 

そんな感じで勢いで決めた住居だったのですが、内見でも、家の採寸で見に行った時も、床が多少柔らかい感じだなという程度であまり気になりませんでした。

 

でも実際に住み始めてから、「ミシ」という感じに音が鳴る部分が一か所あることに気づきました。

「床がきしむのかな」「以前からそうなのかな」などと娘と話しつつも、大した音ではないからやっぱり気にしませんでした。

 

ところが今年の春にNHKで「正直不動産」というドラマが放送され、家探しで苦労した私は興味を持ち毎週楽しく見ていたのですが、気になる内容があったのです。

それは、購入予定のマンションの床がきしむような音を立てるのでそこを調べたら、下に水が溜まっていてこのままだと最悪床が抜けてしまう恐れもある欠陥住宅だったというオチの話。

 

俄然心配になってしまった。

新しく張り替えたフローリングなのにきしむような音がするのは、何か欠陥があるのか?

しかも、以前は床が鳴る場所は1か所だけだったのに、春を迎えてから音の鳴る場所が増えてきたような気がしていたので、余計心配になってしまいました。

 

子供たちに「床がミシミシ音を立てる場所が前より増えてない?」と聞いてみたら

「え?そう?前からこうじゃないの?」とあっさり言われて「私だけ?神経質になってる?」と思ったけど、本当にこのまま放っておいてよいのか心配で。

 

売主さんからいただいた「アフターサービス保証内容」を確認しました。売主さんはリフォーム業者さんなので、アフターサービスがついているんです。

 

すると「床フローリング貼」について「そり、浮き、剥がれ」を2年保証対象にしてくれることが書いてあったのですが。。。

 

備考欄に「傷、変色、床鳴りは除く」と書いてある😨

 

どうしようかなあ。。。悩む私。アフターサービスから除くということは、床鳴りは欠陥ではなく、よくあることだと解釈すればよい?

 

素人の私にはよくわからないから、アフターサービスの対象ではなくても売主さんに聞いてみるくらいいいのかな。

床のきしみは原因があるものなのか、それを調べなくて良いのか、気にする必要がないものなのか。

 

ネット検索すると、フローリングならよくあることのように書かれているものもあれば、補修したほうがよいというのもあって、何が真実だかわからず混乱してしまいました。

 

続きはまた改めて。

 

リフォームマンションは新築ではない

このタイトル、当たり前のこととは思いつつ、今更ながら実感しているので。

 

私は自分の住居を売って、新しく住む家を買いました。つまり売買を同時に行ったので、新居はすぐに住める家であってほしかった。

 

でも、新築は予算オーバーのため、中古住宅から候補を探しました。

すぐに住みたいから、リフォームされている家が理想。

 

でもね。リフォームと一口で言ってもいろいろあります。

 

SUUMOでおうち探しをしたとき、検索項目に「リフォーム・リノベーション」があり、チェック項目として4つありました。

  • 水回り設備交換
  • 内装(床・壁・天井など)
  • 共用部の大規模修繕工事
  • リノベーション

 

最低でも水回りは交換してほしかったので、一番上にチェックをつけて抽出。そこから新居の候補を探しました。

 

居住者が一部だけでも直していれば「リフォーム歴あり」としてデータに上がってくるので、いざ見学してみると水回りが取り替えてあるものの床が傷ついているし、ガスレンジ周りが汚くて「このままじゃ住めないわ」と判断したものもありました。

 

そして私が結局購入したのはリフォーム業者さんが売りに出していたリフォームマンション。業者さんが中古住宅を取得して、それをリフォームして売りに出す。こういうのを「買取再販住宅」と言うそうで、良質な住宅を流通させる意図で国が推進しているようです。

 

内見したときに床も壁紙も取り替えられていたし、ガスコンロやトイレも新しくなっており、とにかく全体がピカピカ綺麗で好印象でした。

浴室や洗面台、ドアなどの建具は既存のものを生かしているという説明も聞いたし、この状態なら文句なしと気にしませんでした。

 

「R1住宅適合状況報告書」というのも付いていて、リノベーション協議会が定める品質に適合しているとお墨付きがあり、不具合にはアフターサービス保証というものがあるから安心できる。

 

そうです。文句などないし気に入って購入したマンションです。

とは言え、住み始めるといろいろ感じることがあって…(苦笑)

 

カウンターキッチンのカウンターに傷がついていたり。まあこれは早い段階でわかっていたのですが、やはり家の中をよく見ると他にも少し傷んでいる部位は見つかりました。

カウンター

 

引っ越した時はそうでもなかったけど、新築から13年以上経っている中古マンションなので、ところどころ傷みが出てきますよね。

 

つい最近気づいたけど、トイレのドアをよく見たら、貼ってある板(?)がこんなふうに剥がれかかっていた。いつからこうだったんだろう。普通の使い方をしていたつもりだけど。

トイレのドア

 

住み始めて半年くらいたったころ、洗面台のボウル(水を流すところです)に黒い汚れが付いている、と思って拭き取ろうとしたらえぐれていた。

ネットで調べたら、傷を放置すると少しずつ水漏れしていくので放置するのはよくないと書いてあったので、補修用のボンドを買ってきました。

 

前の住居は20年ほど住んだのですが、洗面台に傷がついたことはなかった。ドアもこんなふうになった覚えはない。

 

前の住居は夫と共働きで買った5000万の新築マンションで高級感があったから、もともと材質とかが違うのかもしれないな。

 

あと心配なのは、ガスの給湯器が既存のものなんですよね。これ耐用年数はどのくらいなんだろ。ネットで検索してみたら国土交通省の定めは10~15年となっている。新築から13年以上経っているのだからそろそろマズイのでは?

 

ああ。。。これも取り替えておいてほしかったなあ(ワガママな私💦)

 

アフターサービスはリフォームされた部分の不具合に対して保証してくれるものだから、既存の部分は関係ないのよね。壊れたら自分で直すしかない。

 

新築マンションだったら定期点検みたいなものがありますよね。建具なども不具合は直してくれるし。まあ新築ならすぐに剥がれてくることはないでしょうけど。

 

他にも気になることがあるのだけど、長くなるので後日にします。

住宅買い替えにコロナは影響したのか?

私が家の買い替えを考え始めたのは令和元年で、実際に動き始めたのは令和2年の2月。

初めて内見したのが2月下旬、2回目の内見が3月下旬だったのですが、ちょうどそのころ新型コロナウイルスの話題が出始めた頃でした。

 

なので、当時話をしていた仲介業者さんとはコロナ感染の状況を様子見して

「少し間を空けてゴールデンウイーク中に家を片付け、訪問査定に備えます」と話していったんペンディング

 

そしたらついに令和2年4月7日に「緊急事態宣言」が出たんです。そのあと何回か発出されているから今はもう慣れたかもしれないけど、当時はまさしく未曽有の事態。

 

外出自粛とか…マスクの着用だって、その時点ではまだ着用してない人がいたのですが、一気にマスクだらけになった感じです。

好きなアーティストのライブも中止になったり、飲食店は休業したり、これからどうなってしまうのか不安な状況。

 

私の居住地は指定区域に入っていたので娘と「どうしよう」

「不要不急の外出は自粛したほうがよいとな」

「そもそもおうち見学させてもらえるのか?」

「今すぐ住み替えるわけじゃないしね。もっと様子を見ることにしようか」と先延ばしすることにしました。

 

当時担当してくれていた方が別の支店に異動したこともあり、家探しは休止状態に…。

 

ouchisumikae.hatenablog.com

 

緊急事態宣言が解除されて、さあどうしようと思っていた時に連絡をくれたのが、結局最終的に売買の仲介をしてくれたL不動産(アルファベットは任意のものです)の担当Mさんでした。

 

それから自宅の売却活動と新居探しが始まったわけなのですが、ゆっくりめの活動だったためなかなか具体的な話に進まず

「コロナの感染が心配する人が多いのも原因の一つかなあ…」と考えて気をもみました。

 

新居候補の内見希望で居住中の家には断られて(理由はそれぞれ違ったけど)、結局一度も居住者アリの家を見学できなかったし…。

 

感染したくないから接触を避けているとか、外から他人が入ってくると菌を持ち込まれそうで不安だとか、本当の理由を想像してしまいました。

 

私は自宅を訪問されるのが怖いと思わなかったけど、当時我が家に内見に来られた方は必ず玄関口で「消毒しますね」と自分に消毒液を吹きかけて、気を使いながら入ってこられました。

不動産業者さんも使い捨てスリッパを常備して、客に使わせていました。

 

あるとき、担当のMさんに質問したことがあります。

 

「コロナ騒動で不動産業界には影響が出ていますか?」

 

Mさんは「それがですね。私どもも緊急事態宣言が出てどうなるかと心配していたのですが、思っていたより影響がなさそうでして」

「それどころか問い合わせは増えているんですよ」

 

コロナの感染防止のためテレワークする方が増えたため、もっと広い家を求めたり住環境を考えるようになった人がいたり。

通勤しなくて良いから多少会社から遠くても郊外の地を求める人が増えたり。

 

自分の住処を改めて見直すきっかけになっているようだと。

 

「まあ見学されるお客様の中には、明らかに買い替えを考えていない冷やかしの方もいらっしゃいましたけど…」

「冷やかし?」

「はい。緊急事態宣言中の話ですが、お子さんのいらっしゃるご家庭で、遊びに出かけられない代わりに住宅を見学されるんですよ。気分転換にもなりますし…。」

「単なる冷やかしで買うつもりがないってわかるもんですか?」

「それはわかりますよ」とMさん不敵な笑み。その道のプロですもんね。ただ、我が家の内見に来られた方の中でも本気度の違いはなんとなく感じました。

 

そのあとはMさん多忙のため私の新居探しがキャンセルされたこともあったけど(苦笑)

 

内見したい!と希望を出しても進めてくれずイライラしたっけな。こんなときもありました。

ouchisumikae.hatenablog.com

 

 

それはともかく、結局我が家を購入してくださった方は東京の方で、郊外の広めのマンションを求めていたようで、コロナ禍であったことと私のニーズが合ってくれて無事に住み替えできました。

 

今現在もまだ終わらないコロナ感染ですが、不動産業界は以前より活発な感じですね。現在の我が家にも「売却しませんか?」というチラシが入ってくるし、以前住んでいたマンションの広告をたまに見ると、私が売却したときの価格よりもかなり高く売り出しているので「今ならもっと高く売れたかも」と少し複雑な気持ちになる😅

 

まあそのかわり、購入したマンションの価格も以前より上がっているのでプラマイゼロってとこかな。

確定申告した結果

今年の2月20日に確定申告を無事済ませました。なんと昨年支払った所得税が全額還付されることに。。。😲

 

住宅ローン控除で14万還付されることしか考えていなかったので、自分にとっては嬉しい誤算。20万以上の金額が戻ってくる!!!

 

10年ローンを背負った50代女で先が見えない私だから、もともと還付金はそっくり貯金するつもりだったけど、こんなに戻るなら少しくらい自分のために使っていいじゃないか。温泉でも浸かりに行こうかなあ。ささやかだけど夢が広がります。

 

でも税務署の方には「還付されるまで2~3か月ほどかかると思ってください」と言われたので、気長に待っておりました。

 

そしたら3月の下旬に税務署から一枚のハガキが届きました。

目隠しシールを剥がすと「国税還付金振込通知書」の文字。

ついにキターーーーー!思ったより早いじゃないの。税務署さんありがとう♪

 

アナログな私は早速銀行へ行って記帳しました。「国税還付金」の文字と還付金額がくっきり印字された!確かに入金されている!

 

いやあ…ありがたい。

 

一応予定通り15万を定期預金にして、残りのお金で箱根の温泉に浸かりに行ったり、京都へ一人旅(1泊ですが)したり、日常でちょっと足りないときに使ったりしたら順調に減りまして、現在7千円しか残っていません(苦笑)

 

これで税金関係の話は終わりかと思っていたのですが、6月に入ってさらに驚くことになりました。

 

住民税です。

 

私は勤め人なので、住民税は毎月お給料から引かれています。毎年6月になると職場で住民税の「特別徴収額決定通知書」というものを渡され、6月の給料から来年の5月まで給料天引きになる住民税の額を知らされるのです。

 

何も考えずに開いてみると、市民税も県民税も0のオンパレード😲

毎月の納付額も0が続いており。。。

一番下に「特別徴収額はありません」と印字されていました。

 

ええ?マジですか?

 

見間違えかと思ってじっくり読んでみる。

 

総所得金額 0

課税標準  0

特別徴収額 0

 

わわわ。やっぱり0ばかり。

 

本当にアホな私は意味が呑み込めていなかったのでネット検索して考えました。結局こういうこと?

 

  • 譲渡損失を申告したことで令和3年度の私の所得額は0円になった
  • そのため所得税も0円となり、支払った金額が全額還付された
  • そして前年の所得額が一定の金額以下だと住民税は非課税になるそうなので、私には住民税がかからない

 

理屈ではそういうことだし、特別徴収額は0円と通知されたのだけど、「本当にお給料から引かれないの?」とアホな私は一抹の不安を抱えていたのですが、6月分の給料明細を貰って真っ先に確認したら、住民税の欄は「0」になっていました。

 

本当だった!

 

5月まで約3万円の税金が引かれていたので、その分手取りが増えることになります。

こんな恩恵を受けられるのは今のうちなので、差額分を貯金することにしました。

1年で30万くらい貯まることになるからこれは大きい。

 

確定申告が住民税に影響することを知らなかった私にとっては予期せぬ喜びでした。無知は罪だね。つくづく思いました。

住宅の買い替えに伴う確定申告⑦~ついに終了したぞ~

この前に申告相談するまで譲渡損失のこと全然わかっていなかった。

 

自宅を売却したから収入があったけど、買ったときより安く売っているので利益は出ていないからこれ以上税金を払わされることないわ、という程度しか思っていなかったのです。

 

税務署から届いたハガキにも「譲渡所得(利益)が発生している場合などには、(中略)確定申告が必要です」としか書いてない。じゃあ利益が発生してないから申告しなくていいのかなと思いましたもの。

 

まさか買い替えでマイナスになった金額を私の収入と相殺することができるなんて。いやあ~思いもよらぬ話でありがたい。

(自分の無知を棚に上げていますね💦)

 

その時の記録がコチラ

ouchisumikae.hatenablog.com

 

前回の相談に対応した方がそのときメモを書いて「次回これを見せれば概要がわかりますんで」と渡してくれたので、それをお見せしました。

 

一度確認しているから話は早い。必要書類をチェックしながらサクサク進んでいく。

 

「じゃあこれで大丈夫ですね」持ってきた書類をまだ全部見ていないのに次に移りそうな感じになったので

「あの。戸籍の附票もとってきましたが」と慌てて差し出すと

「これは結構ですよ」

「え?売った家にずっと住んでいたことを確認するために持ってくるよう言われたのですが。。。」

「売却されたときの契約書にこの住所が載っていますから大丈夫ですよ。売るときまで住んでいたことになりますから」

売買契約書に売主の住所、氏名の欄がありまして、確かに私はその住所を書いている。だってそこに住んでいたもの。

「そうですよね。なんで附票を出すように言われたんでしょう」

わざわざとってきたのに不要だなんて。なんだか呑み込めずにぶつぶつ言ってしまいましたが、税務署のおじさまは全く耳を貸さず話を進めていく。

 

あとで考えたら、以前のやり取りの時に売却したときの売買契約書を持っていなかったし、私は「住民票を先に移した」と言ったので誤解が生じたのかもしれませんね。

 

「それじゃあこれで必要なものは揃いましたので、ちょっと場所を変えます。こちらへ」

と案内された場所にはパソコンがずらっと並んでいました。

 

「これからこの者に申告を引き継ぎますね。パソコンに打ち込むなどしますんで」と紹介されたのはまだ20代?と思われる若い男性です。

「これから一緒に申告作業をしますのでよろしくお願いします」と爽やかに挨拶されました。

 

バトンタッチ後、てきぱきと書類をチェック。キーボードをぱちぱち叩きながら私に「この内容でいいですね?」と確認しながら進んでいきます。もうすっかり私はお任せ状態。

 

「還付口座はご自分で入力していただけますか?」と言われたので通帳を取り出し入力。ここに還付金が振り込まれるんだ。口座番号が間違ってないか何度も確認してしまいました。

 

若そうだから経験が少ないとかない?大丈夫?と最初ちょっぴり不安だったのですが、とても落ち着いていたし、時々近くの職員さん(?)から「こういった場合どうするんだっけ?」と聞かれて教えたりして、めっちゃデキる感じ。

 

うちの息子もこういう風に育ってほしかった。うちの娘はこういう人と結婚してくれないかな(心の声)

 

「はい、終わりました。税金全部戻ってきますよ」と笑顔まで爽やか。

「わあ。ありがとうございます」私もつられてニコニコしました。

 

「今回引ききれなかった損失は来年に繰り越せますから、来年も必ず申告して下さいね。そのときは今回の控えをお持ちください」

「来年からローン控除は職場の年末調整でやっていただいて、来年の確定申告ではその源泉徴収票も持ってきてくださいね」

「今後のために電子申告用のIDも発行しておきますね。今日の控えも全部まとめて、一緒に保管しておくといいでしょう。なくさないようにしてくださいね」

 

事細かに説明してくれる優しい若者でした。丁寧にお礼を言って後味よく税務署を出ました。結局11時30分の予約から終了は13時40分くらいで、申告に2時間以上かかったけど、税金が戻ってくるならこれくらい仕方ない。

 

娘と落ち合ってランチ。お互いにお腹がペコペコだったので、やよい軒でしっかりした定食をがっつきました(笑)